2020年2月23日
おはようございます
ブラジルのリオデジャネイロからです
今日はせっかく世界最大規模のマラカナンスタジアムの横に泊まってるのでスタジアムの中を見学できるスタジアムツアーに行きたいと思う
スタジアムツアーとは言ってもガイドありとガイドなしが選べるので、ポルトガル語や英語が苦手な人はガイドなしにして自分で自由に回る事もできる
こちらのブースでチケットを購入
僕は説明を聞くよりも自由に好きな所で好きなだけ写真を撮ったり、時間とルートを自由に使える方が好きなのでガイドなしのチケットを購入
これが購入したガイドなしのチケット
オープンと同時に入ったのでまだ人はほとんどいない
チケットチェックを受けて中に入ると4組ほどの欧米人が既に中にいた
入り口を入るとすぐに展示室になっている
このマラカナンスタジアムで行われた小さなカップ戦からワールドカップまで様々な大会で使用されたボールやスパイク、大会の資料などが展示されている
これは2014年のブラジルワールドカップのマスコット
確かアルマジロをモデルに作ったマスコットだっけ?
そして展示室には歴代のブラジル代表の足型が取られていたり、誰でも知ってるような有名な代表選手のユニフォームなどが多数展示されている
これはサッカーファンからしたら宝の宝庫だな
1938年のユニホームなんかも飾られていた
この汚れ具合、年季の入り方
もう最高
一通りの展示を見て終わったらいよいよスタジアムのピッチへ
これが78000人以上を収容できる南米最大のスタジアム、マラカナンスタジアムだ
ブラジルでワールドカップが行われた時はいつでもこのスタジアムが決勝の舞台になってるので覚えている人も多いだろう
ただ何故かあれだけ強いブラジル代表がここでワールドカップの優勝を決めたことがない
オリンピック代表では2016年に自国のオリンピックでPK戦の末に初優勝を決めたが、1950年に開催されたワールドカップブラジル大会の決勝ではウルグアイに逆転負けを喫して優勝逃した
このことは今でも「マラカナンの悲劇」と呼ばれブラジル人の心に深く刻まれている
ちなみに先ほど78000人以上を収容できるスタジアムと言ったが、以前は20万人もの収容人数を誇っていた
ただ1992年に観客のいるスタンドが落下する事故があり収容人数を大幅に削減した
さらに昔、日本最強の柔道家と言われた木村政彦がグレイシー柔術の祖であるエリオ・グレイシーと果たし合いをして「木村ロック」と呼ばれたアームロックで勝利したのもここらしい
本当に様々な歴史が詰まったスタジアムだ
パノラマでも撮ってみた
これでもかってほどデカくてカッコいいスタジアム
やっぱり海外を旅してる最中のスタジアムツアーはいいもんだ
僕にとっては南米初のスタジアムツアーだ
ガラスの向こうはVIPのラウンジかな?
車椅子の方専用のスペースも完備
うん ここは完全にガイドがない方がいいな
本当に自由に動き回れて自分の好きなところに好きな時間入れるからこの方が楽だ
さて次に向かったのはインタビュースペースとミックスゾーン
監督が試合後の会見を開いたり、試合に出た選手がインタビューを受ける場所だ
普段大きな大会がない時はここはフラメンゴやフルミネンセというチームが使っている
このインタビュースペースはフルミネンセのものですね
ペレの足型にジーコの足型
最後にもう一度展示スペースを見たらお土産物屋に寄ってから出口へ
お土産物屋は小さなスペースだけどユニフォームから生活雑貨まで色々売っている
サッカー日本代表にとってワールドカップの優勝はチャレンジ
でもブラジル代表にとってワールドカップの優勝はもはや義務
あれだけすごい選手たちだけどものすごいプレッシャーを背負って戦ってるはずだよな
いつか僕らが生きてる間に日本代表がワールドカップの決勝に立つような日がくるんだろうか
そんな日が来ればいいな
そう思いながらマラカナンスタジアムを後にした
マラカナンスタジアムの外に出るとたくさんの地元の人がウォーキングやランニングを行っていた
暑いので上半身裸でランニングしたり歩いてる人はたくさんいる
こっちでは誰もそんなこと気にしたりしない
スタジアム周辺は夜になると人の姿が消えるので夜は決して安全とは言えないけど朝や昼間はむしろ健全な人たちばかりだ
スタジアム見学が終わった後、今日はまだ観光に行く場所がある
それはリオの観光地といえばココっていうくらい有名なコルコバードのキリスト像の丘だ
僕は昨日の夜シャワーを浴びる前に宿でコルコバードのキリスト像に浮かぶチケット予約をしておいた
まずは地下鉄に乗ってコパカバーナビーチの方に向かう
ブラジルに来て約2週間経つけどずっとジャングルにいたので初めての地下鉄だ
これが色んな人がスーパーデンジャラスと言うリオデジャネイロの地下鉄か
どれどれ どんな北斗の拳に出て来そうな猛者が乗ってるんだ?
