2020年3月3日
おはようございます
民宿小林の朝ごはんは炊かれたご飯と生卵が用意されてるので自分で好きに食べるスタイル
僕が宿のキッチンでこれを食べようとしてたらクロちゃんという宿泊客の女の子がキッチンに入って来た
「おはようございまーす!あ、TKGするんですか?」と言って来た
TKG??
何だろ・・・?
あ、そういう事ね!
卵かけご飯(Tamago Kake Gohan)
略してTKG
わかりにくいわ バイク川崎バイクのBKBじゃないんだから(笑)
日本人の朝ごはん
たまにこれにプラスで宿のお母さんがキュウリの漬物を置いてくれてる
卵かけご飯と麦茶を飲んで今日も1日のスタートだ
さて今日はちょっとこの宿の紹介をしてみたいと思う
僕が昨日からお世話になってるこの日本人宿、民宿小林は南米旅をした旅人の間で「伝説の日本人宿」と呼ばれてる
広くて大きな建物でドミトリーも個室もある、それなりの人数を収容できるイグアス移住区にある日本人宿だ
JAICAの人達もよく団体で泊まりに来るらしい
各部屋にはクーラーも完備
パラグアイって正直観光で見所が多いかと言えばそうではない国だと思う
それでもこの民宿小林に泊まるためだけにパラグアイに立ち寄る人がいるぐらいだ
実はそう言う僕もパラグアイでどこを見に行くかは全く決めていない
とりあえずパラグアイに入ったらこのイグアス移住区に来て、その後首都のアスンシオンに向かおうと思ってたぐらい
ではこの宿に泊まりに来るだけのためにパラグアイに入国する日本人旅行者がいるほどの宿とはどういうものなのか
ここで数日過ごした写真から抜粋して掲載するので今後の記事のネタバレにはなるが今日は民宿小林の魅力に触れていきたいと思う
伝説の日本人宿「民宿小林」の場所はこちら
民宿小林
- ロケーション:★★★★☆
- スタッフ :★★★★★
- 価格 :★★★★☆
- 清潔感 :★★★★★
- WIFI :★★★★★
※あくまでも個人的な評価です
もうほぼ完璧の宿
詳しくは以下で説明していきます
先述したように民宿小林のスタートは各自で食べる朝ごはんからスタートする
そして朝ごはんを食べ終わったら10km 離れたイグアス移住区の中心街に毎朝お母さんが車で買出しに連れて行ってくれる
この民宿小林の周辺にはスーパーが無い
ただ10 km 離れたイグアス移住区の中心街には日本の農協のスーパーがあるので毎朝そこに連れて行ってもらえるというわけだ
買い出しへの出発はだいたい朝の9時ごろ
それまでに朝ごはんを食べていつでも出れる準備をしておいた方がいい
ここが毎朝連れて来てもらえるイクアス移住区の中心街の農協スーパー
日本の食材からお菓子まで様々なものが売られているので各自で好きに買い物をする
ではこのスーパーで見つけた日本食のいくつかを紹介していこう
日本のふりかけ
こんにゃくにゴールデンカレー
わかめと焼きのり
氷砂糖まで!
味の素にラー油 そして七味唐辛子
味噌
紅生姜にカルピス
出ました納豆!
寿司にも使える日本米
ね?十分でしょ?
毎朝ここに連れて来てもらえるなら民宿小林の近くにスーパーなくても特に問題なしなんです
買い物袋にも日本語が
これがスーパーで買い物した時のレシート
レシートというかもう伝票だね
なんか外国らしくてカッコイイです
日本のカップヌードルやらお菓子などを買って買い出し終了
因みにパラグアイの通貨を降ろしたい時はこの農協スーパーの斜め前に下の写真の銀行ATMがあるのでここで降ろせます
買い出しが終わったら昼間は暑いのでみんなそれぞれ部屋で過ごしたり、一階の共有スペースでおしゃべりしたりネットしたり旅の写真整理をしたり好きに過ごす
中庭ではみんなサッカーバレーをしたり、時にはボクシングの練習をしたり、犬と遊んだり体を動かすスペースになっていた
日陰にあるハンモックで昼寝も出来る
僕もブラジルでハンモック船に乗った時のハンモックを持っていたのでこの宿に寄贈した
ハンモックに揺られながら食べるあずきバー
もう最高(笑)
また宿のお父さんに時間がある時は近くの釣り堀に釣りに連れてってもらえる
結構暑いので日焼け対策と水も持ってきといた方がいいかもしれない
手作りの釣竿で夜の晩飯を確保するべく皆で釣りを開始
コツをつかめば意外に釣れる
釣れた魚はその日の晩飯になるので宿に持ち帰ります
持ち帰った魚はお母さんは下処理してお父さんが焼いてくれる
魚だけじゃ物足りないだろうとお母さんが豪勢なお肉も焼いてくれてバーベキューの始まり
数種類のお肉を焼いてくれる
ご機嫌な晩飯の完成だ マジでこの宿の晩飯は毎日楽しみだった
そして夕方の宿泊者のみんなで行く犬の散歩
昨日の記事でも少し紹介したけどこの散歩道の風景は一見の価値あり
4匹の犬を鎖無しで引き連れて車にひかれないように気をつけながら一緒に散歩してあげる
民宿小林の犬、めちゃ可愛いでしょ?
