2018年キルギスのビシュケクでトルクメニスタンのビザ申請

2018年8月27日

ビシュケクに戻ってきてついにイランビザをゲットしました

これでようやくトルクメニスタンのビザ申請を出来ます

トルクメニスタンビザ申請

これがイランビザ

時期が悪くこれをゲットするのに3週間もかかってしまった

パスポートを大使館にホールドされたままイラン大使館が夏休みに入ってしまいました                                 パスポートが手元になかった為、身動きが取れずにキルギスに軟禁状態w   8月に申請される方は気をつけてください

長かったですが無事イランビザを取得出来たのでトルクメニスタンのトランジットビザについて解説していきましょう

目次

なぜトランジットビザなのか?なぜ次の国のビザが必要か?

トルクメニスタンという国は決して観光客ウェルカムではないです

普通に観光ビザをとって入るには高額なガイドを付けてインビテーションをもらう必要があります

なので通常長期旅行者は次の国に行くのにトルクメニスタンを通過しないといけないので通らせてくださいという名目でトランジットビザを取得して入国します

北側(ウズベキスタン)からトルクメニスタンを抜ける場合、次の国というのはイランかアゼルバイジャンになります

日本人がトルクメニスタンのトランジットビザの申請をするにはトルクメニスタンを通過だけする証明として次の国のビザのカラーコピーが必要になります

つまりイランかアゼルバイジャンのビザを取得するまでトルクメニスタンのビザ申請は出来ません

トルクメニスタンからイランへは陸路抜け、アゼルバイジャンには不定期に出る船で抜けることになります

イランビザかアゼルバイジャンビザを取得できたら早速朝一でトルクメニスタンビザの申請に向かいましょう(アゼルバイジャンビザはEビザで申請から3日程で簡単に取れます)

トルクメニスタン大使館の場所と必要な持ち物

トルクメニスタンのビザ申請は少々ややこしいので有名です

僕は自分が申請に行く前から一度申請の流れを見ておきたいと思って、同じ宿の人が申請に行く時に付いて行って予習をしていました

トルクメニスタンビザ申請

この時僕はまだイランビザを持ってなかったので申請したくても出来ないのであくまで一通りの流れを見に行くだけ 前を歩いてる2人はこの日トランジットビザ申請でした

トルクメニスタン大使館はビシュケクの町の南のはずれにあります

少々辺鄙な場所です

ビシュケクのトルクメニスタン大使館の場所 朝10時から開きます

日本人宿の南旅館からは比較的近いですが、サクラゲストハウスからだとマルシュルートカを乗り換えてこなければなりません

ビザ申請に必要な持ち物ですが

  • パスポート
  • 次に抜ける国のビザのカラーコピー(必ずカラーで!)
  • パスポートの最初の顔写真のページのカラーコピー
  • 3×4の顔写真2枚
  • 申請用紙(大使館でもらえます)
  • 申請料金10ドル

以上です

書き込みが必要な申請用紙

ここが第一関門です

午前中に全ての手続きを終えないといけないのでここから時間との勝負でもあります

大使館に到着すると鉄の門を抜けて敷地に入り、小さな窓口でパスポートを見せてビザ申請に来たことを伝えましょう

申請に必要な用紙を3枚もらえるはずです

もしこの時点で2枚しか渡されずに手元に白紙の紙がない場合、窓口で「白紙の紙も欲しい」と伝えてください 後で必要になります 白紙の紙もあわせて3枚です

トルクメニスタン大使館

横に座って申請用紙を書く場所があります

机には申請用紙の記入方法の見本がありますがちょっと見にくいので、この下に載せた申請用紙の内容を見て予習しておく事をオススメします

申請に必要なのは下の写真の3枚です 順番に見て行きましょう

トルクメニスタンビザ申請

まずは1枚目 普通にビザの申請用紙です

今まで陸路で移動して来た旅行者なら記入はそこまで難しくないかと思います

トルクメニスタンビザ申請

見ての通り右上に写真を貼る部分があります この用紙で写真を一枚使います

この用紙は裏表ありますのでなるべく時間を取られないように記入したいところです

トルクメニスタンビザ申請

これが裏面になります

用紙の内容を見てお気づきかと思いますが、

どこの国境から入ってどこから抜けるのか、いつ入国していつまでに抜けるのか

を記入する必要があります

トルクメニスタンのトランジットビザは5日間です

当然ながらいつ入国していつまでに抜けるのかの部分はビザで許された5日以内に抜けるよう設定しないといけません

申請に行く前に予め今後の移動スケジュールを計算して書き込めるようにしておいてください

また注意点としてトルクメニスタンのトランジットビザは発行されるまでに基本10日ほどかかります                                               ですので入国日は最低でも10日以上は先の日にちにしていないと申請の時点でダメ出しをくらいます

