2019年7月23日
今日はスイスのチューリッヒからリヒテンシュタインに移動する日
昨晩調べておいた電車のルート通りに進むためにチューリッヒのキャンプ場を後にしチューリッヒ中央駅までやって来た
昨日調べておいたチューリッヒからリヒテンシュタインまでの移動ルートがこれ
ルートとしてはまずチューリッヒ中央駅から電車に乗ってスイスとリヒテンシュタインの国境に近い町、Sargans(ザルガンス)まで行く
そしてその駅前のバスターミナルから出てる11番のバスに乗る
バスはVaduz Post(ファドゥーツ ポスト)というリヒテンシュタインの首都ファドゥーツの郵便局の前まで行くので、僕は途中で今日宿泊する予定のキャンプ場に近いバス停で降りてそこからはキャンプ場まで歩きだ
因みにこのルートの場合、Sargans(ザルガンス)行きの電車のチケットを買えばその電車のチケットでザルガンスの駅からリヒテンシュタインの首都ファドゥーツに向かうバスには無料で乗れる
無料というか電車賃に次のバス代金が含まれてるような感じなのかな
僕は前日の夜にネットでこの電車を予約しておいたのでPDFで送られて来た電車のチケットを見せると確かにそのままバスに乗れた
まずはチューリッヒ中央駅からSargans(ザルガンス)行きの電車に乗り込む
スイスの端っこSargans(ザルガンス)駅までは約1時間の電車旅
左側の窓にはそれはもうのどかなスイスの田舎の景色が広がっている
僕は右側の席だったけどこの電車で移動する時は断然左側の席がオススメ
本当に美しいの一言だった
そうしてやく1時間後にたどり着いたSargans(ザルガンス)駅
思った以上に人けがなく寂しい駅だった
とりあえず駅前からバスが出てるはずなのでバスを探そう
駅構内に上の写真のようなバスのマークの表示があるのでその表示通りに駅の中を抜けて行く
するとすぐ外に出てそこに各方面に行くバスの電光掲示板があった
これを見て自分の乗るバスのプラットーホームを把握する
この写真では見えにくいけど僕の乗るバスはプラットーホームCだった
ここが駅前のバス乗り場
細長く立ってる柱がそれぞれプラットホームになっている
このCのプラットホームで待っていれば首都ファドゥーツに行く11番のバスが来るはずだ
因みにこれが首都ファドゥーツ行きの11番のバスの時刻表
そうこうしてるうちに11番のバスがバス乗り場に入って来た
なぜか隣のプラットホームBに停まったけど(笑)
間違いなく11番のバスなので念のために確認で運転手サンに「ファドゥーツ?」って聞くと「そうだよ」と言ったのでスマホのPDFチケットを見せてバスに乗り込んだ
Sargans(ザルガンス)駅からファドゥーツの郵便局前まではバスで約30分
僕が今日のキャンプ場に行くために降りるTriesen, Sägaという駅までは約20分ほど
窓の外の景色を眺めてるうちにあっと言う間にTriesen, Sägaのバス停に到着
バス停 Triesen, Sägaの場所はこちら
さぁここからキャンプ場まではあと少し
10分も歩けば今日泊まるキャンピング・ミッタグスシュピッツェ AGだ
何もない道をひたすら山の方に向かって歩いて行く
ちょうど右側に小さな小川が流れているのが見えたらその先左手にキャンプ場キャンピング・ミッタグスシュピッツェ AGの入り口が見えて来る
ここがキャンピング・ミッタグスシュピッツェ AG
Camping Mittagsspitze AG(キャンピング・ミッタグスシュピッツェ AG) の場所はこちら
こちらが料金表
僕はこのキャンプ場で明日旅仲間と合流するので2泊する事にした
料金の方だがリヒテンシュタインはスイスフランを使うのでスイスからそのまま通貨を持って来て使用できる
まず歩き(車の持ち込みなし)での入場で1泊 9スイスフラン
僕は自分のテントを持ち込んだのでこのテントを立てる費用が1日 6スイスフラン
だから歩きで入って自分のテントを使用して1日合計15スイスフラン(約1700円)
僕の場合2泊なのでかける2で30スイスフランだ
あとこれによくわからないOther Feeというのが1日 2.5スイスフラン必要になるのでこれが2日分で5スイスフラン
あとそこに税金が3スイスフラン
この時点で30+5+3=38スイスフラン
これにVATというヨーロッパでよく見かける付加価値税が1.4スイスフランつく
よって僕の場合2泊の総合計は39.4スイスフラン(約4480円)という事になった
1泊あたり2240円ってことか
昨日まで泊まってたチューリッヒのキャンプ場より少しだけ高くなったかな
またこのキャンプ場では予約しておけば毎朝パンを届けてもらえるみたいで名前を書いておく予約票があった
こういうサービスはうれしいよね
ゆっくりくつろげる共有スペースもある
このキャンプ場のデメリットはスーパーに行くのに国道に出てバスに乗っていかなければならない
Wifiはあるけどキャンプスペースではほぼ通じないのでネットを使う際はwifiの強い受付付近まで行かないといけない
この2点かな