犬たちは途中の池で水浴びしたりもするのでたまに宿に帰ってから洗ってあげることも必要
基本民宿小林の周辺はこれといって何もないので宿泊してる間は朝の買い出しと夕方の犬の散歩以外はあまり外に出ることはないと思う
だからこれは僕らにとってもちょうどいい気分転換と運動になるのだ
そしてまたみんなで食卓を囲む時間がやってくる
写真の晩御飯はそうめん
そうめん以外にもいくつかのおかずをお母さんが用意してくれる
また僕はお酒が飲めないけど近所の人がビールを持ってきてくれることがあるらしくビールをタダで飲めるような日もあった
オクラの御浸しが出て来たり
もやしのナルムが出て来たり
ゆかりが振りかけられたおにぎりが出て来たり
こういう外国でなかなか食べれない日本食が出てきた時は日本人で良かったと思ってしまう
宿のお母さんはいつも気が利くので食後デザートも必ず用意してくれている
こんな風にフルーツポンチが出てきたり
プリンやケーキが出てきたり
そしてこんな最高の晩飯をみんなで夕日を見ながら食べるのだ 最高の時間だよね
何も無い田舎町
送電線をつなぐ鉄塔の向こうに太陽が沈んでいく
夕暮れに黒い影となり浮かぶ宿の給水塔
こんなパラグアイの片隅の田舎町で日本人の旅人達と出会い、みんなで現地の人のように過ごす毎日
何もない田舎町だけどこの民宿小林の中には日本人のおもてなしの精神を忘れていないオーナーの満点のホスピタリティが間違いなくあった
この宿は欧米人が好きなパーティーゲストハウスのように遊ぶ設備が特別整ってるわけでも豪華な設備が整ってるわけでもない
でもこの民宿小林は宿のオーナーのお母さんとお父さんの気遣いによって伝説の日本人宿と呼ばれるまでになったんだと思う
日本人宿だからといって沈没させる気満々で馬鹿みたいに本棚に漫画や映画のDVDばかりを揃えているのが能じゃ無いんだ
本当に今まで回って来たいくつかの日本人宿にはこのパラグアイの民宿小林を見習ってもらいたいとさえ思う
漫画なんか大量に備えてなくても宿のオーナーのホスピタリティが素晴らしければ宿泊者はもっと泊まりたいと思うだろう
実際ここはみんな最初に2泊とか3泊で泊まりに来たのにみんな延泊に次ぐ延泊で1週間以上いた
みんなここを離れたくないのだ
宿泊者にここまで泊まりたいと思わせる宿のオーナーの精神こそが大切なはず
ここは文句なく今まで泊まった日本人宿でナンバーワンだ
伝説の日本人宿と言われても大袈裟とは思わないな僕は
夜になるとプラネタリウムのような星空
この時間になるとみんなおしゃべりをしながら庭に出て星を眺める
宿のお母さんが月のクレーターまで見れる双眼鏡を用意してくれてるのでみんなで順番に星を見たり月のクレーターを確認したりする
毎晩肉眼で天の川が見える
ここには最高しかない
僕ももう伝説の日本人宿から離れたくないと思い始めていた
コメント
2016年に南米を旅行したさいに民宿小林さんにお世話になりました
4~5泊だったかと思います
行ったのが8月だったので宿泊客も少なくてのんびりだらだら過ごしたこと
そしてかわいいわんちゃんと朝夕散歩したこと
写真を見て思い出しました
赤茶けた土の道を歩いていくとつかず離れずついてきてくれたわんこ達
また会いたいです
ご夫婦お元気そうでなによりです
現下の状況はわかりませんが、旅のブログ楽しみにしています
旅行に行きたい病の50代のおっさん様、コメントありがとうございます!
同じく民宿小林に泊まられてましたか!
あそこはゆっくりと過ごせる最高の場所ですよね
あの最高の散歩道、自分もまたすぐにでも歩きたいです^^