僕が風俗店で勤務中に逮捕された話

2020年8月17日

今日は僕が風俗店で働いてる時に逮捕された時の話をしてみたいと思う

前日からの続きなので内容が分からない人は2つ前の記事から読んでください

僕は梅田店での1年ちょっとの勤務後、新しく大阪にできる新店のオープニングスタッフに選ばれ新しいお店に移り開店準備を始めることになった

他の店舗からも寄せ集められた数人の男子スタッフと社長と共にこれから約1ヶ月半でお店を完成させる

そう 社長も付きっ切りなのだ

お店がオープンするまでほぼ家には帰れないので今日から毎日気の抜けない合宿のような日々が始まる

新しいお店の形態は今回もファッションヘルス

タオルのリースなど使う業者は今までと変わらないが、備品を揃えてお店の料金表を作りなど一から全部自分たちでやる

部屋の中に女の子の荷物や仕事で使う部品などを置く棚を揃えるところから、仕事で使うタオルは部屋の中のどこに置くか

個室の中に無雑作にタオルを置いておくのも見栄えが良くないのでバスタオルを入れる収納ボックスを購入してはどうだろう?とか

では畳まれてるバスタオルを入れるにはどのぐらいの大きさの収納ボックスが必要になるのか?

畳んだバスタオルの寸法を測りそれをホームセンターに買いに行って、希望のサイズがなかったら近隣のホームセンターやリサイクルショップを片っ端から調べて一つ一つ電話をかけて僕らの希望する大きさの収納ボックスがあるかを確認して行く

そんな細かいところから新店の宣伝の広告づくり、女性求人、実際に受付をしてお客さんはを待合室に案内し順番が来たら女の子の部屋に通すまでのシュミレーションなどを同時進行で確認しながらお店を作っていく

朝から毎日ホームセンターに買い物に行って、風俗雑誌の業者を呼び求人広告の打ち合わせをして 、店の中に事務所も必要なので店内の一室を事務所に改造していく

お店の立ち上げは本当に大変だった

毎日社長に叱咤激励されながら緊張感の中、朝の8時から夜中の2時まで働く

休日はない

たまに僕らの状況が大変だと聞いた系列店の店長やスタッフが差し入れを持ってくるついでに開店準備の様子を見て少し手伝ってくれる

もちろんその人達は1〜2時間手伝って帰るつもりで来てる

でも社長は強引な人だったのでそうやって差し入れを持って様子を見に来てくれたスタッフにも仕事を手伝わして2〜3日、長ければ1週間も他店舗のスタッフを拘束してオープン準備を手伝わす事が普通にあった

そんなもんだから系列店のスタッフも怖がって徐々に誰も来なくなった

当時グループ内では僕らの準備している新店は一度行ったらなかなか帰って来れないので「網走刑務所」と呼ばれていた(笑)

オープン日も決まり宣伝も先に大々的にうって、あと数日でオープンという時にちょっとした事件が起こった

社長は以前の記事でも書いたとおりもう思いっきりモロのヤクザ上がりの人だったんだけど、この新店の準備期間内にも数人のスタッフが殴られてるのを見てきた

僕はこの準備期間中一度も社長に殴られたことはない

要はそういうヘマをしてこなかった

でもある日僕のちょっとした言動が社長の逆鱗に触れることになる

スタッフの中に僕より歳が2つ上だけどちょっと正直仕事的に使えない人がいた

その人は僕より先にこのグループで働いていた人 

あと数日でお店がオープンということで皆な人に言われなくても自分から仕事を見つけてテキパキ動いてる時にその人は何をしていいのかわからないからか手持ち無沙汰で突っ立っていた

