2022年5月7日
おはようございます
前に2日野宿した見晴台
昨日もここで寝てたけど、早朝からボクセサイズっていうのかな?
ボクシングをトレーニングに入れたエクセサイズをしにこの見晴台に来る人がいて、その人が横で縄跳びを始めたから朝6時に目が覚めた
寒いけど今日も天気がいい
シドニーで迎える最後の朝だ
僕は今晩のフライトでゴールドコーストに行く
オーストラリアに来て6日目
まずは最初の街シドニーから次の街に移動だ
いつも寝てた見晴台を振り返る
本当に寝やすい場所だったなぁ
今日で最後なのが寂しいくらい
野宿場所に別れを告げていつものように街に出る
今日も朝日の中に浮かぶオペラハウス
このシドニーの顔とも言えるオペラハウスも見納めだな
ハーバー沿いはいつもと変わらない景色でウォーキングする人、ランニングする人、サイクリングをする人などが行き交う
今日はシドニー最終日だからこの風景を眺めながら朝食を食べよう
ハーバーの目の前にサーキュラーキーの駅があって、そこの下には小さなお店からちゃんとしたレストランまで飲食店が沢山入ってる
その中の小さなサンドイッチとコーヒーを出してる店でサンドイッチを注文
ラージーサイズのコーヒーがついて来て10.5ドル
コーヒーは金額変わりなくラテやカプチーノに変更可能
ラテを注文してサンドイッチと一緒にハーバー沿いの石のベンチに持って来てゆっくり食べる事にした
サンドイッチを食べながらメキシコの彼女とビデオ電話
SIMカードのギガ数が多いから、なんだかんだで1日1回はビデオ電話してる
ただシドニーでは野宿してるとiPhoneを充電する出来る場所がないから、いつも充電がかつかつだ
僕が野宿中にほぼあの図書館に行ってるのも半分は充電をする為
今日も朝からだいぶバッテリーを使ってしまったからまた図書館で充電だ
その充電をしてるうちにブログをひとつ書いてしまおう
いつも通り図書館で作業を終えたら、今日は早めに撤収
理由はもちろん空港に行くから
国内線とはいえ念のためギリギリの時間は避けて余裕を持って到着しておきたい
夕方16時にサーキュラーキー駅から電車に乗った
今日は国内線だからシドニー空港のターミナル2だ
20分ほどで国内線のあるターミナル2の駅に到着
エスカレーターで上階に上がるともう空港内だ
今回使う航空会社はLCCのジェットスター
ジェットスターからメールでバーコードが送られて来てたので、それを空港内の自動発券機にかざすとすぐに航空券と荷物に巻きつけるあの長いシールが発行された
あとはそのシールを自分のバックパックにつけて、バゲッジドロップと書かれたカウンターに持って行くだけ
国内線だからというのもあるけどどんどん手続きが簡素化されていってるよね
預け荷物をバゲッジドロップに流して、セキュリティーチェックを受けたらゲートに向かうだけ
まだ時間もあったので空港内のカフェでカフェラテを注文してネットをしながら時間を潰す
あっという間にフライトの30分前になったのでゲート前に行く
これに乗ったらわずか1時間20分でゴールドコーストだ
ハイ満席!!
機体は予定時刻より15分遅れで飛び立った
自分が今までいた空港があっという間に小さくなる
そしてすぐに大都会シドニーの夜景が見え始めた
物凄い規模の街だったなぁ
僕の世界一周で訪れた街でカナダのトロントと同じ、いやそれ以上の都会っぷりだったよ
機体が北に進路を向けるといつも野宿しながら見てたハーバーブリッジが見えた
そしてその傍らにはあのオペラハウスも
上空から見るシドニーの街は光の大群だった
そしてその光の集合体から離れるとすぐに大きな光はなくなりほぼ海岸線を走る道路の明かりしか見えなくなった
オーストラリアは大きな国だ
その為、都心を離れるとすぐに何もない地域になる
そうしてまたいつしか大きな街の灯りが見えて来る
そしてまたそこを過ぎると何の光も見えない地域になる
これの繰り返し
そして夜20時15分、ゴールドコースト空港に到着
窓から雨が降ってるのが見えた
シドニーでは1日も雨がなかった
このゴールドコーストがオーストラリアに来てから初めての雨だ
空港の中で荷物をピックアップし、外の雨の様子を伺う
結構降り始めている
空港内には寝転べるベンチもあるし、コンセントもトイレもある
さらには水飲み場もWifiもある
もうこの雨降りならいっそ今夜は空港内で寝たいところだが、このゴールドコースト空港は24時間オープンの空港じゃない
夜の23時ごろには閉まってしまう
だからここに空港泊する事は出来ない
仕方なく雨の中、外に出てゴールドコーストの街に出る為のバスに乗る事にする
荷物の受け取り場所からすぐ外に出て左奥に進むと街に行くバスの乗り場がある
ここがゴールドコーストの街に出るバス乗り場
朝の6時から夜の23時まで毎日運行してます
15分ごとに来るのでそんなに待つ必要もない
ただここで待ってる最中に他の乗り物(タクシーやシャトルバス)の運転手が「タクシーが必要かい?」などと声をかけてくる事があります
バス停の前で立ってるんだからバスを待ってるに決まってるのにそれを分かった上で声をかけてくる連中がいます
特に一人で待ってるような人が声をかけられます
「待ってても多分バス来ないと思うよ」などと
実際、僕もそう声をかけられました
でもバス停の看板にかかれてる通り必ず朝の6時から夜の23時まで毎日運行してます