ただいつ入国していつまでに抜けるかはビザ受け取りの際に変更ができます

思った以上にビザ発行までに時間がかかって最初に申請した入国日に移動が間に合わない場合は受け取りの時に入国日と出国日の変更を申し出てください

長くなりましたね 2枚目の用紙です

トルクメニスタンビザ申請

見ての通りあなたという人間の自己紹介にあたる用紙です

ビザ申請する人の細かなデータという事です 右上に写真を貼るスペースがあります

この用紙でも顔写真を一枚使います 写真はこれで終了ですね

最後です これがちょっとやっかいな3枚目 白紙の紙です

トルクメニスタンビザ申請

これには嘆願書のような文言を書くことになります

要は「トクルメニスタン大使館様へ 私はイランに行く為にどうしてもトルクメニスタンを通らなければいけません 〇日〜〇日に抜けるので許可してください」みたいな事を書く用紙になります

書き方の見本の用紙の写真を載せておきますね

トルクメニスタンビザ申請

これなんですが・・

必ずこのフォーマットの通りに書いてください

自分で勝手に書き方をアレンジしたり、適当に書くと申請ではじかれます

また上のフォーマットの写真の中央左くらいにURGENT(if urgent)と表記があるのがおわかりでしょうか?

要は急ぎかどうかなので急ぎの場合はフォーマットと同じ位置にURGENTと書いてください

まぁただでさえ10日もかかるので普通は急いで欲しいはずです

写真の通りに書きましょう

用紙を全て書き終えたら先ほどの小さな窓口に持って行きます

すると下のような手数料の振り込みに必要な細長い紙を渡されます

トルクメニスタンビザ申請

ここから銀行に申請手数料を振り込みに移動です

午前中のうちにKICBに手数料を振り込みに行く

ここからが第二関門

KICBという銀行にビザ申請手数料を振り込みに行きます

これはビザ代ではなくあくまで申請料金の振り込みになります

先述したように申請を午前中で終える必要があるのでここも時間との勝負です

KICB銀行の場所はここです

トルクメニスタン大使館から微妙に遠いです 3kmはあるはずです

歩き移動で往復してたら間に合わないと思ってください

トルクメニスタン大使館の前の通りでタクシーか北向きのマルシュに乗って移動しましょう

KICB銀行に着いたら入り口付近の係員に先ほど大使館でもらった細長い用紙を見せれば順番待ちの整理券を出してもらえます

順番待ちしてる間に振り込み用紙の記入をしてしまいましょう

トルクメニスタンビザ申請

これが振り込み用紙 待合室の中央の小さなテーブルの上に置いてあります

大使館でもらった細長い紙を見ながら書き込みます

あの用紙の左側に書いてある1280016013758552という長い数字が振り込み先の口座番号です

もし書き方がわからなかったら自分の番が呼ばれた時に窓口の人が教えてくれますが、なんせ中央アジアなので英語が通じにくくやり取りに時間を使ってしまうと思います

トルクメニスタンビザ申請

振り込むのは申請料金の10ドルです

振り込む際に銀行の振り込み手数料で21ソム取られます ソムの小銭も用意しといてください

さて振り込みが終わると下の写真のような料金を振り込んだ証明の紙がもらえます

ここまで来たらあと一息 その用紙を持ってトルクメニスタン大使館に戻ります

トルクメニスタン大使館に13時までに戻ること

トルクメニスタン大使館のビザ申請は午前中の10時〜13時までです

この3時間内に全てを終わらせなければなりません

13時に間に合うように銀行から急いでトルクメニスタン大使館へ戻りましょう

帰りも3kmの道のりを歩いてられないのでタクシーがオススメです

無事に13時までに戻ったら大使館の窓口で支払済の証明の用紙を渡します

係員からビザが許可されれば申請時に書き込んだEメールアドレスに連絡が来る事、

そしてビザが降りたらそれをビシュケクの大使館でもウズベキスタンのタシケントの大使館でも、国境でも受け取れるという説明をされます

実際僕も申請はビシュケクで行い、その後ウズベキスタンに移動して受け取りはタシケントにあるトルクメニスタン大使館で受け取りました

これで申請は終わりです お疲れ様でした

その他の注意点

僕が見てきた中で実際にあった事で注意点を何個か記しておこうと思います

  1. トルクメニスタン大使館は10時オープンだが大使館員が平気で遅刻して来る
  2. ビザの国境受け取りは避けたほうがベター
  3. お昼の時間帯にKICB銀行に行くことになると窓口のスタッフがランチに行ってて少なく、自分の番が回ってくるまでに時間がかかる