なんかいた(笑)
ピカチュウもいた
もうあれだね リオのカーニバルの最中は地下鉄が仮装大賞のコンテスト会場みたいになるんですね
地下鉄に乗ってる地元の男性の3分の1ぐらいが上半身裸(笑)
リオの地下鉄危ないどころか超絶に面白かったわ
コパカバーナビーチに着いたらまずは自分が乗るバンを探す
コルコバードのキリスト像は思った以上に高い丘の上にある
なのでほとんどの人が自力で歩いて行ったりはせずに送迎付きのチケットを購入する
僕が買ったチケットもコパカバーナビーチからコルコバードのキリスト像まで行き、帰りもコパカバーナビーチまで送ってもらえるチケットだ
これが購入したコルコバードのキリスト像の敷地に入るチケットと往復の送迎を兼ねたチケット
送迎がある為いつ行ってもいいというものではなく、しっかり30分刻みで時間が決められている
僕の買ったチケットはお昼の13時半にコパカバーナビーチのPraça do Lidoという公園の前に集合だった
僕は自分のバンを探すのに手間取ったので車に乗り込んだのは出発時間の3分前
結構ギリギリだった(汗)
僕とその他の観光客を乗せた車は最初はリオの街を走り、すぐに山道に差し掛かった
中には歩いてキリストの像まで行く人もいると聞いてはいたが本当に途中で数人見かけた
でも思ってる以上に坂道は長い
車で走ってても長いと思うぐらいだからよくこれを歩くなと感心した
あとこれは有名な話だがコルコバードのキリスト像まで行く山道は強盗が出るので有名
キリスト像に行く人の車がしょっちゅう行き交う道なので昼間は問題ないと思うが暗くなってからその山道を一人歩きするなら注意が必要だ
到着した僕らは上の写真の建物の前で降ろされる
この建物の中に入ってまずはチケットチェックを受ける
チケットチェックを通過したらまたここから小さなミニバンに分けられてキリストの像の前まで送迎されることになる
その前に待ち構えているブースは観光地に多いこの合成写真だ
こういうの一人で海外旅行をしてたら絶対に買わないよなぁ
そして10人ずつミニバンに振り分けられるとそこから坂道をさらに登りいよいよキリスト像の麓に
思いっきり背中見えて来た
これだ 写真で見たことある人も多いんじゃないだろうか
日本にいる時からリオに来たら一番来たかった場所
少し曇り空だけどなんとか到達出来たぞ
それにしても凄い人
リオのカーニバルだから世界中から人が集まっているため混むのは当たり前なんだけどもうソーシャルディスタンスもくそもないですね
まあこの時はまだソーシャルディスタンスという言葉自体ニュースでも流れてなかったけど
歩いて急斜面をこの高さまで歩いてきてる人たちは本当にタフ
今朝行ったばかりのマラカナンスタジアムも見える
こんな山上にこんなにも大きなキリスト像を立てるなんて
さすが国民の90%がカトリックの国
意外かもしれないけどブラジル人思った以上に信仰深いです
この写真はキリストの像の下の台座の中
多くはなかったけどここで祈りを捧げて帰る人もいた
ちなみに帰る時は敷地内のレストランの中にある窓口に自分がどこから乗って来たのかを告げて番号をもらう必要がある
それがこの窓口
そして下の写真が番号札
帰りの送迎は好きなとこまで送ってもらうとかは出来ない
あくまでも乗ってきた場所まで送り返してもらえるというシステム
