2021年11月27日
おはようございます
今日は朝早めに宿をチェックアウトして、宿の倉庫で荷物を預かってもらいコンドルが飛び交うという丘に行く
そこには多くの観光客がコンドルを見に行ってるらしい
ただそこに行くには「Mirador Cruz del Cóndor」という丘に入る時にコントロールという係員が入場料を徴収するようになっている
その入場料は70ソル(約1900円)
こっちの物価を考えるとまあまあ高い
アレキパなどからツアーで来てる人はその入場料とは別にツアー代も50〜60ソル払ってる
なのでコンドルを見に行くのに計120〜130ソルは払ってるみたいだ
ただ裏技もあるらしい
これは他の世界一周旅行者から聞いたのだが、入場料を徴収するコントロールと呼ばれる人達はコンドルの丘に朝7時〜昼14時までしかいないらしい
なぜかというとコンドルはそもそも朝に行かないと見れないからだ
昼を過ぎると時間が経つにつれてコンドルは現れなくなる
もう14時以降だとロクにコンドルは見れなくなるんだろう
そういった理由から入場料を取る人達のいる時間が7時〜14時と決まっているのだ
だから近くの町から早朝にタクシーなどをチャーターして朝7時前にその丘に行っておくと入場料の70ソルをスキップ出来るらしい
僕も最初はその方法で行こうかなとも考えた
ただチバイやヤンケのタクシーがコンドルの丘まで行って帰ってくるのに1台チャーターで往復だいたい100〜120ソルを要求してくる
入場料をスキップ出来ても行き帰りのタクシーで120ソルもかかってたら意味が無い気もする
それならチバイの町のバスターミナルから出てるコレクティーボに乗って行った方が安い
チバイの町からコンドルの丘の「Cruz del Cóndor」まで片道10ソルで行ける
それで往復しても20ソル
ただ基本的にCruz del Cóndorに行くコレクティーボは朝7時ごろにチバイの町を出発する
それだとコントロールの人がもういるので入場料を支払う事になる
ただそれでも入場料70ソルに往復のコレクティーボ代20ソルの合計90ソルで済む
もうそれで行った方がいいかなと思い、朝7時調度にチバイのバスターミナルにやって来た
僕がバスターミナルに着いたタイミングは悪かったらしい
調度先ほどCruz del Cóndor行きのコレクティーボが満員になって出発したところだった
だから僕は今からもう1台コレクティーボが満員になるのを待たなくては
これがCruz del Cóndorに行くコレクティーボ
車の上に「Cruz del Cóndor」と書かれてるのでそれを見つけたら乗り込んで待つだけ
結局ここで30分以上待った
ようやく満員になってコンドルの丘に向かって出発
チバイからコンドルの丘までは車で1時間 意外と近い
それまでは窓の外を見てるだけで大自然のスライドショーだ
そしてチバイを出てからきっかり1時間後、Cruz del Cóndorに到着
ここか すでにツアーで来てる多くの観光客でいっぱいだ
コンドルが見れる丘「Mirador Cruz del Cóndor」の場所はこちら
観光客が現れるところには必ず民族衣装きたオバサン達が商売してる
少し奥に向かって歩き出した時だった
首からスタッフの証明書みたいなのをブラ下げた2人組が「ここに入るにはチケットが必要だよ」っと言ってきた
この人たちがコントロールと呼ばれる人達
よく見ると結構な人数でこの丘に来るツアーバスや車から降りて来る人を見逃さないように目を光らせている
これが購入したチケット 70ソル
チケットを購入し終わったらコントロールの人が「少し曇ってるけどコンドルはちゃんと飛んでるよ」と言って空を指差した
おぉ 気づかなかったけどもう僕の頭上を飛んでいる
待つときは結構待つらしいから、来ていきなり見れたのはラッキーなのかも
とりあえずこの丘をもう少し先まで進んでみよう
ある程度先に行くと、観光客が岩場に座って同じ方向を見てる場所があった
何かな?っと思って僕も行ってみると・・
いた!!