まず1番ですがこれは僕が申請する人に付いていって下見に行った時に実際にあった事です

10時オープンにもかかわらず大使館員が出勤して来たのは10時20分でした

ただでさえ時間との勝負なのにこの時点でハンデを背負ってのスタートになります

日本では考えられないイレギュラーが海外では平気で起こりえます

次に2番の国境受け取りについてですが国境でトランジットビザを受け取る場合、前日にリコンファームが必要らしいです

しかもいざ国境についた際に「お前のビザなど聞いていない」と突っぱねられた人も結構いるらしいです これらの情報からさすがに身の回りでも国境受け取りを選択してる人はいませんでした

せっかくビザが降りてるのにこんなリスキーな受け取りを選ぶ事はないと思います

同じビシュケクの大使館かせいぜい僕のようにタシケントでの受け取りに留めておきましょう

最後に3番ですが僕が申請に行った際に実際に起こった事です

僕は予め申請用紙を手に入れて全てを宿で記入して朝10時過ぎに申請に行きましたが、それでも順番待ちや銀行への移動で振り込みに行ったのが11時半ごろになりました

その時点で整理券の番号を見る限り自分の前には20人くらい待っていました

人数もさる事ながら12時に近づくにつれ銀行の職員がチラホラ外にランチに出始めます

振り込みは1階ですが、2階のスタッフなどはかなり階段から降りて来て昼飯に行ってました

窓口の人数が減るとそれだけ時間もかかってしまう為、振り込みを終えて13時までに大使館に戻れるかどうかやきもきしながら待ってたのを覚えてます  僕はギリギリ間に合いました

以上の点からキルギスのビシュケクでトルクメニスタンのトランジットビザを申請するのは時間との勝負になりますので、僕のように予め大使館に一度行って用紙をもらって宿で書き上げて別の日に改めて申請に行くのも手だと思います

この記事が皆さんのビザ申請に少しでも役立てば嬉しいです

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コメント

  1. やまだ太郎 より:

    お伺いしたいのですが、ビシュケクで申請してタシュケントで受け取りたい場合は、ビシュケクで申請した後はもうウズベキスタンに向けて出発しても大丈夫と言うことでよろしいでしょうか、、?
    その後のビザ認可のメールの際にタシュケントで受け取りたい旨を伝えれば良いと言うことですかね、、?

    • メリ より:

      やまだ太郎様
      コメントありがとうございます

      その通りです ビシュケクでの申請が終わればタシケントに向けて出発して問題ありません
      申請終了からビザがおりるまで10日ほどかかる為、僕はビシュケクでの申請が終わった次の日にすぐ
      カザフスタンのアルマトイに移動してカザフスタンを観光してからウズベキスタンのタシケントに行きました
      ビザ認可のメールが来た際にどこで受け取りたいかを返信する必要はありません
      ビザ認可のメールが来た時点でどの大使館でも受け取れます(もちろん国境でも受け取れる事になってますが少しリスク高いです)
      ただ気をつけてもらいたいのがビザ認可のメールがかなりいい加減だという事です
      ビザがおりてるのにビザ認可メールが来てる人と来なかった人が周りにもいます
      これはビシュケク申請でビシュケク受け取りの人もそうでした
      事実僕もビザ認可メールは最後まで来ませんでした 
      なのでタシケントのトルクメニスタン大使館に朝から押しかけてどうなってるんだ?と言いに行きました
      明日もう一度来て欲しいと言われたので次の日に朝一で行くとビザが発行されました
      ですのでやまだ様がタシケント受け取りを希望されるのでしたらビザ認可メールをずっと待ってるのではなく、10日前後経った時点で
      一度タシケントのトルクメニスタン大使館に確認に行くほうが良いかと思います
      もしまた何か疑問点がありましたら答えられる範囲でお答えしますのでお気軽にコメントしてくださいね

      お互い良き旅を

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