そのため帰りの送迎といっても人によって場所が違うので自分が帰る場所まで行くミニバンに人数が揃うのを待たされる
テレビモニターに自分の番号が映し出されたらバンの乗り場に移動すると送ってもらえる
車で送ってもらって夕方前にコパカバーナビーチに戻ってきました
昼間よりも人出が増えている
コパカバーナビーチは歩行者天国になっており道端では様々なブラジルのお土産が売られている
公式ではない偽物のブラジル代表のユニフォームはもちろん、ビーチで使えそうな砂浜に敷く布や自分用に持って帰るお土産まで様々
ここがブラジルで一番有名なビーチ
全長4 km 以上に及ぶ弓なりに曲がったビーチだ
ビーチ沿いの道には高級ホテルや観光客向けのレストラン、コンドミニアムが立ち並ぶ
砂浜では地元の若者がビーチバレーやビーチサッカーをして楽しんでいる
アイルトン・セナもいた
今の若い人はセナとか知らないかもな
それにしても本当に賑やかで活気のあるビーチだ
ただでさえブラジル人は明るくて人がパワフルだから嫌が応にも賑やかになる
さらにリオのカーニバルで盛り上がる雰囲気がこの賑やかさに拍車をかける
誰もが一様に楽しんでおり、人生を楽しんでいるって感じだ
ここは人々が生きてるって事を楽しみながら確認出来る場所
いくら騒いでも踊っても誰にも怒られない
ハメを外して楽しむくらいが調度いい街なのだ
ふと道路に大きなブースがあるのに気が付いた
え?これって・・・
マジか これガソリンスタンドにある洗車するやつだろ(笑)
ぜひ動画でもご覧ください
上の動画見ました?
こんなテンションのビーチが4kmも続いてるんです(笑)
なかなか濃い国でしょ?
ここでは50人以上の人がスリラーを踊ってた
ヤベェこの街
無茶苦茶だけど楽しすぎる
昨日の夜この街に着いた時は財布盗まれてあんなだったのに今日はこれもん
何なんだよこの振り幅は
世界中の歩行者天国を歩いて来たけどここまでインパクトのあるホコ天は初めてだ
パワー溢れてくる街だなぁ
赤ちゃん可愛過ぎ
メキシコの死者の日でもそうだったけど子供の仮装の可愛さには何者も勝てないと思う
少し疲れたのでビーチ沿いの道から一本街中に入って地元のチェーンのカフェで休憩
wifiサクサクのカフェで空調も効いてるので快適
軽い食事を済ませたら再びコパカバーナビーチ沿いへ移動
何だろこの人達 今晩のパレードに出るのかな?
この頃からビーチ沿いの道に統一した服装を着ているグループが増え始める
自分たちで楽しんでユニフォームを作っているだけなのか、夜のパレードに出る人たちなのかはわからないけど所々でそういうグループが目に入る
ちなみに僕がリオのパレードを見るのも今晩だ
今日の夜からリオのカーニバルの第一部のパレードが始まる
これを見るためにわざわざブラジルに入国してアマゾン川を渡ってリオデジャネイロまで来たんだよな
リオの街のテンションは夕方になっても下がるどころか夜にかけてどんどん上がっていく
車の上からマイクで歌を歌う人がいてそれに合わせて信じられないぐらいの人数が道路をふさぎながら踊っている
間違いない ここは僕が世界一周で見てきた中で一番賑やかでパワフルな国
普段日本で会社勤めで働いてる普通の人がいきなりここに来ると絶対テンションについていけないと思う
続けて今晩のリオのカーニバルの事も書きたいところだけどちょっと長くなるので続きはまた明日