2021年11月7日
おはようございます
今泊まってるホステルはしょぼいけど朝食付き
朝7時30分に起きて朝食を味わずに腹に詰め込む
普段なら一人の時はもう少し起きるのが遅いんだけど、今日は9時からチチカカ湖に浮かぶ藁のような植物で出来た浮島に行く
迎えの車が来るまでに朝食を済ませ準備しないと
あ、今泊まってるのはここです
「Inka’s Rest」というホステル
ブッキングドットコムでプーノの宿を検索して安い順に並べ替えると多分1番上か2番目に出てくると思います
ドミトリーはこんな感じ 僕が泊まったのは5人部屋
ドミだけど2段ベットじゃなく、一人一人がシングルベッドなのがありがたい
宿にはチチカカ湖に行くツアーの案内が張り紙されている
僕はこの中で今日1番安いウロス島に行くツアー(写真の右下のツアー)に参加する
Inka’s Rest
- ロケーション:★★★★☆
- スタッフ :★★★☆☆
- 価格 :★★★★☆
- 清潔感 :★★★☆☆
- WIFI :★★★☆☆
※あくまでも個人的な評価です
プーノの中では比較的安いホステル 場所は湖にも割と近い
Wifiもそこそこ使えるけどよくあるパターンで部屋の中だと少し電波が弱くなる
1階の食堂兼ロビーではバリバリにつながるので問題ナシ
トイレとシャワーの数も十分 部屋にロッカーあり
唯一困るのは入り口の鍵を持たされないこと
毎回外から帰ってくる度にインターホンをならして開けてもらうんだけど、宿のスタッフが常時受付にいない事もあるので玄関を開けてもらうのに少し待たされる事がある
朝9時過ぎに送迎の車がやって来た
今回この宿から参加するのは僕一人
あとは他のホステルからの参加者達が数名だ
まず車で船着場まで行ってそこから今日案内してくれるガイドと船の船頭を探す
この辺は苔が一面に浮いていてもう緑色の地面みたいに見える
ここももうチチカカ湖の一部だ
まずは自分達の船、船というかボートかな それを見つけないと
それが見つかったら乗り込んで出発を待つ
ボートの中はこんな感じ
メンバーが揃ったらプーノの町を離れチチカカ湖を進んで行く
チチカカ湖はペルー南部とボリビア西部にまたがる淡水湖
湖には多くの島が点在してる
有名なところではウロス島にチチカカ島やルーナ島、タキーレ島、アマンタニ島、太陽の島、月の島などがある
ツアーには上記の島に1泊2日で泊まるようなものもある
き、汚な・・・っとか思っても口に出しちゃいけません
途中すでに観光を終えたボートとすれ違ったりもする
ボートで15〜20分ほど進むともうUROS(ウロス島)と書かれた看板が見えてくる
チチカカ湖は広いけどウロス島は割と近いのだ
でもここは看板と小屋があるだけの島
僕らが上陸するのはもっと奥の島だ
しばらくすると小さな島がいくつも見えてそこに藁ぶきの家やトタンで出来たような住居が見え始めた
どうも僕らが上陸するのはここみたいです
この島のオバサン達が待ち構えていた
この人たちはウル族という民族 ウロス島に住んでるからウル族という
島に上がる前に島の端っこの断面を見てみた
おお 本当に藁みたいな植物で出来ている
こんなんで島を作るとかよく考えたよな昔の人は
いざ上陸!
地面がフワフワしてる
なんて言うかウレタンマットや低反発のマットレスの上を歩いてるような感覚
今本当に植物で出来た島の上にいるんだな
なんだか妙な気分だ
僕も含めた同じボートに乗ってた全員が集められてこのあたり一帯に浮かぶウロス諸島の長から島の説明をされる
右に写ってるオバチャンがウロス諸島の長らしい
まず浮島の仕組みが説明される
植物の下に約1メートルの高さの土を固めてブロック状にした土嚢のようなものを足場にする
そして、その上にトトラと呼ばれるの植物を縦横交互に2メートルの高さまで重ねて島の地面を作ってるそうだ
この地面に沢山落ちてるのがトトラだ
乾燥すると簡単に折る事も出来て火を焚くときの燃焼にもなる
この島で生活する人にとって欠かせない素材って訳だ
その後も細々とした説明をされるが、途中からなんか話の内容が変わって来た
なんか土産物の商品紹介が始まってる
「これはねクッシュンカバーと枕カバーよ。クッションカバーが50ソル。あ、枕カバーは80ソルね」っとか誰も欲しくない情報と営業トークが始まる
これがよく旅人の中で「チチカカ湖の島々はビジネス島だ」と噂される由縁だ
別に俺たちここに買い物に来た訳じゃないんですけど
もう話の半分は営業じゃないか
ウル族のオバサン達のビジネストークに疲れてきたので、僕は少し離れて島の写真を撮りながら観光客への営業が終わるのを待つ
一応この後もうひとつ別の島に行くらしいからね
で、営業が終わって次の島に行く船がこれだそうです
・・・なんだこれ?ナメてんのか?っと思っても言っちゃダメですよねハイハイ
一応この船ですが、ツアーに申し込む段階でホステルのスタッフから「この船はツアー代に含まれてないから別料金よ 10ソルかかるわ」と聞いていた
このツアーに参加している中で英語で説明を聞くのは僕だけ
後の観光客は全員スペイン語圏の人だ
だからガイドは何か説明をするときにまず必ず僕のところに英語で話をしに来る
僕に英語で説明し終わったら他の観光客にスペイン語で説明をするっていう流れ
そしてガイドがいつものようにまず一番に僕のところに英語でこの船の説明をしに来た
「今からこの船で次の島に行くけど、この船に乗るのには15ソルかかるよ」と言ってきた
僕はプーノの街でこの船は10ソルだといろんな人から聞いていた
だから僕はガイドに「ホステルの同じ部屋の観光客からも、ホステルのスタッフからもこの船は10ソルだって聞いてるよ?」っと言った
そしたらガイドは「うーん・・そうか、じゃあちょっと待ってね・・」と言ってウロス諸島の長のオバサンとなにやら少し話をしに行った
そしてすぐ僕の元に戻ってきた
「じゃあ君は10ソルでいいよ でも他の観光客には内緒ね!」
なんだそれ
何がじゃあ10ソルでいいよ だ 馬鹿にしてんのかコイツら
しかもボロうとしておいて全く悪びれてない
逆に特別扱いしてやった程でいやがる
たかが5ソル(約130円)の違いなんて僕ら観光客からしたら大した金額じゃない
でもこれは金額の問題じゃない
あのさぁ、そりゃビジネスなのは分かるよ?
