2020年3月2日
今日はブラジルのフォズドイグアスからパラグアイのイグアス移住区に移動する日だ
とその前に昨日の記事の話を少し
昨日の記事は多少炎上覚悟で書いたのですが2800人以上の人が見に来てくれて順位も上がりました
あの記事で僕のブログのバナーを押してくれて順位が上がったという事は逆に僕の書いた内容に共感してくれた人が多かったのかなと思っております
昨日の記事はこちら
これを書いてる今順位が3位
僕のブログがにほんブログ村で3位とか快挙です
ど素人が始めたブログでも積み重ねて行けば日の目を見る時が来るものですね
いつも読みに来てくれてる皆さま本当にありがとうございます
では本題です
昨日はブラジルを出る前にブラジルらしい食事をしたくてシュラスコを食べに行きました
お肉最高
僕がフォズドイグアスでシュラスコを食べたのはこのお店です
ガウチョって読むのかな
街の中心のバスターミナルのすぐ近くです
お肉以外の食べ物もたくさんカウンターに並んでるのでビュッフェスタイルでお皿によそおって自分の席に戻って食べてるとお肉を持った店員さんが切り分けに来てくれる
お肉以外にガーリックトーストとかも持ってきてくれる
シュラスコは濃い味のものが多いので時々休憩しないとすぐに腹がいっぱいになってしまう
満腹で苦しくなるくらいのお肉を食べてこれでブラジルに思い残す事はない
そして今日は3週間以上いたブラジルを出て次の国パラグアイに向かう日
パラグアイ行きのバスは街の中心のバスターミナルの外にある
この見た目しょぼいバス停がそう
上にちゃんとパラグアイの国旗が書かれてますね
ここでバスを待ってれば30分に1本のペースでパラグアイ行きのバスがやって来る
パラグアイに向かうバス停Terminal De Ônibus Internacional – Paraguaiの場所はここ
バス停で10分ほど待ってるとパラグアイ行きのバスが来た
これに乗ってまずはブラジルとパラグアイの国境を目指す
料金は7レアル
朝の10:25 バスは国境に向けて走り出した
乗車時間はたった10分
バスはブラジル側の国境にさしかかった
ここがブラジルのイミグレーション
まずはここでブラジルの出国審査を受ける
※ちなみにこのブラジル側のイミグレーションですがバスの運転手に「ここで降りたい」とあらかじめ伝えておかないとイミグレーションを素通りされてしまいます
なぜかと言うと基本ブラジルとパラグアイとアルゼンチンには3ヵ国協定があり、この3カ国の人たちは入国審査や出国審査をしなくてもお互いの国を自由に行き来できるから
バスの乗客のほとんどが現地人なのでいちいちイミグレで止まらずに先に進んでパラグアイの中に入ってしまいます
旅行者はちゃんとブラジルの出国審査を受けてパラグアイの入国審査を受けないといけないので必ず運転手にイミグレ前で降ろして欲しいことを伝えておきましょう
この建物の中で出国審査
何の問題もなくすぐに出国のスタンプをもらえた
そしてここからは徒歩で国境にまたがる橋を渡ってパラグアイ側のイミグレーションに移動
パラグアイ側のイミグレまでは約1Km
暑い中ひたすらに歩く
すると橋の終わりにパラグアイの国旗が見えて来た
ここから先はもうパラグアイ
まずは入国審査を受けないと
この時点で時刻は朝の10:50
この建物がパラグアイのイミグレーション
いつも通りイミグレーションの建物に入って入国審査を受けたんだけど、この時入国審査官の人がみんなマスクをしていて妙に僕のパスポートのページを何度もめくって見返してるのか気になった
入国審査官がみんなマスクをしてるのはもちろんコロナの関係だ
僕の審査だけやけに長いなと思っていると入国審査官が僕に英語で質問してきた
「君はいつ日本を出たんだ ?今まで何ヶ国に行ったの?パラグアイにはどのくらいいるつもり?」
なるほど 日本からコロナにかかってる可能性のある日本人が来たと思われてる訳か
ちょうどこの時、中国をはじめとした東アジアではコロナの感染拡大が非常にニュースになっていた
アメリカで感染が拡大するのはもっと後の事だ
この時はまだコロナはアジアの話だった
僕が日本を出たのは2年前
当然ながらパスポートの最近のページには日本出国のスタンプはない
僕が「僕が日本を出たのは2年以上前です 日本出国のスタンプはパスポートの1ページ目にありますよ」