そこで僕が社長の前でその人に「やること無いんなら、これやっといてください」と言って仕事を振った

その瞬間に僕は社長に胸ぐらを掴まれてお店の中のロッカー室に引きずり込まれた

「オイ、お前さっき何したんじゃ?お前が注意したり、お前が仕事振り分けたりするかい?お前いつからそんな偉なったんじゃ」

そう言って社長は僕をロッカーに叩きつけ、僕の腹に膝蹴りを入れた

さらに腹にパンチを一発入れられた

あと数日でお店がオープンなのでスタッフが顔にアザを作って仕事してるとお客さんからの見た目も悪いのでそこだけは考えて顔を殴らないようにはしてくれてるみたいだ

社長お気遣いありがとうございます(笑)

ただそのぶん腹は思う存分に殴れる

僕の腹を数発殴ったあと社長は「すぐに仕事に戻れ」と言ってロッカーの中で倒れてる僕を置いてさっさと出て行った

殴られた腹の痛みよりも急に社長に殴られたショックの方がでかかったな、その時は

皆さんはこれを読んでどう思っただろうか?

パワハラだ 暴行罪だ いくら風俗の業界だからといってやりすぎだと思われただろうか

でも僕は社長を恨んでいない 

僕が仕事を振った人は先輩ながら正直あまり仕事ができる人ではなかった

でもだからといって僕が何か言ったり僕が仕事を振らなくても、みんながテキパキ自分で仕事を見つけて働いてる中で何もしなかったきっと社長が自分で怒っただろう

社長が目の前に居るのにその目の前で社長の代わりに僕が指示をしたのは僕のミス

社長は関西の某有名暴力団にいた人

そこでがっちり礼儀礼節と縦社会というものを叩き込まれてきた人だ

その社長の前で僕がぶっきらぼうに先輩に対して仕事の指図をしたことが社長の逆鱗に触れたのだ

社長という人間の気質や背景を考えて行動できなかった僕が馬鹿だったのだ

確かにこれだけでロッカー室に連れ込まれてボコられるというのは一見理不尽にも思える 

開店準備が始まってしばらくした頃には殴られるのはもちろん、中には灰皿を投げられてる人もいた

それを見て僕は「ああならないように気を付けなければ」と思っていた 

でも僕自身この一か月半社長と一緒に働いて、少しずつ社長にどこか慣れてしまっていたところもあったと思う

その油断と気の緩みから出てしまった行動

郷に入っては郷に従え

ここでは社長の礼儀が正義なのだ

殴られたことに腹を立てるんじゃなく、 勉強させてもらったと思って自分を律せればいいだけの事

その日の夜、僕は事務所で一人で晩飯を食べていた

全員で飯を食べるとかではなく、誰かが飯を食べてる時は誰かが動いていないといけない

そのためローテーションでひとりひとり時間別に食事をとるのだ

そして僕が一人で飯を食べてる事務所に社長が入ってきた

今日の昼間殴られたところなので非常に気まずい

でも殴られてから社長とまだ何も話してなかった

僕は箸を止めて社長の前に行き「昼間は申し訳ありませんでした ご指導ありがとうございました」と礼を言った

ヤクザ映画みたいな世界と思うかもしれないが当時の風俗の業界なんてこんなもんだったし、 僕自身もう何度もそういうシーンを見てきて慣れてしまってたので殴られたことに関しては別にどうこう思ってなかった

社長は僕に「まあ座れや」と言って社長自身も僕のテーブルを挟んで向かい側に座った

社長が言った

「よう考えたらお前とこうやってテーブル挟んで座るのは、ミーティング以外では俺がお前を社員に誘った時のあのトンカツ屋以来かもしれんな」

確かにそうだった

社長は忙しい人だし普段はお店に顔なんて滅多に出さない

だいたいは本社の事務所にいるか社長自身の用事で外に出ていることが多い

そんな社長がこの1ヶ月半僕らと一緒に泊まり込みでこの新店の準備に取り掛かっている

この新店にはこの人も賭けてるんだろうな

「腹は痛むか?」

「いえ、今はもう」

「何で俺が怒ったかわかってるな? アイツにはアイツで俺から言っておく

でもお前が仕事をしてる上でまだ余裕があるんだったら黙ってあいつの分も仕事したったらいい 俺はちゃんと見てるから

ここには俺も店長もいる ここでお前が他のスタッフを叱ったり仕事を分け与えてたりするのはお前の仕事じゃない それはお前が店長になった時にお前のカラーを出したらええ」 

