2019年10月1日
今日はハバナを出てキューバの西にあるビニャーレスという場所に行く
キューバは長距離もタクシーで行くことが多い
でも僕は人から聞いた情報のままにローカルの人達の足を使って一人で行ってみることにした
ビニャーレスの場所はこちら
僕が泊まってるカーサ、ホアキナさんの家の受付のタクシー料金表
朝の8:30に出て約2時間で到着とのこと 25CUC(約2700円)
本当に2時間で着くのかな? もうちょっとかかると思うんだけど
因みにここだけの話ホアキナさんの家でタクシーを頼むと流しのタクシーを捕まえるより高いと言われてます
もう少し安く行きたいなら自分で流しのタクシーを捕まえて交渉してみるのもいいかもしれません
自分で値段交渉などをするのが億劫な人はこのままホアキナさんの家でタクシー手配してもらった方が簡単ではありますね
因みにキューバには観光客がよく利用する長距離バスでVIAZUL(ビアスール)というバスが運行されてます
ただこのVIAZUL(ビアスール)はネットで予約する際でも直近3日以内の日の予約は出来ないなど直前で予約するには使えないサイトとなってます
予め早めに旅程を立てて早めに予約をするか窓口に直接行って座席があればチケットを買うようにしなければなりません
さらに観光客向けの長距離バスなので値段もそこそこするし、何よりVIAZUL(ビアスール)のバスはローカルバスではありません
僕はローカルの足を使って行こうと決めてたので僕のルートは
- 空港に向かうバス(P12)に乗って途中で降りる
- そこから歩いてカミオンという乗合トラックの乗り場に向かう
- カミオン(乗合トラック)でピナル デル・リオ という町に向かう
- ピナル デル・リオからローカルバスでビニャーレスに向かう
こういうルートになる
まずはハバナ市内から空港に向かうバス(P12)に乗ってカミオン(乗合トラック)乗り場の近くの停留所で降りるところからスタートです
目次
ハバナ市内からP12のバスに乗る
朝10:00に宿をチェックアウト
また帰って来るのでメインバックを預かってもらいサブバックだけで出発
まずハバナ市内から空港に向かうP12のバスに乗りますが僕はここから乗りました
乗ったのは僕の泊まってたホアキナさんの家から歩いて5分のバス停です
僕がP12のバスに乗ったバス停の場所はここ
バス停について5分ほどでバスがやって来たので乗り込みました
10:12にP12のバスが空港に向けて出発
空港からハバナに来た時は恐ろしい混みようでしたが、ここから空港行きのP12は思ったよりマシでした
カミオン(乗合トラック)乗り場の近くの停留所で降りる必要がありますが、降りる場所は
「100 y Boyeros」という高架道路の下の停留所です
ある程度人が降りる場所なのでわかりやすいとは思います
バスを降りる停留所 100 y Boyerosの場所はこちら
停留所の近くにBioCubaFarmaというスーパーもあるのでそれを目印にしても良いと思います
10:40にバスが100 y Boyerosに到着
上の写真が100 y Boyerosで降りた時にすぐ横にあるBioCubaFarma
停留所の上には高架道路が走ってます
ここからはカミオンという乗合トラックの乗り場に歩きで向かいます
カミオン(乗合トラック)の乗り場に歩いて向かう
さて100 y Boyerosでバスを降りたらここからカミオン乗り場まで10〜15分ほど歩きます
カミオン(乗合トラック)の乗り場はここ
まずは100 y Boyerosで降りた真上を通っている高架道路の下にあるあぜ道をカミオン乗り場の方角に向かって進みます
このような道が高架道路の下に沿ってあるのでここを奥へと歩いて行きます
この道は突き当たり手前でそのまま右に曲がっていきます
そのまま右に曲がるとこのような景色になってます
前方に見える石段を登って上の高架道路に出ましょう
