2018年3月9日
今日は移動日だ 僕は今日ペナン島に行く
朝、身支度を整えて宿を出て地下鉄でクアラルンプールセントラルにやって来た
昨日事前に買っておいたマレー鉄道の切符を手にホームに降りる
ホームにはムスリムの女性が髪を隠す為に頭を覆うヒジャブを被った女性が多数ホームの地べたに座って列車を待っている
シンガポールからすでにムスリムの女性は沢山いたのでヒジャブは見慣れてるけど、街中で炎天下の中どれだけ暑くてもヒジャブを付けたまま働いてるムスリム女性を見るといつも感心してしまう
信仰深さって日々の生活の姿勢に出るもんだよな
日本人の感覚からしたら頭に布を被って顔だけ出してるスタイルって何とも思わないだろうけど、僕は逆にひとつの事を何の疑いも持たず小さな頃からひたむきに守り続けてる姿勢や生き方を美しいと思ってしまうのだ
そんな事を考えてるうちに電車がホームに滑り込んで来た
前回の移動同様に車両内は冷房がガンガンに効いてるのでパーカーを着込んで乗車
4〜5時間で電車はペナン島へ渡る最寄り駅のバターワースに到着した
ここからはフェリーだ
駅からは無料のバスでペナン島行きのフェリー乗り場まで連れて行ってくれる
フェリー乗り場でチケットを購入 チケットの値段は往復分になってます
1.2マレーシアリンギット 日本円で33円くらい 安い
往復分だから帰りまで失くさないようにしないと
座れるような場所は一部しかなく、ほとんどの人が立ったままで乗る
そしてフェリーは動き出した
乗ってた時間は10分〜15分くらいだろうか
あっという間にペナン島のジョージタウンが近くなり、船はフェリーターミナルに到着した
メインバックを肩に食い込ませながら宿を目指して歩く
建物や街並みは若干中華系っぽい雰囲気のものが多い
とにかく大人しい街でこの島の人の暮らしののんびりさを感じることができる
15分ほど歩いて本日の宿に着いた
泊まったのは1921 Art Gallery & Travel Lodgeというゲストハウス
ドミトリーで一泊18リンギット 500円ちょいです
部屋に入ってすぐにゴキを2匹発見したがクアラルンプールのオアシスゲストハウスが数倍強烈だった為、全く気にならなかった
荷物を置いて落ち着いたら街を散策するとしよう
小さくて可愛い島だ そして猫が多い
周りのお土産物屋でも猫のグッズが多く売られてたり、猫のお土産の専門店などもある
ペナン島の猫は有名なようだ
ここでもトライショーが(笑)
しばらく歩き回ってると宿の一本北側にコインランドリーを発見した
シンガポールで汗かいた洗濯物溜まってるんだよなぁって事で洗濯開始です
どうやらここのコインランドリーはマレーシアリンギットが直接入らなく、2件隣のお店で洗濯専用のトークンを買ってそれを使うみたい
これが洗濯専用のトークン
洗濯機が5トークン、乾燥機が5トークンで計10トークン
洗濯してる間はドリアンアイスの匂いに悶絶しながら表で猫と戯れたりしながら時間を潰します 洗濯30分、乾燥機30分なのでまぁまぁ待つことになる
ほんとペナン島は猫が多いなぁ
しかも普段から可愛がられてるから全然人間を警戒しません
ちょっと近くに立ってると足元に擦り寄って来たりする
洗濯が終わってからゆっくりジョージタウンを歩いてみることにした
この街って確かまるごと世界遺産だったよな
イギリス植民地時代の街並みに、マレー系・中華系・インド系の人達が暮らす多民族の島として世界遺産に登録されている
これはセントジョージ教会
のんびりした平穏な島だ
東南アジアなんで暑いと言えば暑いんだけど割とカラっとしてて不快指数は高くない
昼間は空がすごく青い
途中ブルーマンションというジョージタウンで有名な建物があったんだけど、すでに夕方だったのでもう入場出来る時間を過ぎていた
外から写真だけパシャリ
そのまま少し歩くとレッドガーデンフードパラダイスというシンガポールのホーカーズっぽい場所に出た
ここは色んな料理が安く食べれる集合屋台だ
マレーシア料理や中華料理が多めかな
中華のお店でポークチョップライスとかいう物を頼んでみました
素朴な味で量はちょっと少なめ
量的にちょっと物足りなかったのでもう一つ何か食べる事にした
お店を見て回ってるとクレイポットのお店を見つけた
今までクレイポットって食べた事ないんだよな マレーシア料理なんでせっかくだから食べてみよう
こんな感じで土鍋で出てきます 旨辛いって表現がぴったり ご飯ほしくなります
お腹いっぱいになったので別の道を通って宿に戻ることにした
帰り道に結構活気のある欧米人も多い通りに出た
道のところどころで地元のおじさん達が中国の将棋のようなゲームをしてる
この街では普段タイで騒いでる欧米人も大人しくゆっくりした時間を楽しんでいる
僕もカフェのオープンテラスに座り夕日に染められるジョージタウンの街並みをのんびり眺めてみた
僕はこの島に1日しか滞在しない予定だ
でも、これだけいい雰囲気の島を1日で出るのはもったいないなっと思い始めていた
少し予定変更してこの島に延泊しよう 街行く人達とそれにまぎれて足元に寄ってくる猫に癒されながらそう決めた
宿に帰ってスマホをwifiに繋ぐと何人かの友人からLINEやフェイスブックで「誕生日おめでとう」のメッセージが来てた
自分の誕生日をすっかり忘れていた そういえばそうだ、今日だったんだ
僕はこの平和な島でまたひとつ歳を重ねた