社長はその他にも僕のダメなところをはっきりと指摘してくれた

これはきっとありがたいこと

普通の人が体験しないような業界で怖い社長に常に目を光らせられ風俗店をゼロから作っていく

貴重な体験をしているはずだ

ただ毎日黙々と働くのではなく学ばなければ

そしてみんなで泊まり込みで朝から晩までフラフラになって働き、1ヶ月半後に僕らは見事オープンを迎える

時には社長に殴られ、つらい毎日だったけど僕にとっては何もないゼロから風俗店を作り上げるという経験は大きなものだった

そうしてお店を予約立ち上げて一週間が経過したところで社長から初めて一人一日だけ交代で休みを取ることを許された

1ヶ月半ぶりに帰る京都の自分の部屋

ちなみに付き合ってた年上の彼女とは梅田の系列店に勤め始めた頃に別れていた 

だから僕はこの時京都で一人暮らし 

一か月半ぶりに家に帰ると部屋がどうなってるか分かります?

まず部屋を開けた瞬間、玄関が郵便物の封筒で埋まってます

そしてトイレに行くと便器の中の水が干上がってます(笑) 

テーブルの上も見事に埃が溜まってる

一か月半ぶりの休みもまずは部屋の掃除から

そして短い1日の休みが終われば次の日はまた朝から新店に泊まり込みで仕事 

社長もオープンして順調な2週間を見届けて本社に戻って行った

そうしてまた2週間ほど泊まり込みで仕事をした時に新店の店長が「オープン以来お店も順調だしみんな疲れてるからまた交代で一人一日だけ休みを回そうか」と言い始めた

当分休みなんてまた無いものだと思ってたので僕らは嬉しくてみんなでジャンケンをして、休む順番を決めた

僕は3番目

前の2人が休みを取ってついに僕がその日の仕事を終えて明日は休みという日

みんなに「また明後日なー!」と言ってお店を出て電車に乗って京都に戻った

今晩と明日は久々に自由な時間

夜久々にアダルトビデオでも見たくてレンタルビデオに行き、AVを3本ほど借りて自分の部屋に戻り、溜まってた洗濯物を洗濯機に放り込み洗濯を始めた頃だった

僕の携帯が鳴った

働いている新店からだった

電話に出てみると僕の同僚が電話口で「今社長が来てる。ヤバイ。すぐにお前を店に連れ戻せと怒ってるから今から店に戻ってきてくれ。」と言った

え?

「いや、俺明日休みだからつい2時間ぐらい前に京都の自分の部屋に帰ってきたところやで?一体何があったん?」と聞いた

同僚は「今回のスタッフの休みの件で、すでに店長が社長に殴られてる。とりあえず戻ってきてくれ」とだけ言った

時計を見るともう夜の23時半

今からまた準備して電車で大阪に行くにはもう終電に間に合わない

戻るならもう大阪までタクシーを使うしか無い

とりあえず電話をかけてくれた同僚に「分かった、今からできるだけ早く戻る」とだけ言って電話を切り、仕事着をカバンに詰めてさっき借りてきたばかりのAV 3本を速攻でビデオ屋に返しに行く

店に戻ったらまた次いつ家に戻れるかわからない 今返しに行かないと延長料金がどんどん溜まってしまう

ビデオ屋のレジの女の子にこいつさっき借りたばかりの3本の AVをこんなに早く返しに来るってどんだけ早いんだよ?みたいな顔をされながら速攻で返却しその足でタクシーを捕まえる

けど「大阪市の〇〇まで」と言うと夜も遅いし遠すぎると乗車拒否される

2台目に拾ったタクシーが「私が大阪まで行く事はで出来ないけど、夜タクシーが溜まってる場所があるのでそこに行って聞いてあげるね」と近所のタクシーが数台止まってる所に連れて行ってくれて運転手が交渉をしてくれた