この階段を登って高架道路の上に出ます
高架の上に登るとこんな感じです
この道をそのままカミオン乗り場に向かって歩きます
方向だけ間違えないようにしてください
因みにこの時点で歩いてるのは道路と道路の間の中央分地帯
これをそのまま歩いてると下の写真のように中央分離帯が途中から歩けなくなっています
ここで車に気をつけて右車線の道路の歩道に移動します
こんな感じで右車線側の歩道を進んで行きます
すると先程グーグルマップで赤ピンを立てていた場所あたりで右手に乗合トラックの乗り場が見えて来ます
カラフルなトラックが停まってるのですぐにわかるかと思います
10:50 カミオン乗り場到着
ここで近くの人に聞けばどれに乗ればいいかを教えてくれます
ただしここで注意して欲しいのがここからビニャーレスに直接行くカミオン(乗合トラック)はありません
まずはカミオンで「ピナー・デル・リオ」というビニャーレスの近くの町を目指すので、乗るトラックを聞く時はピナー・デル・リオと聞いてください
僕が訪れた時はこの青色のトラックがピナー・デル・リオ行きでした
乗る前に運転手にもう一度行き先を確認してから乗り込んだ
ピナー・デル・リオまで一人50CUP(約200円)
カミオン(乗り合いトラック)はある程度人が集まらないと出発しません
余裕で座れたし、全然空いてるのでこれはだいぶ待たないとと思ってたんだけどこの後20分くらいの間に人がどんどん乗って来ました
11:30 カミオンがピナーデルリオに向けて出発
出発した時には座りきれなくて立ってる人もいるくらいに混んでた
因みにカミオンはバスのように色んな場所で停まって人を乗せて行くのでそれなりに時間がかかってしまう
カミオン乗り場を出発して3時間10分
14:40 にようやくピナーデルリオに到着した
ピナーデルリオでローカルバスに乗り換えてビニャーレスへ
暑さと排気ガスにまみれてようやくたどり着いたピナーデルリオの町
町にはタクシーの代わりに馬車が人を運んでいる
この辺りからもうタイムスリップしたかのような町の雰囲気を感じる
町から少し離れるとまるでジャングルのような風景が広がっている
ここからは歩きでビニャーレス行きのバスが来るバス停まで歩きます
ビニャーレス行きのバス停の場所はここ
カミオンを降りた場所から地図のバス停の場所まで15分ほど歩くことになります
途中橋を渡って川を横切る
この川を渡って更にまっすぐ進むと右手にガソリンスタンドが見えて来るのでそこまで進みます
目の前にガソリンスタンドが見えて来た
このガソリンスタンドの手前に屋台や売店があるのでここで遅めの昼ご飯を食べました
キューバの物価はハバナが一番安いと言っても過言ではありません
田舎の観光地の方が物価が高いです
なので今から行くビニャーレスはキューバにしては物価が高めなので、ハバナかこのピナーデルリオで食料やお菓子など買い揃えてから向かった方がいいかもしれませんね
僕はここで小さなピザを食べました ハムピザひとつ15CUP(約65円)
あと近くの売店で飲み物を買ってからビニャーレス行きのバス停に向かった
水1.5リットル 20CUP(約85円)
これはピザ食べながら飲んだキューバ版のスプライトっぽい飲み物
キューバは本当に暑かったので炭酸飲料がめちゃくちゃ美味しかった
さてガソリンスタンド前で軽食を食べて買い物が終わったら交差点の斜め向かい側にあるバス停に移動します
場所は先程地図で赤ピンを立ててる場所です 15:30 バス停に到着してバス待ち
ここがそのバス停 ちゃんとバスの青い看板にバスのマークもあります
・・・が、待っててもバスが来ないので不安になってバスを待ってる他の人に聞いても「今ビニャーレスに行くならタクシーのみだよ」と言われる
え?っと思い他の人にも聞き込みするが地元民は皆ビニャーレス行きのバスは今は無いと言って地元民もタクシーに乗って行く