と言うと入国審査官はそれを確認してフンフンと頷いてようやく入国のスタンプをくれた
午前11時、無事にパラグアイ入国
このコロナ騒ぎ 今後思った以上に面倒な事になりそうだな
パラグアイの入国審査を終えたらイミグレーションの前でバスを待つ
ここはパラグアイのシウダーデエステという国境の町
南米有数の電気街で旅人から「南米の秋葉原」と呼ばれてる街だ
僕が最初ブラジルから乗ってきたバスがシウダーデエステの街の中心のバスターミナルまで連れて行ってくれる
少し待っていると朝乗ったのと同じバスがやってきたのでそれに乗り込んだ
料金は同じく7レアル
既にパラグアイだけどこのバスはブラジルの通貨で支払えます
僕はそれを知らなかったのでブラジルのイミグレ前で降りる時に紙ももらわなかったし、 また再び乗る時も普通に7レアル払ってしまった
パラグアイのイミグレ前からバスに乗ること約15分
とりあえずシウダーデエステの街のバスターミナルに到着した
バスターミナル内に闇両替のオジサンがいるのでブラジルレアルをパラグアイの通貨グアラニーに両替
さらにATMでひとまず1500000グアラニー(約23000円)を引き出してバス会社を探す
僕は今日この街にとどまらず、ここから50 km ほど先のイグアス移住区という場所に行く
もう少し正確に言うとイグアス移住区はここから40 km ほどの地点にあるんだけど、僕が今日宿泊するところはそこからさらに10 km ほど奥の地点
昔日本からの移民が開拓した小さな町があるのだ
バスターミナルの中にはいくつものバス会社が入っているのでその中からイグアス移住区に行ってくれるバスを探す
イグアス移住区に行ってくれるバスとはいうものの、実際にはパラグアイの首都アスンシオンに行くバスに乗ってその途中でイグアス移住区で降りるというものだ
だからこのバスターミナル内ではアスンシオンまでの正規料金を取るバス会社ではなく、イグアス移住区までの料金で乗せてくれるバス会社を探す事がミッション
僕が事前に調べた情報でその料金で乗せてくれると分かっていたのは下の写真の2社
ただここの2社、両方聞きに行ったんだけどアスンシオンまでの正規の料金を請求されました
僕が困って「ここから53 km 地点のイグアス移住区で降りるのでそこまでの料金で乗りたい」と相談するとバスターミナルの外のローカルバス乗り場を紹介された
教えてくれた人の話では外のプラットフォームの6番か7番か8番にそのバスは到着するらしい
で、プラットホームに行くと既にバスが待っていた
これがそのバス
お昼の12時ようやくイグアス移住区方面に向かうバスに乗り込む
53Km地点までの料金は20000グアラニー(約330円)
このバスちょっと傾いてないか・・?大丈夫かな・・
シートも割とボロボロ
乗客が半分ぐらい埋まってきたところで 12:10にバス出発
そして小さなバス停で乗客を拾いながら進むこと1時間半
ようやくグーグルマップでピンを立てていた53km地点にバスが差し掛かった
バスの運転手が53 km 地点で僕が降りるのを忘れていては困るので運転手に「キエロ バハール アキ(ここで降りたいです)」と言ってバスを止めてもらう
13:40 イグアス移住区の僕が宿泊する宿がある53km地点に辿り着いた
ここから道路を向かい側にわたってその先の未舗装道を少し進めば僕の泊まる宿が見えてくるはず
道を渡って何もない赤茶色の田舎道を5分ほど歩くと左手に少し大きな建物が見えてきた
これだ ここが今日から僕が泊まるイグアス移住区の日本人宿の「民宿小林」
朝10時過ぎにブラジルの宿をチェックアウトして13:45にイグアス移住区の民宿小林に到着
思ったより早く着けたな
早速中に入ろうと思って門の所についてる呼び鈴を何度も鳴らすんだけど誰も出てこない
宿の中も人の気配がなくてシーンとしてる
代わりに僕を迎えてくれたのは可愛いワンちゃん
この民宿小林で飼われている犬のようだ
敷地内に入って大きな声ですいませーんと声をかけるけど誰も出てこない
人気の宿だと聞いていたので一応僕はブラジルを出る2日前にメールで3月2日に行くので宿泊させてくださいと連絡をしておいた
昨日その返信が来てどうぞお越しくださいということだったので宿は間違いなく営業してるし僕の部屋も確保してくれてるはず
