僕がSMクラブの受付で鬱になった話 その2

2020年8月20日

おはようございます

昨日の続きです

SMクラブの受付で働き始めた僕は以前風俗業経験者ということもあり、基本朝のシフトを一人で任されるようになりました

前と同じようなファッションヘルスではないガチガチの SM クラブなので以前ほど一般のお客さんがガンガン来る店ではないので一人で十分回せるんですね

朝出勤したら自分で受付のある事務所を開けて、その後女の子の待機場の部屋を開けに行く

女の子からの出勤の確認電話を受けてメニュー表と女性のアルバムを用意し開店準備は完了

出勤の電車の中でも寝ていたのでまだ完全に目が覚めきってないところに朝イチのお客さんからの電話がかかってくる

さあ今日も朝一番のお客さんだ

元気よく爽やかに対応するか

「すいません、今日〇〇ちゃんの朝一のおしっこって飲めますか」 

・・・・・・・・・・。

もうね SMクラブの受付の電話って朝からこんなのばっか

SMクラブはメニューの中に聖水コースとか黄金コースってのがある

聖水はおしっこ 黄金はウンコですハイ

Sのお客さんならそれを目の前でM嬢にさせて、Mのお客さんならS嬢におしっこをしてもらってそれを自分にかけてもらったり中には飲んじゃう人もいる(笑)

まぁ飲尿プレイですよね

僕「あ〜すいません 今日〇〇ちゃんはすでに10時から聖水コースが予約入っておりますので朝イチは無理ですね。その後の時間でしたら聖水コースでも予約お取りできますがいかがでしょうか

客「一番搾りじゃないとイヤなんで。今日はいいです」

・・・・・・・・・・・・。

朝の9時からなんだよ?一番搾りってなんだよ?

朝イチから気が滅入る

ちなみに一番搾りっていうのは女性の朝イチのおしっこの事です

これじゃないと納得してくれないお客さんがいるんです

汚い話かもしれないけど人間誰しも朝最初の小便てちょっと濃いじゃないですか

あれを飲みたいというマニアックな飲尿ファンが存在してます

でも自分が2番目だと分かった瞬間にその日遊ぶのを諦めるのでこっちも大変です

こういう場合そのお客さんは他の店に電話して朝一の飲尿プレイを楽しめる女の子を探す場合が多い

だからこっちもお客さんを少しでも失わないように他の聖水コースの予約がまだ入っていない女の子を勧めたりもする

朝出勤してきてすぐにこんな変態とのやり取りを毎日しなければならないのだ

ガチのSMクラブに通うお客さんっていうのは本当に自分なりのこだわりを多く持っている

Mの男性客も多く来店するのだが中には自分で道具は揃えてくるお客さんもいる

基本的にSMクラブの道具といえば真っ先に思いつくのがムチとロウソクじゃないだろうか 

でも基本的にSMクラブで使われている道具というのはある程度安全に作られている

例えばムチで言うと叩いた時に大げさな音は鳴るのに実はあんまり痛くない(もちろん多少は痛い)

つまり体に大きなダメージを与えずに音だけ大きくなるようにできているムチなどを使っている 

またSMクラブで使われるロウソクはSM専用の低温ロウソクという物を使っている

実際にロウを垂らされてもそんなに熱くはないのだ

SMクラブの道具って大体はそんなふうに出来ている

でも中にはそういう加減の加えられている道具に満足できずに自分で本格的な道具を取り揃えてくる猛者がいるのだ

例えば家で言うとムチでいうと競馬で使うような乗馬ムチという非常に痛いムチがある

本来馬に使うムチですね

そりゃもう痛いのなんのって

ロウソクも本当のロウソクを持ってきたり、M男が自分のお尻に使われるアナルバイブが小さすぎると言って自分で極太のバイブを買って来たり

みんなお客さんそれぞれで自分の性欲を吐き出すために努力してます(笑)

また本格的な道具を取り揃えなくても自分の持ってるライターをプレイ中に出してきて女の子に「このライターで僕の体を炙って欲しい」というお客さんとか

あとは女の子に気絶させられたいという願望を持っているレベルの高い変態がプレイ中に首を絞めて欲しいと女の子にお願いしたり

女の子も仕事でS嬢をやってるとはいえ客の首絞めたりするの怖いですよね(笑)

また僕が勤めてたSMクラブの受付は夜のシフトに入ると夜の9時か10時ぐらいを境に変態度が増しました

僕が夜のシフトに入ってた時に電話が鳴った

客「すいません 〇〇ちゃんから首輪とリードをつけられて夜の公園を犬のように散歩させられたいのですが可能でしょうか」

いやいや、野外プレイはお断りしてます

公然わいせつで警察に捕まってしまいます

また別の電話が鳴った

客「黄金コースを頼みたいんですが、タッパーを持参するので女の子が出したウンコを持って帰っても大丈夫ですか?」

僕「・・・・・・・。だ、大丈夫ですよ 予約は何時からにされますか」 

寝ても覚めても毎日こんな問い合わせの連続

僕は勤め始めて3ヶ月ぐらいでもう辞めたくなっていた

毎日京都に帰る阪急電車のホームでいつ辞めようかを考えていたのを覚えている

店長が手術で入院することになったのでその穴埋め期間も含めて何だかんだできっちり1年勤めた

でも毎日のその変態たちの相手で僕も辞めるちょっと前は若干鬱っぽくなっていた

本当にあの1年は僕の風俗業の中の黒歴史です(笑)

結果僕は SMクラブの受付を辞めた後また別の業種の風俗業に就くことになる

それについてはまた今度何かのタイミングで書きたいと思う

酒を全く飲めない僕がキャバクラの店長を経験した話を

今回はここまで

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