僕のわずか20メートルほど先で崖に突き出した岩にコンドルが止まって羽を休めてる
こんな近くで見れるなんて
しかもカッコいいし
コンドルがこの岩場から飛び立った瞬間を動画でご覧ください
こんな間近でコンドルが飛んでるところを見れてちょっと幸せ
それにしても凄い渓谷だなここ
コンドルはもともと羽をバタつかせてせっせと飛ぶような鳥ではない
飛び出したら羽を広げたままその羽に上昇気流を受けて優雅に飛行する
だからコンドルが巣を作って縄張りにしてる場所はこういう広い渓谷で風の強い場所
ここはまさにコンドルが住むのにうってつけの場所
子供の頃に音楽の授業などで聞いた誰もが知ってるであろう「コンドルは飛んでいく」という名曲はペルーの曲
あれはまさにここを表現した曲だ
奥には綺麗に整備された展望台がある
ここなら目の前の渓谷も眺められるし、コンドルが現れたら絶対見える
もうその都度写真に撮ってないんだけど、僕が滞在してた時間は悪くても10分に1度はコンドルが飛んでいた
というかほぼ途切れなくコンドルが次々に飛んでた気がする
多いときは1匹ではなく4匹同時に飛んだりしてたな
かなり頻繁に見れたので僕はもう1時間ほどで十分満足してしまった
さぁ、コレクティーボを拾ってチバイの町に帰るか
近くで野生のコンドル見る機会なんてそうそうないからいい記念になったよ
僕はツアーで来たわけじゃなく個人で来たので、帰りも当然コレクティーボに乗って帰る
でもタイミング悪く帰りのコレクティーボがなかなか来なかった
僕以外にもコレクティーボに乗ってチバイに戻る人もいて、その人たち全員で道路ぎわでコレクティーボを待つ
僕らがかれこれ1時間ほど待った時だった
あとからそこに2人組の男女が来て同じようにコレクティーボを待つグループに加わった
彼らは中国人だった
帽子をかぶりマスクをしてサングラスもして顔を隠してるが僕にはすぐ分かった
中国人とバレないようにしてるのか、小声で話してるが話してるのはあの世界一耳障りな言語だ
そして最初から車を待ってるグループが、帰りのコレクティーボを待って1時間20分くらい経ったところでようやく1台のチバイ行きのコレクティーボがやって来た
その途端だ
その中国人2人組が今までずっと1時間以上待っていた人達を何も気にせず、いきなり「自分達だけでも絶対乗るぞ」と言わんばかりに走り出した
当然待っていた人全員一斉に「はぁ?」ってなった
これは待っていた人達全員を出し抜く行為だ
ずっと待っていたグループの中のオジサン一人がドライバーにこっちのグループが全員先に待っていたとの事情を話した
ずっと待ってた僕らのグループの中のスペイン人女性が舌打ちして、中国人に聞こえないくらいの声で「Don’t be selfish(自分勝手なことをするな)」と言ったのが聞こえた
あのな、言うよ? もうハッキリ言うよ?