多分どこかにみんなで出かけてるんだろう
しばらく宿の庭で休ましてもらう事にした
綺麗に手入れされた芝生の庭にバレーボールのネットが貼られている
洗濯物を干すスペースに卓球台とハンモック
屋上には有料だがジャグジーまである
めちゃくちゃ快適そうな田舎町の日本人宿だ
また次の記事で詳しく紹介するがここは旅人の間で伝説の日本人宿と呼ばれている
僕が一人で30分ほどボーっと待っていると表から日本人の話し声が聞こえてきた
宿泊客が戻ってきたのかなと思ったけどみんなバックパックを背負っている
どうも彼らも僕と同じく今日からここに泊まる予定のようだ
「すいません、民宿小林ってここであってますか?」
彼らが僕に聞いてきた
「僕もさっき来たばっかりなんですけどここで間違いないはずですよ。ただ宿の人が誰もいないんですよね」
と言うと彼らも「じゃあ待つしかないですね」と言ってバックパックを下ろして一緒に庭で宿のオーナーさんの帰りを待つことにした
結局1時間ほど待ったところでオーナーのおばさんが宿に帰ってきた
この宿ではオーナーのおばさんのことはお母さんと呼び、旦那さんのおじさんの事はお父さんと呼ぶ
そして部屋を振り分けられて、もともと泊まっていた宿泊者もシウダーデエステから帰って来たところで皆で自己紹介して旅の話をしたり庭で犬と遊んだり、リラックスした時間を過ごす
宿の庭の隣の敷地には牛が放牧されており本当にのどか
さらに夫婦で世界一周をしている夫妻2人が宿にチェックインしてきて、みんなで一緒に宿に4匹いる犬の散歩をしに行くことに
この夕方の犬の散歩は宿泊してる人のお仕事です 強制ではないけどね
気持ちよく手伝ってあげましょう 何よりこの散歩楽しいので
犬の散歩といっても鎖があるわけではないので、犬は放し飼いの状態で散歩に行く
そんなに頻繁に車の通らない未舗装道なんだけどたまにやっぱり農家のトラクターとか車が通るので僕らの役割は車が来た時に犬がひかれないように守ること
この何もない奥まで続く一本の赤茶色の道
僕はなんとなくこの道が好きだった
4匹の犬たちはここぞとばかりにはしゃいで走り回るので犬と同じペースに走ってついて行こうとするとバテバテになります
犬は僕たちが歩いてるペースよりも先行して走り回っていくので、前方や後方から車が来ないかどうかだけ注意して後は犬に好きに遊ばしてやりましょう
うん やっぱ最高の散歩道だよここは
夕方の犬の散歩が終わる頃、イグアス移住区でも日が沈み空が淡いオレンジ色に変わっていく
犬の散歩を終えて宿に帰ってきても4匹のワンコはまだ遊び足りない様子
庭の芝生を元気に駆け回っている
彼は夫婦で世界一周をしているケンゴウさん
4匹の犬はしいたけ、ガンモ、きなこ、ココという名前
確かしいたけときなこがオスでガンモとココがメスだったはず
このでかいのがココ
めちゃくちゃデカくてパワフルなんだけど4匹の中で一番甘えた
この子がきなこ 最初女の子だと思っていた
空が夕日に焼ける頃にみんなで宿の屋上に上がって夕日を見る
パラグアイのイグアス移住区は僕が想像したより数倍居心地良さそうな場所だ
そして夕焼けを見終わった後は宿のお母さんが用意してくれた晩御飯
に、日本の米!!
豆腐にしらたきですよ、奥さん!
白菜に長ネギ
って事はこれはもしや・・・?
そうです 到着初日にいきなりすき焼きです
ヤベェ 何だこの宿 天国ですかここ?
飲み物もお母さんがちゃんと麦茶を作って冷やしてくれてる
パラグアイの片隅で日本人みんなですき焼きを作る
世界一周中にこんな日が来るとはね
そろそろいい感じになってきた
出来上がったすき焼きをみんなでいただきまーす
世界一周に出て2年だけどすき焼きを食べるのはこれが初めて
日本の懐かしい甘辛いすき焼きの味がしみるしみる
そして具材が無くなった頃、締めのうどんが投入される
すき焼きの汁で食べるうどんの旨さに悶絶
そして最後にデザートに胡麻プリン!!
はい、ここ神宿
誰の文句も受付ません 間違いなくここが一番です(笑)
夜みんなで庭に出てみた
僕の iPhone7では到底写真に残せなかったがここは周りに明るいあかりも少ないので夜は星が綺麗に見える
宿のお母さんは星に詳しい
夜はみんなで庭から星を見上げてお母さんから星座の説明を聞いた
今夜も最高の夜だ