どうも嘘を言ってる様子はなく、数人に聞いてみて皆んな同じ回答だ
しょうがないので地元の人と白タクをシェア
白タクはガソリンスタンド前の交差点(このバス停のすぐ横の交差点)から出てます
16:00にビニャーレスに向けて白タク出発
ビニャーレスまで一人25CUP つまり1CUC なので1ドルですね
ビニャーレスに到着したらまずはカーサ探し
ピナーデルリオから白タクで30分ほど走って16:30にビニャーレス到着
ようやく到着しました
朝10時にハバナの宿を出てから6時間半も経過してた 疲れた・・
でもまだやらなければいけない事がある
それは今晩の宿探し そうです カーサ(民泊の家)を探さなければ
白タクを降りたビニャーレスのメイン道路沿いにもカーサはあるのだが、どこも思ってたよりは値段が高め
ただこっちはハバナのようにドミではなく個室が多かった
ビニャーレスという地方の田舎の観光地価格に加えて個室なのである程度はしょうがないですね
メイン道路から一本南の路地に入ってキョロキョロしながら歩いてるとあるカーサの家の人に声をかけられた
部屋も見せてもらった上で値段交渉して決めたのはここのカーサ
EL PINTOR RAMOS Y LAIDELIS これがカーサの名前だったかな?
たしか僕に声をかけて来たこのカーサの家の息子さんもラモスって名前だったと思う
僕にあてがってくれたのはなんとベッドが3つもある個室
エアコンは無いけど扇風機も2つ付いてます
この個室専用のトイレとシャワーもついていて12CUC
CUCの方なので12ドル(約1300円)
最初は15CUCと言われたけど値段交渉して12CUCで落ち着きました
ハバナのあのドミが10CUCである事を考えればビニャーレスでこの個室は安い方だと思った
すっかり夕方になってしまったビニャーレスの町を少し歩いてみる
田舎のジャングルと渓谷の中にある町でここでも近場の人の移動は馬車だ
メイン道路には地元の人と少しの観光客が歩いてる
道路沿いには観光客目当てのレストランと土産物屋が軒を連ねる
せっかくなんで何かキューバの地元料理を食べたいなぁと思ってたところで旅仲間から勧められてたコングリという料理を思い出した
コングリというのはキューバ人の主食でもあり、黒豆と脂を一緒に炊き込んだご飯
軽い塩味が付いてるものの、これだけだと塩をかけた黒豆ご飯を食べてるだけなのでポターヘ・デ・フリホーレスという黒豆のスープも一緒に注文
出て来たのがこれ 左がコングリ 右の皿の上のスープがポターヘ・デ・フリホーレス
キューバの人はポターヘ・デ・フリホーレス(黒豆のスープ)をご飯にかけて食べているので僕もマネして食べてみた
お味の方は正直特別美味しいものでは無い
だからと言って舌が受け付けないようなものでもない
僕にとっては食事として楽しむことが出来るレベルのものだった
そしてこれがキューバの人達がよく口にする食事なんだなと知れた事に意味合いがあると思ってる
メイン道路のお土産物屋さんにはクラシックカーに付けられていたナンバープレートやバットがたくさん売られている
そういえばキューバってめちゃくちゃ野球強かったよな
夕食後に町歩きしてるとビニャーレスはあっという間に夜の景色に変わって行った
通りではマリアッチのような生バンドがおそらくはサルサであろう音楽を奏でて道ゆく人をレストランに導く役目をこなしている
メイン道路の賑やかな一角と自然に囲まれた静かな町ビニャーレス
最初ハバナ以外にどの町に行くかを悩んでいた
候補はトリニダードとバラデロとここビニャーレスだった
トリニダードは古い町並みの有名な観光地
バラデロはキューバのリゾート地
そして大自然の中の田舎の渓谷の町がビニャーレス
まだ着いたばかりの初日だが町の雰囲気やここに来るまでの自然を見る限り、ここを選択したことは間違いではなかったようだ
明日からこの田舎の大自然を存分に楽しむとしよう