テントを張る場所はキャンプ場の人が案内してくれるのでそこに立てる
案内される前になるべく木陰になってる所がいいと希望を伝えた方がいいと思います
僕がテントを立てた場所は7月の日差しを受けまくってメチャクチャ暑かった
ハリボのゴールドベアっていう一番定番のグミあるじゃないですか
あれをスイスから食べずに持って来てたんだけどそのグミがテントの中で溶けて袋の中でクマとクマがくっついてエライ事になってました(笑)
料金は高くなるだろうけどロッジもあります
またキャンプ場からの景色は山と空が物凄く綺麗だ
スイス同様このリヒテンシュタインもキャンピングカーが沢山走ってる
このキャンプ場もキャンピングカーだらけだ
そして自転車やバイクに乗って来てる人も結構多かったな
中にはオランダから自転車でここまで来てる強者もいた
でも中でも一番ビックリしたのがロバに乗ってキャンプ場にやってきたお爺さん
近所の人とかじゃないですよ
旅人でした ロバに乗って旅してるなんてまだまだ世の中には僕らの発想をはるかに超える旅人がいるもんだ
トイレとシャワーの数も十分
そして極め付けがこのキャンプ場の中でも見晴らしの良い場所にあるこの綺麗なプール
大自然の中で入るプールは最高だろうな
今すぐ入りたい所だけどほとんど食料がないので暗くなる前に一旦バスに乗って首都ファドゥーツに行って何か買って来よう
またあの道に出てバスに乗って行くのは面倒だが、バスにさえ乗ればここからファドゥーツの中心まで10分ちょっとだ
汗を垂らしながらバス停まで行き、やってきたバスに乗り込んだ
「家族」のタトゥーが素敵
バスは事前に調べていた通りにファドゥーツの中心にある郵便局の前に停まった
とりあえず買い出しとはいえせっかくファドゥーツまで来たのでスーパーに行く前にちょっとこの街を歩いてみよう
ファドゥーツは首都とは言えかなり小さな街
リヒテンシュタイン自体が世界で6番目に小さな国家だ
空港や鉄道もないので主な交通手段はバスとなる
街のシンボルはファドゥーツ大聖堂
驚くほど小さいのにスイス同様にかなりの金持ち国家
一番人気のスポーツはサッカー
ただし国が小さすぎてリーグがないためFCファドゥーツはお隣のスイスのサッカーリーグ「スーパーリーグ」に参加している
山に囲まれている国なのでたまに断崖絶壁にこんな感じで大きなお屋敷が建っているのをよく見かける
ファドゥーツの町の観光客がよく通る通りには観光案内所がある
実はここでパスポートにリヒテンシュタインの記念スタンプを有料で押してもらえる
シェンゲンで国境がないためスイスからリヒテンシュタインに入った時も当然入国スタンプはないので有料でも記念にスタンプが欲しかったのでやって来た
これが捺してもらった記念スタンプ
また観光案内所の中には座って撮影ができる豪華な椅子が置いてある
そしてこのリヒテンシュタインで唯一有名なのが切手だ
デザインが凝っていて、なかなか真似のできない高度な印刷技術から「世界で最も美しい」ともいわれるリヒテンシュタインの切手
世界の切手マニアが世界で最も注目すると言われてるその人気ぶりはヨーロッパ各国に「リヒテンシュタイン切手収集愛好会」が存在しているほどなのだとか
おかげでこのファドゥーツには切手博物館なんてものもあるらしい
切手だけではなく記念硬貨を作成する機械もあった
ここがファドゥーツの目抜き通り
観光客が一番歩いてる場所だ
この絵葉書やマグネット売ってる車めちゃくちゃセンス良くない?
車にポストまでついてるのでここでハガキを書いてそのまま出すこともできる
地面のタイルがいちいちカッコイイ
それがリヒテンシュタイン
これ何だっけ?
確か世界の色んな所に建てられている太った女性の銅像
有名な人の作品だよね 名前忘れたけど
暑かったので高かったけどアイスクリームを買って食べながらそろそろ本当の目的のスーパーに向かうことにした
ようやく到着したスーパーマーケットで夜ご飯のパンやサラミを買い込んで、さらにデザインに一目惚れしたこのスイスのコーラを購入
あと地元の人がよく買っている下の写真のエナジードリンクも購入
ただ暑すぎてこれはスーパーでてすぐ飲んでしまった
さぁ買い物も終わったのでキャンプ場に戻ろう
帰りは到着した郵便局前のバス停の向かい側のバス停から同じナンバーのバスに乗るだけ
これが帰り道のバスの時刻表
ようやくキャンプ場に戻ってきて一番にしたことはもちろん・・・
このキャンプ場で一番眺めが素晴らしい場所
そして一番長く時間を過ごしたくなる場所 あの例のプールです
いや、マジでここは最高だわ
山に囲まれて空気も綺麗だし眺めも最高だ
ここは明日合流するたび仲間が見つけてくれたキャンプ場なんだけど本当にいい場所を見つけてくれたな
ちゃんとここにもシャワーがあるし子供用の小さなプールもある
設備の整え方とこの山の自然環境との融合が凄すぎるよこのキャンプ場は
夕方少し涼しくなってきた頃にプールをあがって自分のテントに戻ってきた
山とキャンプ場が夕日に照らされてゆく
怪しくもそれでいてどこか美しいオレンジ色の光の中、リヒテンシュタイン初日の空が夕闇に変わっていくのを眺めていた