俺だけのゴール

2023年2月22日

おはようございます

朝5時前、メルボルンの空港で目を覚ました

今日はオーストラリアを出国する日

ついに長らく過ごしたオーストラリアを出るんだな

なんだか朝から感慨深いよ

色んな思いが、色んな思い出が溢れて胸が痛くなる

僕のフライトは朝の7時

でも実はこのフライトは同じオーストラリア国内のブリスベンに移動するもの

なぜかって?

僕はゴールドコーストにいる時にオーストラリアを出国するチケットを取っていた

もちろんメルボルンから飛ぶつもりで

でもチケットを取り終わったあとによくよく見たら、なんと手違いでブリスベンからオーストラリアを出るチケットを取ってしまっていた

世界一周旅行者なのでもちろん基本安いチケットを買ってる為に変更やキャンセルのきかないチケットを買っていた

だから僕はなけなしの金でわざわざ一度メルボルンからブリスベンに飛ぶ航空券を追加で買うハメになったのだ

なので一旦ブリスベンに行きます

ジェットスターだから自動発券機で航空券とバゲッジタグを発行

メルボルン

また荷物をジェットスターに預ける事になるけど、もう無くさないでくれよ

頼むよジェットスター

メルボルン

これがメルボルンからブリスベン行きのチケット

朝の6:30には搭乗が始まって、7時にはフライトだ

メルボルン

時間が来るまでiPhoneを充電しながら待つ

そしてまだ朝焼けの中、ボーディングが始まった

メルボルン

ここから3時間ほどでブリスベンだ

メルボルン

こことブリスベンじゃ同じオーストラリア国内でも時差があるからブリスベンに到着してもまだ朝の8時台のはず

メルボルン

テイクオフ

ロストバゲッジの件でドタバタしたけどメルボルンいい街だったな

ブリスベン時間で朝の8:30に到着

まずは預けた荷物をピックアップしないと

ちょっと前にロストバゲッジされたとこだからもう心配でしょうがない

俺の荷物は・・・

ブリスベン

来た!

