タージマハルに入らなくても夕日に照らされるタージマハルが見れる場所

2018年6月15日

電車に乗ってニューデリーからアーグラへ移動

朝からでっかい荷物抱えてニューデリー駅にやってきました

ニューデリー駅

電光掲示板で確認したところ僕の乗るアーグラ行きの電車は3番ホームのようだ

ニューデリー駅

人の流れに乗って3番ホームへ降りる階段へ移動する

ニューデリー駅

ここが3番ホームに降りる階段

ホームにはすでに僕の乗る電車が止まっていた

初めてのインドでの電車で心なしか落ち着かない

ニューデリー駅

なんせ悪名高いインドの電車ですから 色々事前にネットで噂は聞いている

とりあえず乗り込んで自分の席を探そう

ニューデリー駅

中はこんな感じ おぉ、なんか雰囲気あるな

自分の席を見つけた時だった

明らかに日本人っぽい若い男性が僕の座るシートの横にいた

通常、東アジア系の顔を見ても中国人かもしれないし、韓国人かもしれないので僕はすぐに日本語で挨拶しないで様子を見る事が多いんだけどこの男の子は結構爽やかで垢抜けてて99%日本人だと確信出来た

僕の方から「こんにちは」と声をかけると向こうも驚いたようにこんにちはっと返して来た

彼の名前はミコト君 大学3回生で大学を休学して世界一周に出たばかりのようだ

フィリピンで英語留学してからこのインドが1カ国目らしい

彼は旅人のバイブル的存在、沢木耕太郎の「深夜特急」を読んであの物語の中の主人公のようにインドのデリーからイギリスのロンドンまで飛行機を使わずに陸路のみで行くことを目指している そしてその上で続けて世界一周するのだという

ミコト君に「途中で日本に帰国したりするの?」と聞いてみた

すると彼の口からは「途中で帰ったりしたらそれ世界一周じゃないじゃないですか!僕はやりきるまで帰りませんよ」という言葉が出た

途中で帰国したら世界一周ではない その通りだ

当たり前のことだけど世界一周と言ってる長期旅行者が一時帰国などを挟んで以外に出来てないこと

それをこの若い彼が当たり前に理解して、しっかり自分の文字通りの世界一周をやりきろうとしてる所がなんだか嬉しかった

ニューデリー駅

こんなインド人だらけの電車の中で隣が日本人なんてどんな偶然だよ

しっかりした考え方の持ち主の彼とインドの電車の中で出会ったのは僕にとって大事な思い出で、彼は大事な旅仲間だ

列車は予定時刻を少し回ったところで動き出した

それと同時に電車の中にはチャイを売る売り子やスナックや水を売りに来る商売人が行き来し始める

ニューデリー駅

面白かったのがこれ 電車の中に本を売りに来るオジサン

これなかなか売れなかった重いだろうなぁ笑

旅行中の欧米人が買うのかな?

ミコト君と「欧米人って絶対旅先で分厚い本を読むよね?あるあるだよねぇ」って話になった

実際それはよく見る風景だし、他の旅行者も各地で見かけた事があるだろう

しかもキンドルなどの電子書籍が絶対あるはずなのに、絶対原本の本自体を持って来るからなんか旅先で本を読むって彼らからしたら意識高い系の行動なのかなぁっと思ってしまう

ニューデリー駅

そんなことを話してるうちに数時間で電車はアーグラの駅に到着した

アーグラ

駅から外に出るとリキシャーのドライバーが待ってましたとばかりに僕たちに群がって来た

アーグラ

しかもドライバー同士が争うように値下げしていくので勝手にドンドン最初の運賃から安くなって行く始末 まぁ僕らにとってはありがたいけど(笑)

