2019年11月20日
引き続きトゥルムの町からです
今日はここトゥルムから北西44kmに位置するコバ遺跡を見に行きたいと思う
コバは古典期から後古典期にかけてマヤ族の王国の一つとして繁栄した場所
いつも通りADOでバスチケットを購入して向かいます
トゥルムからコバ遺跡まで片道100ペソ(約500円)
朝10:17の便に乗って向かった
40分ほどバスに揺られてコバ遺跡の拠点となる街に到着した
ここからコバ遺跡の入場ゲートまでは少し距離がある
他の観光客と一緒に歩いてコバ遺跡の入り口を目指す
ここがコバ遺跡の入場チケット売り場
僕は国際学生証を持っていたので無料だった
これがコバ遺跡の全体図 思ってたより広いみたいだ
入場ゲートから少し歩くとすぐにこのコバ遺跡のメインとも言えるノホック・ムル・ピラミッドが見えて来た
このノホック・ムル・ピラミッドは高さ42メートルのピラミッド
規模が違うから一見チチェン・イッツァなどの方が大きく見えるが、実はチチェン・イッツァ は24メートルの高さに対してコバ遺跡のノホック・ムル・ピラミッドは42メートルと想像以上に高いのだ
同じマヤ遺跡でもグアテマラにあるティカル遺跡などには高さはかなわないがユカタン半島だけでいうと実はこのコバ遺跡が最高の高さのだ
ただここはこの遺跡の一番の見所なのでが他の場所を回ってから最後にここに戻ってくるとしよう
ここは16世紀にスペイン人がやってきて支配されるまでは非常に発展していたらしい
スペイン人に支配された後はこの場所は放棄されて長い間ジャングルの中に手付かずのままで残っていたそうだ
そして今まで見て来たマヤ遺跡同様ここにもやはり球戯場がある
球戯場についているこの石の丸い穴が空いたゴールにボールを入れる球戯
他のマヤ遺跡ではこの球技場の鍵をかたどったゴールにボールを入れた人物が生贄になったり、ボールを入れた人が生贄を選んだりと神に捧げる生贄を決める競技にもなっていた
ここも同様の使われ方がされてたんだろうか?
コバ遺跡の敷地内は広いのでいろんな遺跡が離れた場所に点在している
なのでコバ遺跡内は遺跡の中でレンタルサイクルを借りて自転車で移動するのが定番だ
レンタルサイクルは一人50ペソ(約250円)
結構使い古された自転車をが回ってくることもあるので借りる際にブレーキの効き具合やパンクしてないかなどをちゃんと確かめよう
これがレンタルサイクルのチケット
時間などは特に言われなかったので一度借りるとコバ遺跡が閉まるまで借りれると思う
とりあえずまずは遺跡の一番奥まで入ってそこから入場ゲートに戻るような形で遺跡を見て回った
天井にコウモリ発見
ウシュマル遺跡にもいたけどマヤ遺跡ってジャングルに囲まれてる事が多いので結構遺跡内にコウモリが住んでる事がある
そして2時間ほど遺跡内を周った後に入り口近くのメインのノホック・ムル・ピラミッドの前に戻って来た
ここがメインだから最後にここに登りたかったのだ
・・・・と思ってたんだけど
まさかの登頂禁止
以前は観光客でも頂上まで登ることが許されており、当時の支配者と同じようにジャングルの地平線を眺めることが出来たのに何故か僕が行った時は登るのが禁止されていた
結構急な斜面なので遺跡の保存の意味でも観光客の安全の意味でもそのうち登るのが禁止されるだろうと言われてはいたけどまさか僕が入ったタイミングでそうなっているとは
運が悪かったけどこればっかりはしょうがないよね
コバ遺跡の敷地内は歴史的建造物の多くがまだジャングルの中に残されており今後の更なる調査が待たれる
ピラミッドには登れなかったけどユカタン半島南部のマヤ遺跡を見れて満足だ
たぶんルートからしてメキシコで見る遺跡はここが最後
明日はトゥルムに来た観光客のほとんどが訪れるグランセノーテに行ってみたいと思う