決まった金額は1万5000円

これで今から大阪まで送ってくれるという

選んでられないのでそれで了承してすぐにタクシーで夜中に大阪に戻った

夜中の1時半に戻った店舗の中は殺伐とした雰囲気が漂っていた

そして眼鏡をかけてるはずの店長が眼鏡をしていない

顔が少しだけ腫れている

さっき僕に電話をかけてきた同僚がいたのでそばに行って小声で「おい、戻って来たんだけど何があった?」と聞いた

同僚は椅子の上を指差しながら 「お前がおらん間に社長の嵐が吹き荒れたんや」と言った

椅子の上には店長の割れた眼鏡が置いてあった

たまたまこの日の夜社長が久しぶりに顔を出しに来たらしい

社長の許可なく勝手に僕らに休みを取らせた事が怒りをかった 

どうも社長怒りのあまり顔面パンチいったらしい(笑)

状況は把握できたけどみんなに休みをくれようとしたことで店長がグーパンチされてメガネを割られている

とりあえず店長に詫びを入れに行かないと

そしてああこれは殴られるなと思いながらも社長にも謝りに行かないといけない

まず店長に謝りに行ったが店長は「俺の判断やし俺の責任や」と言った

メガネを割られたことは不満そうだったけど僕には特にそれ以外何を言うでもなかった

次は社長

今戻りました、すいませんでしたっと言うと社長は時間が経ったからか意外に冷静で「お前なぁ 今そんなみんな休んでる場合なんか?」と30分ほど僕に説教をした

あぁ厳しいな、 マジで休みないな、AV見たかったななぁ・・・

そんな風に思いながら泊まり込みで働き詰めで次の休みがもらえたのは結局1ヶ月後だった

そうして全スタッフが週に一度の休みがもらえるようになり、数ヶ月が経った頃に突然事件起こった

朝いつも通りお店をオープンしてお客さんが数人入り、今日も朝から順調だなっと思いながらお店の中の事務所で女の子の成績になる指名の数を集計している時だった

急に廊下が騒がしくなった

誰か数人が廊下で大声を出している

もしかして客とスタッフがモメてるのかなと思い事務所のドアを開けて廊下に出た

その瞬間スーツを着た10人以上の男たちが目に入った

そんな中の一人がいきなり僕に指を刺して大きな声で言った

「あいつもだ!あいつも捉えろ!」 

次の瞬間事務所に3人の男がなだれ込んできた

絶対に警察だ 警察が入ってきた

事務所に入ってきた3人の男は警察手帳を見せながら「警察じゃ 大人しくせんかい」と怒鳴ってみせた

自己紹介されなくても分かってますっと思いながら立っていると、そこに店長が警察に背中を小突かれながら連れてこられた

そして僕は3人の警察にいの一番に手錠をかけられた

店長じゃなくて僕が一番(笑)

