2020年4月1日
おはようございます
4月に入りました
南米からメキシコに逃げて来てからはほぼ宿の部屋にこもって遅れていたブログを更新する毎日でした
宿にこもってブログを更新してただけの日々を毎日書いてもしょうがないのでその辺は割愛しますね
この頃はまだみんなコロナ騒動がそんなに長くなるなんて思っていなかったので、旅先で出会った時の仲間たちと常に情報交換をして状況を共有していた
そしてその間に入ってくる南米に取り残された人の生活状況たるや、それはもう悲惨でした
コロンビアやペルーやボリビアに知り合いが閉じ込められたままになって、外出禁止令が発令された為にスーパーに買い物にしか行けなくて後はずっと部屋の中から出れないというような軟禁状態
コロンビアに関してはスーパーも行けなかったと聞いてる
欲しいものがあるときは WhatsAppなどのSNSで宿のフロントの人間に注文してフロントの人が代わりにスーパーに買い物に行くという状態
僕がアルゼンチンのパタゴニアのエルカラファテで受けた対処と同じですね
ペルーも外出禁止令がどんどん延長されていき、そのうち毎日買い物に外に出れるわけではなくなったらしい
どういうことかと言うと男女別に外出できる日が分けられたそうです
男なら月水金、女なら火木土 そして日曜日は男性も女性もどちらも外出できない日
つまり男の場合だったら一週間で月・水・金の3日間だけ買い物などに外に出かけられるという事
あとは当然宿の部屋に缶詰
ペルーはちょうど4月から感染者数が拡大したのでなかなか厳しい対処だった
もうこのころにはみんな南米に残っている人達はNetflixなどに加入してもう長期戦に突入する準備に入ってました
部屋で映画やらアニメやら色々見れるようにして、部屋の中での楽しみを増やす工夫を凝らし始めてましたね
それに比べたら僕が今滞在してるメキシコは天国
少しずつ確実に街に出てる人の数が減ってるもののマスクをつけずに歩いてる人をまだ結構いるし、お店もまだ半分以上が開いている
この日僕は一人でソカロまで散歩に来たんだけどソカロにはまだまだ観光バスや周辺の町にツーリストを連れて行くミニバンなどが客を集めている
メキシコは国内に関してはこの時まだまだ観光も旅行も出来る状態だった
道にはまだまだ買い物客もいるし、その買い物客にビラを配る客引きなどもまだまだ出ている
周りから飛び込んでくる南米の情報に比べると本当にこっちにエスケープしてきて正解だったと思う
買い物だけでなく普通に毎日外に出て、外食したり好きな場所に行ったりするという今までの当たり前が幸せなことに感じるよ
散歩の帰り道にソフトクリームを購入
うまそうなんだけどさ もうちょっと形だけどうにかならないか
どう見てもウ◯コに見えてしまうんだが・・(笑)
南米ではすでに1〜2ヶ月単位で運休が決まっている航空会社も増え始めていた
そのため南米から日本に帰国する人は大使館からの連絡で席を確保してもらえる高いチャーター便に乗って帰国しないといけないような状況になり始めていた
しかもチャーター便で直で帰れるわけではなく、高いチャーター便に乗ってアメリカなどに入りそこでトランジットをしてANAなどで日本に帰ると言う流れ
手間もお金もかかってしまう帰国ルート
いや、マジで悲惨な旅の終わりだな・・
暖かくて自由奔放なメキシコの街には去年の滞在中に僕が見ることがなかった紫の綺麗な花が咲き乱れていた
これは「ハカランダ」というメキシコの象徴のような花
4月から夏の終わりにかけて咲くローズウッドの一種
ハカランダの木は様々な家具や楽器に利用される材料となる
日本の4月が桜ならメキシコの4月はハカランダだ
公園の一部では大人から小さな子どもまで好きにそれぞれ募金やバスキングを行っている
こんな小さな子供までお金を集めるのに公園で何かしらを披露しているのだ
メキシコの大統領はこの時コロナに対してまだ大した処置をしていなかったので、世界の国からはクレイジーだと言われていた
メキシコは外国人観光客もまだ全然入国出来ていたので、感染拡大が広がり始めたアメリカからメキシコに逃げてきているアメリカ人も多数いた
今のメキシコの大統領は国民からはあまり好かれてないけど、 アメリカとは外交をうまくやっている
もしかしたらアメリカとの兼ね合いでアメリカとメキシコの国境はずっと開いていたのかもしれないね
宿に戻ってから夜は同じ宿の宿泊者の人と近くの鶏肉のスープの店に晩飯を食べに行った
ここの鳥のスープはメキシコっぽくない味と言うか、なんか東南アジアとかで出てきそうな優しい味のスープなんだよね
去年10月に滞在してた時も何度かこの店で食べたの覚えている
写真は一緒に食事に来た宿の宿泊者2人
久々にアジアっぽい味の料理を食べれて大満足だ
食事後は3人で夜の共和国広場に移動
去年より人は少なくなっているが相変わらずきれいな噴水と光が人々を楽しませていた
多くの旅仲間が監禁状態になってる中、これだけ時間も関係なく自由に動き回れるのって贅沢だよな
この時僕はまだメキシコシティの街がこのあとロックダウンに近い状態になるなんて想像も出来てなかった
大半の店が閉まり街から屋台が消えるなんて思ってもみなかった
あまりにもメキシコでの日常が平和でのどかな毎日だったから