2018年10月1日
今朝イランのタブリーズでお世話になったアリさんの家から車でバスターミナルに戻った
朝もバッチリ朝食を用意してくれてて昨日預かってくれた洗濯物も仕上がってた
ホント何から何までありがとうございます、アリさん
バスターミナルからはシェアタクシーが国境までのバスと同じぐらいの値段で乗れると聞いてイラン人2人の男性と一緒にシェアタクシーでアルメニアとの国境を目指す
そう、今日僕はイランに別れを告げアルメニアに移動する
アルメニアには待たせてる人がいる
キルギスの日本人宿サクラゲストハウスで出会っていたKサンという男性の旅人
結構一カ国をしっかり時間をかけて回られるタイプの旅人で写真がメチャクチャ上手い人だった
そのKサンが今アルメニアの南部のゴリスという小さな町にいる
僕はイランから北上してアルメニアの南部から入国するので調度ゴリスで落ち合う事が出来る
そこで是非久々に会いましょうという事になった
シェアタクシーは順調に北上しアルメニアの国境には早い時間に着くだろうと思っていた矢先だった
なんと僕の乗っていたシェアタクシーはトラックと接触事故を起こしてしまい、接触した左側の後部座席はガラスが割れてドアが歪んでしまった
事故の処理にそれなりに時間がかかりそうだったので僕たち乗客は他のタクシーに乗り換えて再び国境を目指すこととなった
乗ったシェアタクシーが事故るのはウズベキスタンに続いて2度目だわ
イランからアルメニアの国境までの景色は絶景だった
ものすごい岩山に囲まれた道をドンドン進んで行く
そしてようやくイランとアルメニアの国境までやってきた
真ん中がおしゃべりなドライバー、両側の2人が一緒にタクシーをシェアしたイラン人
アルメニア側の国境で残ったイランリアルをアルメニアの通貨ドラムに両替をしてまずはイランの出国審査 イランいい国だったなぁ またここはいつか戻ってこよう
出国審査を済ませると次のアルメニアの入国審査のイミグレまで長い橋を歩いて行く
この橋の向こうがもうアルメニア
橋を渡って右に曲がるとアルメニア側のイミグレが見えてきた
それにしてもここまで岩山にきれいに囲まれた国境は初めてだ
アルメニアの入国審査はあっけないほど緩くすぐにパスポートにスタンプが押されようとしてた時だった
よく見るとこの入国審査官、パスポートの随分後ろのページにスタンプを押そうとしている
「プリーズ ウェイッ!!」間髪入れずそのページにスタンプを押させるのを止めて「ちゃんと続きのページに押してください」とお願いした
ホント危なかったわ よく見てないと時々いるよねこういう審査官(笑)
無事にアルメニアに入国したところで今度はゴリスまでのシェアタクシーを探して乗り込み、また山道を一路アルメニア南部の町ゴリスを目指す
ゴリスに到着したのは夕方前だった
今回すでにKサンが泊まってるゲストハウスにお邪魔する事にしたんだけどここがこの世界一周の旅の中でも有数の良宿だった
今回ゴリスでお世話になったのはここ Aregak B&Bというゲストハウス
場所はこちら
Aregak B&B
- ロケーション:★★★★☆
- スタッフ :★★★★★
- 価格 :★★★★☆
- 清潔感 :★★★★★
- WIFI :★★★★★
※あくまでも個人的な評価です
この世界一周の中でも最高クラスに居心地とホストのホスピタリティに長けた宿でした
この宿はマリエッタというオバチャンがやってる宿なんだけどこのマリエッタがホスピタリィ溢れる優しい人でチェックインと同時にギュ〜〜っとハグしてくれる(笑)
宿のロビーの壁にはマリエッタに対する感謝のメッセージがいっぱい
正直ここはこのマリエッタおばちゃんの人柄で上手くいってる宿だ
彼女がこの宿のオーナーのマリエッタ
ホントめちゃくちゃ優しかったなぁ
お迎えのハグが終わったら、ウエルカムドリンクとお菓子のもてなし
マリエッタ自慢の近くの山から採って来た花とハーブの紅茶かコーヒーかを選べる
Wifiサクサクでロビーも使いやすくてのんびり出来て最高だったはここ
KサンもロビーでPC作業中
マジでオススメの宿ですのでゴリスに来た際は是非泊まってマリエッタにハグされちゃってください!
また徒歩圏内にATMもスーパーもあって、スーパーの中ではケバブを作ってくれるコーナーなどもあるので自炊しない人でも晩御飯など安く購入出来ます
これはスーパーで購入したポテトとチキンのケバブ
ナンで包んで渡してくれるのでパンを買う必要はありません
塩味が効いてて美味かったなこれ
マリエッタの宿にナゴルノ=カラバフ共和国の地図が貼ってあった
ナゴルノ=カラバフって聞いた事ない人の方が多いと思う
旅人の中でも結構知らない人は多い
このナゴルノ=カラバフという地域はアルメニアを後ろ盾にするナゴルノ=カラバフ共和国とアゼルバイジャンが領土争いをしてる場所
法律上は思いっきりアゼルバイジャンの国土なんだけど事実上ナゴルノ=カラバフ(つまりアルメニア)が占拠してる土地だ
僕とKサンが再び合流したのはこのナゴルノ=カラバフ共和国に行くためだったのだ
そして僕らは自分たちで思ってた以上に危ないエリアにも足を踏み入れる事になる
それはまた数日後の事だ