2018年7月31日
眼下に雪の残る山々を眺めながら機体は着陸体勢に入った
ここはキルギス まだ足を踏み入れたことのない中央アジアの国だ
中央アジアといえばサッカーのワールドカップの最終予選などで何度か対戦してるウズベキスタンくらいしかパッと思い浮かばない
そして非常に乾燥地帯だという事くらいしか知らないのだ
キルギスを中央アジアのスタート地点に選んだのは自然が多そうだから
ただそれだけだ
ナマス国際空港に到着後、入国審査の列に並ぶ
キルギスはビザ無しの国 入国審査はあっさり終わった
空港の外に出て息を吸い込むとこれまでいたインドやスリランカの南アジアとは空気の質が変わったのを感じた
少し涼しくなり、乾燥した空気になっている
ここからナマス国際空港からビシュケクの有名な日本人宿「サクラゲストハウス」への行き方を僕が実際に行った道筋通りにまとめてみたいと思う
目次
空港を出て右手に止まってる380番の乗り合いバンに乗る
事前に調べていた通り空港を出ると右前方に380番の乗り合いバンが止まっていた
380番は空港とビシュケク市内を行き来するバン
中央アジアではこの乗り合いバンを「マルシュルートカ」と呼ぶ
これがキルギスでの市民の足だ
空港からビシュケク市内などは距離があるので少し高めだが市内移動の場合は10ソム(約16円)で乗れる マルシュルートカの料金は乗った時に先払い
これに乗って一旦宿のある首都ビシュケクを目指す
ビシュケク市内で次のマルシュルートカ(286番)に乗り換える
マルシュルートカはビシュケクのとある一角で止まった ここが380番の終点のようだ
ビシュケク市内に到着はしたがここからはまだ予約してる日本人宿サクラゲストハウスまで距離がある為、近くの人にどうやって行くのかを聞くが要領を得ない
それもそのはずここ中央アジアではほとんど英語が通じないのだ
なんとなくもう空港に着いた頃から気づいていたけど思った以上に簡単な単語も通じない
ロシア語圏の地域全体に言えることなのでこれにはこの先少々手こずりそうだ
仕方ないのでグーグルマップを見せて自分の行きたい交差点を指すと向かい側の道路から286番に乗れと指で数字を作って教えてくれた
とりあえず言われたままに反対側の道路に行くと人が数人待ってる場所があって、そこで待っていると5分もしないうちに286番が到着した
286番のマルシュルートカに乗り込みグーグルマップで進路があってるか確認しながら宿のある方へ向かう
GO INのある交差点で降りたら歩いて5分で到着
「プロスペクト・ジュベク・ジョル」という通りと「ウーリツァ・ユスパ・アブドラフマノヴァ」という通りの交差点の北東の角にGO IN(ゴーイン)という建物がある
GO IN(ゴーイン)はMaps.meでも交差点の北東に表示されてます
286番がGO IN(ゴーイン)の前で止まったらそのタイミングで降りる
そこから上の地図のルートで歩くこと約5分で到着できます
夜19時過ぎに予約してたサクラゲストハウスに到着した
ただ19時過ぎとはいえ昼間のようにまだ明るい
緯度が高い地域に来た証拠だ
サクラゲストハウス
- ロケーション:★★★★☆
- スタッフ :★★★★☆
- 価格 :★★★☆☆
- 清潔感 :★★★★☆
- WIFI :★★★★☆
※あくまでも個人的な評価です
おそらくは僕がこの世界一周で一番長くお世話になる事になるであろう日本人宿
多分この先もここまで長く止まるゲストハウスはないんじゃないかと思う
日本人の旦那さんとキルギス人の奥さんが経営してる 2人とも日本語話せるのでありがたい
宿から徒歩10分の所に24時間営業のスーパーが2件ある
日本人だけではなくいろんな国のバイカーやチャリダーが集うゲストハウス
サクラゲストハウスの中では日本人、欧米人様々な人が庭で料理をしたり談笑していた
日本語の話せる宿のオバサンにチェックインを済ませてもらい案内されたドミへ
僕が通されたドミトリーには日本人は3人 僕を合わせて計4人
お誘いいただいたのでこの4人で夕食を食べに行くことになった
レストランはちょうどさっきマルシュルートカを降りてこのゲストハウスまで歩いてくる時に前を通って気になってたレストランだ
他の3人の日本人はHサン、Oサンの男性2人に Iサンという女性1人
この人たちも皆長期旅行者だ
自転車で大陸横断してるOサン、中央アジアを長期で回られてるHサン、Iサン
今日中央アジアに着いたばかりの自分よりはるかにこの辺りの旅事情に詳しそうだな
宿から歩いて5分のレストラン
注文したのは中央アジアに着いたらまず食べようと思ってたシャシリク(串刺し肉)!
塩っ気の強いシンプルな味なんだけど久しぶりの食事に体が喜ぶ
あとはサービスで飲むヨーグルトと小麦粉を揚げたようなものが出てきた
食事をした後24時間営業の小さな商店に寄った
こちらではこのような小さな商店をマガジンと呼ぶらしい
マガジンで飲み物を買ってゲストハウスに戻ってシャワーを浴びて落ち着くと急に眠気が襲って来た
前の日にスリランカとインドの空港で長らく過ごした為、体が睡眠を欲してたのだろう
明日は朝からイランビザの申請をしにビシュケク市内のビザ代行店に行くつもりだ
イランビザを取ったらカラコルという町に行ってそこで観光とトレッキングをしたらキルギスを出てカザフスタンに行こう
この後このイランビザのせいで長期間キルギスに滞在することになる事など露知らず新しい地域と国に来れた感に満たされながら眠りに落ちた