途中もう僕らの取り合いでドライバー同士が喧嘩を始めて僕とミコト君は顔を合わせて苦笑い

「こいつら今僕らの取り合いしてるよねー 私のために争わないでってこの事だよね」って話してるうちにドライバー争いも一段落した

僕らは電車の中で偶然出会ったので当然泊まる宿はバラバラだ

そのことをドライバーに念を押して伝えてそのオートリキシャーに2人で乗り込むことにした

アーグラ

彼がミコト君 この風貌は中国人でも韓国人でもなく一発で日本人でしょ

なかなかイカした青年でした

そしてまずリキシャーがミコト君が泊まるホテルに到着した

彼と別れを告げてゲストハウスの中に消えて行くのを見送って、さぁ次は僕のゲストハウスだ

リキシャーを出してくれというとリキシャーのおっさんが一言「ゲストハウスには連れて来ただろ?ここで降りて金払って」と言ってきた

心配してた事が的中してしまった

これが怖かったから乗る前に散々僕ら2人は別々のゲストハウスで2人とも送り届けてその値段だね?って確認してたのだ

なのに一件目のミコト君のゲストハウスで全てを終わらそうとしている

「オイ、ふざけんなよ。何度も確認しただろうが

俺のゲストハウスにも行ってそれでトータル80ルピーの約束だろが」

と言うとオッサンは「いや、そんな話聞いてない ここまでで80ルピーだ」と言い出す

頭にきたので「よし、わかった じゃあここで降りてやる でもここは俺のゲストハウスではないから約束と違うので金は払わない」と言うとオッサンは怒り始めた

何か文句を言おうとして来たが即それを遮り「じゃあ選べ。このまま俺を降ろして残りの金を貰わないまま去るか、俺のゲストハウスまで連れて行って残りの金をもらうか、どっちかだ 今すぐ選べ」と逆に選択を迫った

するとオッサンは観念したのか「そういえば確かにお前たちは別々のホテルだって話してたな、今思い出した すまない俺は勘違いをしていたようだ」と超ウザくて調子いい事抜かしながら僕を乗せて再び走り出した

これだからインドは用心に用心を重ねても安心できないんだよな

逆に言えばこれでこそインドってことか

僕はゲストハウスに着いて夕方にタージマハルを見に行きたいなと思っていた

ちなみにこの日は金曜日だった タージマハルは金曜日は閉館日だ

それは事前に知っていた だから今日はタージマハルには入れない

でもそれと同時に閉館日でもタージマハルが綺麗に見えるという場所も調べていた

その場所は「ホテル タージケマ」というホテルの敷地内にある小高い丘である

アーグラ

場所はこちら

ホテル・タージ・ケマ

受付に「タージマハルを見たい」と言うとビューポイントの利用料を払うように言われます

これはこのホテルで正式に決まってる正規の価格なのでボッタクられてる訳ではありません

チャイかコーヒーを選べて、それ込みで利用料はたしか500円程度だったと思います

ホテル・タージ・ケマ

チャイを注文すると後でボーイが丘まで持って行きますと言われて先に丘まで行ってるように言われます

この階段を登って奥に進むと小高い丘が見えてきます

ホテル・タージ・ケマ

ホテル・タージ・ケマ

周りには犬やら孔雀やらが何故かいますが気にせず奥に進みましょう

奥に進むと椅子とテーブルが置いてあります このあたりがベストポジションです

ホテル・タージ・ケマ

同時に丘の向こうにタージマハルも見えてきた ちょうど夕日が沈む前だった

タージマハル

タージマハル

タージマハルを見ているとボーイがマサラチャイをテーブルに運んで来た

ビスケット付きのチャイを飲みながら夕日に染まるタージマハルを見る

しかも僕だけの貸切状態

タージマハル

しばらくするとホテルの入り口から誰かやって来た

あ、ミコト君だ!

「また会いましたね ここからタージマハルを見るかもと言われてたんで僕も来てみました」

っと笑いながら彼は言った

タージマハル

そう 電車の中ですでにここのホテルの敷地から夕日が見れる事をミコト君に話していた

でも待ち合わせしてたわけじゃないし、まさか2人とも着いたその日のうちにここに見に来るなんて思わなかったな

タージマハル

僕らはここで日が沈むまで夕日に染まるタージマハルを眺めていた

静かで広々としたホテルの敷地で貸切状態で夕日とタージマハルを見れた贅沢な時間だった

もしタージマハルが閉まってる金曜日にアーグラに滞在したり、金曜でなくても人の少ない場所で落ち着いてゆっくりタージマハルをみたいならここはオススメの場所である

機会があれば是非一度ここから夕日とタージマハルを見てもらいたいものである

にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
にほんブログ村

スポンサーリンク
simplicity2のレクタングル広告(大)
Translate »