2020年10月7日
おはようございます
サンルイスポトシ2日目
僕はこの街に来たのはここからさらに北の町に北上するための拠点にしたのもある
でももうひとつタイミングが合えば見たいと思っていた儀式と言うかパレードがあった
それがこのスクリーンショットの儀式
怪しいとんがった白い目出し帽をかぶった人たちが教会から出てきて夜のサンルイスポトシの街を行進するパレード
これは「Procesión del Silencio」(沈黙の行列)というイベント
キリストの受難を悼み、孤独の聖母を称えるためサンルイスポトシの歴史地区の通りを行進するパレードだ
この怪しげな雰囲気のパレードを一度自分の目で見てみたかった
宿の人にスクリーンショットの画面を見せてこのパレードはどこで見れるのか聞いてみたんだけど、やっぱりこれは一定の時期しかやってないみたい
宿のスタッフの話ではだいたい毎年3月の終わりから4月の頭にかけて2週間行われるイベントらしい
やっぱりいきなりやって来てすぐに見れるようなものではなかったか
でもサンルイスポトシの街の所々にやはりこのパレードが有名だという事を印象付ける物がが点在する
まずはこれ
カルメン教会
プラザ・デル・カルメンという広場に隣接する形で立っているProcesión del Silencio(沈黙の行列)が始まる教会だ
そして目の前の広場にはこの銅像
パレード中はロウソクで照らこのエリアが照らされなんとも言えない雰囲気になるそうだ
何千人もの観光客が通りに並んでパレードを見るけど、パレードが行進してる最中は誰も話さないのが暗黙の了解になっている為その名前(沈黙の行列)が付けられたそうだ
このパレードは2013年にはサンルイスポトシ州の文化遺産の一部にも登録されている
こんな格好した人が何百人も夜にろうそくで照らされた街を行進するなんて神秘的だよな
マジで見てみたかった
でもまた春にメキシコにいる機会があれば一度見に来てみたいな
近くの土産物屋にもフィギュアみたいなのが沢山売られている
これ以上サンルイスポトシの教会を見て回っても仕方がないし、明日北の町に行くバスの時間を確認してチケットを先に買いに行くことにした
バスターミナルにチケットを買いに行く最中にドーム型の建物が見えた
グーグルマップによるとあれは闘牛場のようだ
今はもう使われてないのかもしれないが以前はここで普通に闘牛が行われたんだろうな
スペインだけでなく意外にメキシコでも闘牛場はよく見る
サンルイスポトシのバスターミナルに着いて明日のバスの時間を確認したところ次に僕が行く予定のマテワラと言う小さな町には1時間に一本ぐらいはバスが出てるようだ
朝宿をチェックアウトしてからここに来る時間を考えると朝10時半の便が一番良いように思えた
という訳で明日の朝10時半のチケットを購入
マテワラまで309ペソ(約1540円)
これで明日の出発の予定もたった事だし後は今日この街でのんびりするだけだ
サンルイスポトシの街の中心に戻るとここにもコロナウイルスの影響で仕事や家を失った人たちの仮の住まいとしてテントが張られていた
メキシコシティでもこの光景は見たがまさかこっちでも同じような光景を見ることになるなんて思わなかった
このテントが張られているエリアの近くの教会に昼間から多くの人が並んでいるのを見かけた
昼間から教会に人が並ぶなんてずいぶん信仰深いんだなと思っていたんだけど、どうもここでは炊き出しをして金銭的に苦しい人たちに無料で食べ物を配っているようだ
中で食べ物と飲み物を配っていてそれをもらった人たちが通りの向かいの小さな広場に腰掛けてもらった食べ物を食べている
小さな子供を連れているお母さん、年老いたひとり者の老人まで多くの人がこの炊き出しに救われているようだ
最近サンルイスポトシではコロナウイルスの影響でお金のない人が増え、日本人の旅行者が鞄を盗まれたりと少しずつ荒れてきていると聞いていた
でもこういう光景を見ていると聞いていた程は危なくはなく、まだ困ってるいる人達を救いたいと思っている人たちの活動の方が多く目につく
夕方になると広場の前や歩行者天国の通りに物売りのおじさんやおばさんが増える
物売りのおじさんから5つで10ペソのドーナツを買う
近くのコンビニでコーヒーを一杯買って教会前の広場のベンチに腰掛けて道行く人たちを見ながらゆっくりと食べる
もう今日の晩御飯はこれでいいや
明日から行くマテワラは基本観光するような場所もないので用事でもない限りあまり観光客が行く場所ではない
それでも僕がその町に行くのには理由がある
それはまた明日の記事で