僕ね、身長180センチ以上あるんですよ

当時体鍛えていたので体格もそれなりだったんです

たぶん警察はずっと張り込みしてる時から対象者の体を見ていて、誰に一番に手錠をかけるか決めてたと思います

もし暴れられたら一番手がつけられそうにない僕から綺麗に手錠をかけられました

ただこの時頭の中で僕が考えてたのは手錠をかけられてどうしようとかではなく「罪状は何なんだ?」という事

その後に僕が知った事実は衝撃でちょっとショックだった

結論から言うとなんと僕らの新店は無許可で営業してたのだ

お店の事務所には風営法の許可書が額に入れて置いてあった

あまり気にしてしっかり見たことがなかったのだがその許可書はなんと料亭の許可書だったのだ

風営法って種類がいくつかあるんですよ

極端な話、ゲームセンターやパチンコ屋なども風営法で営業してます

でもうちの社長が取った許可書は料亭の許可書

なぜこうなったかと言うと僕も当時京都や大阪では今から新しい風俗店の店舗を建てることが出来ないとすでに聞いていた

つまり土地を買ってそこに建物を建ててここで風俗店やります!っていうのはもう出来ないのだ

あくまで既に既存の風俗店営業許可の権利を持っているところでしか風俗店はもう経営できませんということになっている

つまり今以上風俗店の数を増やしたくないのだ

店舗型では新しくいちから作れないから店舗型ではなく派遣型のデリバリーヘルスなどが世に出回っているのだ

でもウチの社長は賭けに出た

大阪に「飛田新地」という有名な風俗街があるのをご存知だろうか

料亭の入り口に女の子が座っていてその子が気に入ればお金を払ってその建物の2階でセックスをする

いわゆる置屋ですね

女の子を選んでさっとする事だけして出てくるので地元の人からは「ちょんの間」とも呼ばれている

でも飛田新地というのは表向きは料亭ということになっている

昔からの赤線地帯の名残りで料亭の許可で風俗街が成り立っている

たて前上は「料亭の中でたまたま知り合った男と女が恋に落ちてそこで結ばれただけ」という事になっている

ソープランドも建前上「お風呂屋さんで知り合った男女がたまたま恋に落ちて結ばれた」って事になってますよね(笑)

社長はそれと同じ許可で新しい店舗型の風俗店を作ろうとした

これがまかり通ればこれからも店舗型の新店を増やしていけるからだ

でも、さすがにそこまで甘くなかった

社長はお店をオープンして半年が経った頃もう賭けに勝ったと思っていたかもしれない

でもその頃にはすでに警察からの内偵調査が入っており、僕らは家に帰る時も警察にずっとつけられてたらしい

1ヶ月も前からずっと全スタッフが張り込まれていたのだ

こうして11月の寒い朝、僕らは手錠をかけられさらに腰縄をつけられて護送車に乗せられ逮捕された

護送車に乗せられる時はお店の周辺の人たちがザワついて僕らを見て、 「風俗店の店員らしいよ」と小声で話をしてるのが聞こえてきた

男子スタッフはアルバイトも含め全員パクられた

ちなみに先に言うと前科はついてません

詳しくない人が聞くと逮捕=前科と思ってる人もいるかもしれないが、逮捕っていうのは裁判所に出してもらった逮捕状をもとに法的に身柄を拘束することだけを示す

逮捕されると警察の取り調べがあって、取り調べで作った調書を元に検察官が起訴するかどうかを決めるのだ

料亭の許可で営業してたのを知ってたのは社長以外は店長のみだった

そして今回、現場責任者として起訴されたのは店長のみ

つまり店長にだけ前科がついた

僕らは取り調べを受けてその日のうちに身元引受人に来てもらって解放されました

身元引受人は大阪の友達に頼んだ

お店の女の子も何人か警察に持っていかれたので今度はさっきまで自分が取り調べを受けていた警察署にもう一度出向き、女の子の取り調べが終わるのを待って1人1人家に送って帰る

朝から神経がすり減ってこの日はさすがに疲れた

全ての女の子の取り調べが終わって暗くなった頃店に戻ると社長が「おう、お前帰ってきたか ちょっと座れや」と言ってきた

その時社長は頭を下げて「すまんかったな」とだけ一言言った

店長は当分帰ってこない

次の日の夕方のニュースに店長の顔が出ていた

風俗の業界では警察に店をあげられた時に逮捕される役目の「パクられ役」という言葉が存在する

今回の件では店長は社長の代わりに見事にパクられ役を全うしたのだ

起訴こそされなかったけど、僕らも逮捕はされた

俺たちもみんなパクられ役だったのかな?と思うと少し悲しくなった

こうして僕らがまともな睡眠もとらずに苦労して作ったお店は半年で終わった

このタイミングを機に風俗を辞めていったスタッフも数人いる

でも僕はやめる気は全くなかった

まだ何も成し遂げてない この世界に入って平社員で終わるなんてまっぴらだったから

長くなったのでこの先の風俗の話はまた明日

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