2019年9月30日
おはようございます
スーパーで買い物するのにも行列が出来てしまうキューバの首都ハバナからです
物が無いからスーパーも店員の目が行き届くレベルで客を入れていく
スーパーの入り口と中には万引き防止の為のスタッフが配備されてる
この物不足の国で万引きは大罪だ
商品が少ないのでショーウィンドウに飾られてる物もショボくて少ない
ただの油をドヤ顏でショーウィンドウに飾ってるスーパー見たことない
いかに物が少ないかよくわかるわ
買い物が終わった客が数人出たら次の数人が中に入れる形式なのでスーパーに買い物に行くたびに時間がかかってしまう
そして物があるだけでもありがたい環境なので商品に種類のレパートリーは無いに等しい
同じものが積み上げられてる感じ
調味料だったり、コーンスープだったりこういう商品をこんなガラスケースに入れて売ってるあたりも本当にこれらの商品が貴重なんだろう
こちらは別のスーパーの様子
ここもホント種類は少なく同じ商品の数だけが積み上げられている
ガラスケースに入れられた貴重品のような石鹸と洗剤
キューバのハバナに来て買い物をすれば、完全に物が無い訳じゃ無いけどいかに物資が少ないかは痛感出来ると思う
だからこの国の人は古いボロボロの物でも大事に使ってるんだな
そういえば今泊まってるホアキナさんの家でも枠の無い羽がむき出しの扇風機使ってた
物を大事にせざるおえない環境
そりゃ不便な面も多いけど先進国には見習って欲しいですね
公衆電話なんて最近はどの国でもほとんど見なくなったけど、ハバナの街ではボロボロの公衆電話がまだまだ現役バリバリで頑張っている
地元の人達みんな携帯持ってないのか普通にこれ使ってる人いるもんな
本当にキューバって嫌でもタイムスリップできてしまう場所だ
さて遅くなったけど今日の本題です
今日はハバナにあるキューバで一番有名な広場「革命広場」に行こうと思っている
キューバで観光客が写真をアップしてるのといえばだいたいがクラシックカーと今から向かう革命広場だ
そして革命広場には広場の壁にあの有名なチェゲバラの顔が描かれている
宿からは歩いて1時間近くかかるが特に用事もないので熱中症にならないように気をつけながら散歩がてらゆっくり歩いて行ってみよう
暑かったので途中でアイスクリームを購入
HELADOS(エラドス)はスペイン語でアイスクリーム
ひとつ5CUP(約20円) 安い
手渡してもらった2秒後に溶け始めるアイスを食べながら革命広場を目指す
ハバナのバス停はどこも人並んでるなぁ
ハバナではそんなに言うほど犯罪は聞かないけど、バスの中でのスリはちょくちょくあるようです
革命広場まであともう少し
チェ・ゲバラが飾られてる革命広場の場所はここ
ようやく革命広場の巨大な塔が見えてきた
あの塔の中は博物館と展望台になっているらしい
そしてここにも当然クラシックカー
多くの観光客がハバナの旧市街からこのクラシックカーのタクシーに乗って革命広場まで来てる
この党の前に建てられてる銅像はホセ・マルティという人だ
カストロやゲバラの時代こそ違えど革命家として活躍した彼はキューバでは有名人
そして塔の向かい側の建物の壁には写真で何度も見たチェ・ゲバラが
ゲバラの顔と一緒に刻まれてる文字は「Hasta la victoria siempre」(アスタ・ラ・ヴィクトリア・シエンプレ)
意味は「常に勝利に向かって」
やっと見れたよこれ
あぁ俺今キューバにいるんだなとこの時になってようやく実感が湧いて来た
そしてそのお隣にももう一人肖像画が描かれている
これ見た時ね、正直この人ゲバラの相棒のカストロさんだと思ってた
インスタグラムに投稿した後に旅仲間から指摘されて気づいたんだけど実はこの人はカストロではなくカミロ・シエンフエゴスという人物
チェ・ゲバラとカストロと共にキューバ革命を主導した一人
ではなぜチェ・ゲバラとカミロ・シエンフエゴスの肖像はあるのにカストロの肖像は無いのか?
答えはシンプルでカストロ自身が自分に対する銅像や肖像で祀られる事を嫌っていた為
カストロさん硬派だな
因みに左側のチェゲバラの肖像が掲げられている建物がキューバの内務省
右側のカミロ・シエンフエゴスの肖像が掲げられてる建物が情報通信省だ
さぁ次はこの100メートル以上の高さを誇るホセ・マルティ記念博物館に登ってみよう
ここは有料になっていて塔の周辺の敷地内に入るだけの入場券、
中のホセマルティ博物館にも入れるセットの入場券、
てっぺんの展望台にも登れる入場券、の三つに分かれてます
僕は内部の博物館は入らずにてっぺんの展望台に登れるチケットを購入
古めかしいエレベーターで一気に展望台まで登って来た
これが展望台からの眺め
展望台から見た一方の景色はスコールが来そうで雨雲がたくさんあるけど逆側は晴天
眼下にはさっきの広場とチェ・ゲバラが
反対側にはカミロ・シエンフエゴスも見える
カストロさんはいないけどキューバの両英雄が見守る革命広場
そしてその広場をこうして塔のてっぺんから見ることできて満足だ
なんともキューバらしい観光が出来たと思う
帰りはまた1時間かけて歩いてハバナの旧市街まで戻った
そしてハバナの街が夕暮れに包まれた頃に夕食を食べに外に出た
充実してるレストランは観光客向けで少し割高なので僕はローカルのお店でサンドイッチ系のパンを購入して食べていた
これなら実質100円とか150円だ
食後は近くの商店でコーラを買って帰る
ハバナのコーラはオリジナルなのかTukola (トゥコーラ)という商品
値段は忘れた
人気だからなのか、商品が少ないからかTukola (トゥコーラ)は売り切れてる事も多かった
売り切れてる時はだいたいもうオレンジジュースぐらいしか残ってない
すっかり夜もふけたハバナの中心街
明日はこの街を出てローカルの乗り物に乗ってビニャーレスという田舎を目指そう