だからお前ら中国人って世界中で嫌われてんの
お前らが嫌われてるのは差別でもなんでもなくて嫌われるだけの理由があるの
その上で世界の人がお前らを嫌ってるのを差別やレイシストかのように言うな
世界中で嫌われてるからにはそれなりの理由があるんだよ
まずそこから目を背けるな
なぜ嫌われてるのかその理由を胸に手を当てて自分に問え
本当にこいつらが近くにいるだけで周りが嫌な気分をする事になる
世界に出て最低限のモラルやマナーやルールも守れないなら是非自国に篭っててもらいたい
僕も心の中でため息をつきながらコレクティーボに乗り込んだ
車はまた1時間かけてチバイへと走る
途中、マカという小さな町を通った
本当は降りて少し町を見たかったんだけど、ここでこの車を降りたら次のコレクティーボがいつ来るか分かったもんじゃなかったからマカという町はパスした
帰りは1時間かからずにチバイに戻って来た
朝何も食べずにコンドルの丘に行ったから腹ペコだ
メルカドで飯を食べて、いつものフルーツジュースのコーナーでカフェオレを飲む
ゆっくりカフェオレを飲んだあと、宿に自分の荷物を取りに行って町のバスターミナルに向かって歩き出した
さぁ、次の街に向けて移動だ
次に目指すのは地上絵で有名なナスカ
でもここから直通のバスは無いので一度僕が滞在してたアレキパという大きな街に戻らないといけない
そこでバスを乗り換えてナスカだ
こないだヤンケからチバイに戻って来たときにアレキパ行きのバスの時間は確認してた
今なら昼の2:30のアレキパ行きに乗れそうだ
ここから出るのは大きなバスではなく、ミニバン
料金はアレキパまで20ソル(約540円)
これがアレキパ行きのミニバンのチケット
バス会社はここを使いました
乗り合いのミニバンだけど、ちゃんと席に番号が振られており席順も決まってる
2時半過ぎにアレキパに向けて出発
アレキパからチバイに来たときは4時間半ほどかかった
同じ時間かかるとしたらアレキパに着くのは夜7時ごろのはずだ
・・と思ってたらミニバンの運転手がまあまあ飛ばしたので帰りは3時間半で到着
夕方6時にアレキパに到着
バスターミナルから5分ほど離れた場所に着いたので、荷物を担ぎ上げてバスターミナルまで歩く
アレキパのバスターミナルに到着
まずはここで今夜のナスカ行きの夜行バスがあるかどうかを確認しないと
ナスカ行きの夜行バスがなかったら今夜はこのアレキパで1泊しなければならない
でも沢山のバス会社が入ってるターミナルなので絶対にあるはず
聞いて回ると案の定いくつかのバス会社がナスカ行きの夜行バスを取り扱っていた
夜行バスなので当然今夜はバスの中で寝る
ちゃんと寝れるようにある程度のグレードのバスにしたい
そこで決めたのがこのバス会社
ペルーで1番有名なバス会社CRUZ DEL SUR
ペルーを旅する外国人観光客なら誰もが知ってるペルー1の高級バスだ
今なら19:30のナスカ行きが一番早いと言われたのでそのチケットを購入
アレキパからナスカまで95ソル(約2500円)
チケットをくれたバス会社のスタッフが「バスが出るのは違うターミナルだから案内してあげるよ」と言って向かいのターミナルに連れて行ってくれる
スタッフに追いて行くとすぐ向かい側にも小さなバスターミナルがある
ここからバスは出るので、こっちのバスターミナルのカウンターで預け荷物を預けるみたいだ
チケットを見せて荷物を秤に乗せると19.8キロだった
このバス会社は荷物が20キロを超えると超過料金がかかるので、ギリギリだった
手続きも済んだので、一度バスターミナルの外に出て屋台で飯を食べる
メルカドと同じく6ソルで食べれるやすい飯だ
こんなのがバスターミナルの外にいくつも出てる
足りなかったのでアンテクーチョも 1本1.5ソルという安さ
2本食べて3ソル
さらに隣の屋台でモリエントを買う
モリエントはペルー中の街中で売られている甘いお茶みたいなもの
これはバスの中に持ち込もう
バスターミナルに戻るとだいぶターミナル内が混んでいた
ここで忘れちゃいけないペルーのバスターミナルのルール
チケットを買っても専用窓口でバスターミナルの使用料を払わないとバスの発着所に入れない
これを今のうちに払ってしまおう
今までのバスターミナルではだいたい1.5ソルだったんだけど、このバスターミナルは少し料金が異なる
アレキパ州の中での移動なら1.5ソル
アレキパ州から出る移動の場合は3ソルだ
僕はナスカに行くから3ソルの使用料
19時15分くらいにバスへの登場が始まる
チケットとパスポートを確認されてバス発着所へ
誰も使ってないけど一応ラウンジみたいなのもある
そしてこれがCRUZ DEL SURのバス
2階建てバスで座席の前にはモニター付き
シートもかなり倒せるしこれは快適に寝れそうだ
乗る時にこんなの貰った
今までのパターンからして多分ジュースとスナック菓子が入ってるはず
バスはほぼ予定通りにアレキパの街を出発
くだらないホラー映画を1本だけ観たけど、それ以上は観る気になれなくてシートを倒して寝る事にした
明日起きたらまた新しい街だ