ちゃんと出て来た

当たり前の事なんだけどこれだけでも嬉しい

国内のメルボルンから来たから到着したここは当然国内線のターミナル

でも僕は今日オーストラリアを出るから国際線の方のターミナルに移動しないと

空港の人に聞くと国内線と国際線のターミナルは無料のバスで行き来出来るみたいだ

教えられた場所で待ってたら5分ほどでオレンジ色のバスが来た

ブリスベン

これに乗って5分ほどで国際線のターミナルに行けるようだ

ブリスベン

という訳で国際線ターミナルに到着

ここでフライトまで時間を潰さないと

ひとまずパソコン作業でもするか

空港内でトイレも水飲み場も近い場所にコンセントと椅子があったのでそこで時間を潰す

数時間後、流石に腹が減ったので空港内のカフェでブリトーみたいなのを買って食べる

ブリスベン

少しだけどサラダが付いてるのが嬉しい

最近また野菜不足だなぁ

日本に帰ったらいっぱい野菜食べよ

日本に帰ったら遺伝子組み替えではなく、更に無農薬の野菜を販売してくれる農家を探さないと

もう日本の食は色々危ないからね

コオロギ食なんか絶対食べないぞ

あ、そういえば日本の航空会社のJALって今機内食でコオロギ使った食事出してるらしいですね

JALにはガッカリです

もう乗りません

補助金目当てでコオロギ事業に乗り出してる企業さんよ

どんどん信用を失って人が離れていくと思うよ

ホントやめてね

ブリスベン

空港内で過ごしていたらあっという間にチェックインの2時間半前に

国際線に乗るのも去年の4月の終わりにメキシコから飛び立って以来だな

色んな思いに整理をつけながらチェックインカウンターに並ぶ

そしてチェックインが終わり、荷物を預けたあと、手持ちのオーストラリアドルを両替しに両替所に並ぶ

両替所のアジア系のスタッフと英語でやり取りしてたら日本語で「日本人ですか?」っと聞かれた

日本語が話せる人だけど発音から日本人ではないというのは分かる

でも日本語で十分コミュニケーションは取れるレベルで話せる

「日本語が上手ですけどどこから来て働いてるのですか?」っと聞くとその男性は「ミャンマーです」と答えた

なんでも30年ほど前に15年くらい日本の大阪に住んでた事があるらしい

お客さんもいなかったのでそのまま両替所で10分近くも話し込んでしまった

「またオーストラリアか日本で会いましょう」と言ってフェイスブックを交換した

さぁそろそろセキュリティーチェックを受けて搭乗ゲートの方に行こう

ブリスベン

みんなが写真を撮ってる出発ゲートをくぐってセキュリティーチェックへ

全てを滞りなく済ませて搭乗ゲートにやってきた

ブリスベン

ついにオーストラリアともお別れだ

色々あったなぁ

観光ビザで来たのにこの国の事を色々調べて今後の事を考えた際に、僕はこの国で学生ビザを取得して滞在しながら働く事を選んだ

僕にとってこんな年齢で初めての海外での仕事だった

色んな経験をさせてもらった

まさか世界一周に出る前は旅の途中でメキシコとオーストラリアに住む事になるなんて思ってもみなかったもんな

コロナパンデミックがあったからしょうがなかったけど、その分世界一周の期間は当初予定してた2倍の期間になってしまった

流石に長くなってしまったなぁ

最後に両替できなかったオーストラリアのコインを使い切る為にゲート前のカフェで何か食べる事にする

ブリスベン

コインで買えるのはマフィンくらい

オレンジポピーシードのマフィンをひとつ買った

口の中の水分を奪われるパサパサのマフィンを頬張りながら、ここまでの世界一周の道のりを振り返る

日本から西回りで東南アジアを皮切りに進んで行った

東南アジア → 南アジア → 中央アジア → 中東 を進み続け、アジアとヨーロッパの分岐点のトルコに着いた時には旅に出てからすでに8ヶ月が経っていた

そこから東ヨーロッパに入り駆け抜けて12月に中央ヨーロッパのドイツにたどり着いた

ドイツとフランスで世界一周初めての年末年始を過ごし、年明けにヨルダンに行ってそこからアフリカに向かった

アフリカをエジプトから一番下の南アフリカまで陸路で縦断して、またヨーロッパに戻った

西ヨーロッパと北欧を旅してアイスランドに行き、その後アメリカ大陸へ

アメリカ大陸を南下して、アルゼンチンのパタゴニアまで行った時にコロナパンデミックが起こった

状況が落ち着くまでメキシコにエスケープして、そこで世界の状況が変わらないまま1年半も過ごした

そして南米の国境が開き始めたのをきっかけにまた僕は南米に戻って旅の続きを再開した

更にオーストラリアの国境が開き始めたのを機にメキシコに戻って態勢を立て直し、そこからなんとかこの国への入国を果たした

本当に

本当に長い道のりだったな

そんなオーストラリアを離れるフライトの搭乗が始まった

ブリスベン

でもまだ終わりじゃない

“家に帰るまでが遠足です”  そんなフレーズがあったよな

そう 日本の地を踏みしめるまではまだ世界一周を達成したとは言えない

ここまでどれだけ歩いたろう

どれほどの距離を進んで来たのか想像もつかない

時にはiPhoneを盗まれたり、メコン川に落とされたり、詐欺に引っかかったり、強盗に襲われたり、財布をスラれたり、コロナで部屋に閉じ込められたり

色んなトラブルに見舞われる事もあった

でも、それでも諦めずに常に1歩1歩進み続けたからこそここまで来れたんだ

だから今日も進もう

俺が夢を叶えて世界一周を達成した時

日本に帰国して母国の地を踏みしめた時

この世界一周という物語を完結させた時

そこにはきっと、俺にしか分からない

俺だけのゴールがあるはずだから

旅はまだ終わらない

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コメント

  1. koyano より:

    これで終わりなんですね…
    かれこれ4年以上見てましたがコロナ禍中にはよくこのブログを見ながら自分もいつか海外旅行に行ける日が来るといいなあと思いをふけていました。
    毎日ブログの更新をチェックしていただけにもう見られなくなると思うと少し寂しいです。
    これだけは言わせてくださいお疲れ様でした。
    ただ最後に一つよろしいですか?
    メキシコからオーストラリアに向かう際中東経由では太平洋を横断していないため世界一周ではないような気がするのですがその点はどのように解釈しているのでしょうか?
    時期が時期なので仕方ないかもしれないですけど…重箱の隅をつつくようで申し訳ありません。

    • メリ より:

      koyano様、コメントありがとうございます!

      4年も僕のブログを見てくださってありがとうございます
      そんなに長くお付き合いくださってたのですね 感謝です

      >メキシコからオーストラリアに向かう際中東経由では太平洋を横断していないため世界一周ではないような気がするのですがその点はどのように解釈しているのでしょうか?

      これに関してですが、これは時期の問題ではなく僕が今までイランやスーダンというUSAの経済制裁対象国に入国してる為、僕自身がアメリカでトランジット出来なかったからです
      またルートについてのお話ですが、僕は “地球を一周しに行った” のではなく、世界を一周しに行ったので地球を綺麗に一周する事にはこだわりは持っていませんでした

      もちろん出来るだけ一筆書きのように綺麗に一周出来たらそれに越した事はなかったですけどね
      あと今回のブログの最後の一文を見てもらった通り旅はまだ終わりません もう少しだけ続きます^^

      是非最後までお付き合いください
      コメントありがとうございました

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