そんな声をかけてくる連中を信用しないようにしましょう
夜23時を過ぎてない限り、必ずバスは来ます
因みに僕に声をかけて来た胡散臭いタクシードライバーは「13 Cabs」というタクシー会社の奴でした
皆さんお気をつけて
案の定、そう声をかけられた3分後にはバスが来ました
バスに乗り込み、財布を出しながら運転手に「いくらですか?」っと聞くと運転手が困ったような顔をして「いいから乗れ」っと言って乗せてくれた
どういう事か意味が分からずにそのまま乗ってたんだが途中から乗って来る人達を見てたらみんな手にカードを持っている
それを機械にあてて乗り込んでる
ここもまた運賃を払うのに専用のカードを買ってそれにチャージして乗らないといけないようだ
知らなかった・・
ちなみに後で聞いた話では空港からゴールドコースト市内まで6ドルらしいです
バスを終点まで乗るとBroad beach southというトラムの駅の前で降りることになる
駅の名前の通りここはゴールドコーストの中のブロードビーチというエリアだ
ここから更に北にある有名なサーファーズパラダイスなどに行きたい場合はここでトラムに乗り換える
僕の今日の目的地はこのブロードビーチ
だからトラムに乗り換える事もなく、この辺りで野宿できる場所を探す
雨はまだ降っている 早めに野宿出来る場所を探さないと
降り立ったブロードビーチには高層のコンドミディアムが沢山立ち並んでいる
更に駅のすぐ側には大きなショッピングモールがある
ショッピングモールなので外側の通路に屋根の付いてる場所などもあるんだけど、綺麗なショッピングモールだから絶対に警備員が巡回に来るはず
多分ここで野宿しても途中で叩き起こされて追い出されるだろう
向かい側にはDRACULAS(ドラキュラ)と書かれた看板のちょっとエロそうな店まである
ゴールドコーストは中心のサーファーズパラダイスが一番盛り上がってるエリア
今日は土曜日だからクレイジーな奴らが沢山遅くまで騒いでるはず
だから今日は敢えて中心のサーファーズパラダイスまでは行かず、落ち着いてると聞いていたブロードビーチにとどまる事にした
ショッピングモールは無理そうだからどこか寝れそうな公園か何か見つけないと
雨のゴールドコーストを寝床を探すために歩き始めた
ゴールドコーストもでっかいビルが多いなぁ
ここでも結局ビルを見上げるしかないのか
近くに細長い公園があったのでそこに行ってみた
一応ベンチもあるし最悪ここでも寝れる
でもずっと降ってる雨のせいでベンチがビチャビチャに濡れてる
そしてここは普通の公園だから屋根がない
もし寝てる最中に雨がもっと強く降って来たら悲惨な事になる
できれば今日は屋根付きの場所で寝たい
公園をもう少し奥に進む
すると大きな木のテーブルを見つけた
ここなら寝返りもうてるくらい広い
でもやはり雨で濡れまくってる もちろん屋根もない
寝袋が濡れてカビるような事だけは避けないと
水路をはさんだ向かい側の建物が妙に賑やかだ
グーグルマップで見るとカジノドライブという名前の道路沿いに大きなホテルとカジノが併設されてる場所だった
カジノで遊んでる金持ちがカジノのバルコニーに出て来て夜風を浴びながらお酒を飲み談笑してるのが見えた
そのバルコニーからこの公園は丸見えだ
もうこの公園はやめておこう
別の場所に移動だ
時折、日本語の書いてあるレストランが目に入る
ここは日本人からも人気のゴールドコーストだ
きっと和食のレストランも多いんだろうな
雨の中、海に向かって歩き、浜辺に出る直前で屋根がついてる無料のバーベキューエリアを見つけた
長い椅子とテーブルもある そして無料のWifiが飛んでる
しかも同じ敷地内に公衆トイレまである
50メートルほど先には水飲み場もあった
屋根があって雨にも濡れないしもう完璧
今日はこのバーベキュー場で寝よう
ベンチの上にマットを広げ、寝袋を出す
いそいそと寝るための仕度をしてると目の前の木の下で何か小さな動物が動いた
大きさからして最初は子猫かなと思った
でも、よく見ようと近づくとその動物は素早く木に飛び移った
動きがどうも猫とは違う
iPhoneのライトを点けてその動物に向けて見ると・・・
な、なんだコイツ!?
え・・? 下に降りて来た
キャアアアアアアァァァァァァァァァ
ち、近い
近過ぎいいいいいいいいぃぃぃぃ
思った以上に寄ってくるじゃない
何の動物か分からないからこっちとしても怖い
でも、しばらく見てるとどうもコイツ、僕の荷物が気になってる様子
お腹が空いてて何か食べ物を探してる感じだ
食べ物をもらえると思ってるのか僕の周りをウロウロしてる
別に僕に危害を加えるような動物ではなさそうだ
でも僕が安心して近づこうとするとサッっと木に飛び移る
その時のショート動画こちらから見れます
https://youtube.com/shorts/hLnxIgKxcBQ?feature=share
オーストラリアって動物の固有種の宝庫って聞いたことがある
コイツが何者か分からないけどシドニー離れていきなりこんなのが見れるとは
やっぱりここは自然と街が融合した場所みたいだ
腹が減ってるのか、コイツはこの日ずっと僕の周りを歩き回ってた
動物の歩き回る音、そしてその向こうからかすかに聞こえる波の音を聞きながら寝袋の中で眠りについた