彼らは主に漁業と観光客相手の商売で生計をたてている
だから観光客相手のビジネスが悪いなんて言わない
でもそれは真っ当に商売しての話だ
相手が相場を知らないからと言って人を騙くらかして金を余計に取ろうとしてるコイツらの神経と非常識さに腹が立つのだ
兎にも角にも僕は正規の料金の10ソルで一番最初に乗せられた
その後、他の観光客が船の料金を払うのを見てたけど全員15ソル取られてた
この余計に取った5ソル×人数分の金は後から島の長のオバサンとこのガイドで折半でもして小遣いにでもしてるんだろう
小遣い増やしたかったら自分の仕事ぶりと能力でテメエの給料上げろやボケ!っと言いたい気持ちを抑えてこの超絶しょうもない船で次の島に向かう事に
あ、そうだ この事はツアーが終わった解散する前にみんなにバラそうっと(笑)
で、このしょうもない船にはエンジンが付いていない
どうやって進むかというと・・・
島のオバチャンがエンジンついたボートで押すことで推進力を得ます
なんちゅー船だ まったく
さぁ、しょーもない船でしょーもない航海の始りです
船が少し進むといろんな島々が見えてきた
さっき聞いてた説明によるとこのチチカカ湖には他の大きな島を除くウロス諸島と呼ばれる一帯だけで80ぐらいの島があるらしい
そしてひとつの島に大体5〜6家族ぐらいが住んでいる
僕らが今見てるのはそのウロス諸島の島々だ
ところどころに屋根にソーラーパネルのついた家がある
ウル族の中には普通にスマートフォンを持ってる人もいたので、こんな浮島で充電どうするんだろう?と思っていたけどこういう事か
他にも観光客をわんさか乗せた同じような船が沢山行き来してる
どうもツアーや会社によって立ち寄る島が違うみたいだ
観光客が一斉に1箇所の島に集まって、観光で得られるお金がひとつの島に集中しないように分けてるんだろうな
そしてここが僕たちが訪れる2つ目の島みたいだ
こんな名前の浮島
一応チチカカ湖のサインあり
ここもまた当然トトラという植物で出来てる島
さっきの島よりもトトラの色が茶色っぽくなってだいぶ乾燥してるみたいだけど同じような浮島だ
ここも足元の感触はさっきの島と同じ
この島、さっきとほぼ大きさは同じなんだけど何がショックって普通にレストランがある
って言うかもっと言うとこの島にあるのはトイレとお土産物屋とレストランだけだ
金にうるさいレストランの店員が必死にメニューを見せてくる
これはやっちゃいかんだろう・・
なんだかショックというかここまでビジネスしてると観光客のこっちとしては興醒めになる
そりゃビジネス島という噂が流れるのもしょうがないわ
もうこの頃には正直帰りたくなってました(笑)
しかも観光客に金を使わせる為にわざわざここで30分近く過ごす
この島にはこれしかないので、皆しょうがなく何か適当に頼んで食べて時間を潰してる感じ
僕は意地でもこんなとこで食べるかと思ってたので、ただただ時間をが過ぎるのを待ってました
こうしてる間にも次の観光客を乗せた船が次々にこの島にやってくる
あぁ早く帰りのボート来ないかな いやマジで
30分後にようやく帰りのボートがやって来て、いの一番に乗り込む
ここからはあとはもうプーノの町に送ってもらうだけだ
プーノが見えて来た
ホントひさびさにツーリスティックでビジネス感丸出しのツアーに参加してしまったな
こうして約3時間におよぶ僕のチチカカ湖のツアーは終わった
港から送迎の車に乗って宿の近くまで送ってもらう
なんだか精神的に疲れたわ
あ、そういえばあの船が実は10ソルだったことをみんなにバラすの忘れてた クソ(笑)
まあこんな感じで終わった僕のチチカカ湖のツアーだけど、他の島に一泊二日で泊まりに行った人達は全然違う内容で十分楽しめた人もいるみたい
だからツアー内容によってかなり変わってくるのかもしれないので、そこは今後行く人はよく確認してから申し込んだ方がいいかもしれない
ひとまず僕が行った一番安い20ソルのツアーは正直オススメ出来ません!(笑)
今日はここまで
では!