2019年4月3日
キリマンジャロ登山4日目
今日の行程は昨晩泊まったキャンプ場からブレックファーストと呼ばれる岩肌を乗り越えてキリマンジャロ山頂に向かうルートに回り込むというもの
今日も出発前にはダイアモックスを飲んで出発します
ダイアモックスは基本1日1錠
朝出発前と夕方キャンプ場についた際に半錠ずつ飲みます
ダイアモックスが無くなったら五苓散料(ごれいさんりょう)という人から貰った予備の薬も用意してました
日本の病院だと高山病に対してダイアモックスよりこの五苓散料を勧める医者もいるそうです
テントの外に出てみるとキリマンジャロが綺麗に見えていた
もういつもキリマンジャロの山のてっぺんが見えるような高さまで登って来たんだな
ここからはブレックファーストという岩の多いルートを通って僕らから見えてるキリマンジャロの裏側に回り込むような感じのルートを取る
朝、身支度を整えたら早速ブレックファースト越えに挑戦です
どうしてこんな名前がついてるかもガイドに聞いたんだけど理由忘れてしまった
(朝飯前とかそんな意味だったと思う)
でも実際は名前より相当キツイんだけどね
ガイドにブレックファーストを越えるまではポール(登山用のスティック)を使用するなと言われた
なぜかと言うと両手をあけておく必要があるから
ブレックファーストは足場の狭い岩肌だ
時には岩にしがみ付いて移動したり、足場がなくなってるような箇所もある
手を広げて岩に顔が触れるくらいくっ付いて落ちないようにしながら歩かないといけないところもあった
ブレックファーストを少し登り始めてから見下ろした景色
朝キャンプを出てからあっという間にこの高さまで登ってきた
途中でしばし休憩 Kサンもお疲れの様子
ここんとこ当たり前に連日歩き続けてるから身体に疲労も溜まってくる頃だ
あと少しだけどあまり無理をしてはいけない
そしてまたこの雲海
ここで雲海を見下ろしてるのに僕らの頭上にはまだ雲がある
雲の上にさらに雲があるという感じだった
ガイドは衛星電話のようなものを使って時折地上と連絡していた
もう彼らはここからの景色は見飽きてるんだろう
僕らからすれば贅沢な話だ
そうそう、僕のお腹だけどまだ絶賛下痢中です
この日も途中でもよおして我慢できず野糞しました
途中で出さずしてキャンプ場までたどり着くのは無理です
登り始めてから今まで何度か女性が草むらでトイレしてるの見かけたけど、キリマンジャロ登山中に腹壊したら女性の場合は特に大変でしょうね
そうして今日も歩く事、約6時間本日のキャンプ場KARANGA KAMP(カランガキャンプ)に到着しました
まずはいつも通り小屋で無事にたどり着いた記録を残す為の記帳
体力使った日はこの記帳をする際、ペンを持つ指に力が入らない時がある
ここが今日僕らが泊まるキャンプ場か
思った以上に何もないな
KARANGA KAMP(カランガキャンプ)の標高は3995メートル
昨日のキャンプ場が3900メートルだったから標高はほぼ変わってない
でも山頂への距離はそれなりに縮まっただろう
この辺りからスマホで撮ってる写真が少なくなってきてるんだけど、これは登り始めてからiPhoneを全く充電出来ないので山頂に到着した時の撮影の為にバッテリーを温存してたからだ
僕が持っていたのはiPhone7を2回充電できるかどうかくらいの小さなモバイルバッテリー
すでに一度iPhone7自体のバッテリーは使い切ってるので残りはモバイルバッテリーに入ってる分だけ
これを少しずつ使っていく
スマホが常にネット回線やwifiを探してバッテリーを消耗しても仕方ないので登山後半からは普段電源切ってました
キリマンジャロ登山の4日目が終わる
明日次のキャンプ場にたどり着いたらその後はついに山頂に向けての最終アタック
いよいよ終わりが見えて来たぞ