キリマンジャロ登山【3日目】キャンプ場に到着するなりぶっ倒れる

2019年4月2日

キリマンジャロ登山3日目

キリマンジャロ3日目

すげぇ・・・

キリマンジャロ3日目

俺たちすげぇ所まで登ってきてるよ

見渡す限りの雲海 なんて景色でなんて高さだ

雲の中に見えるむこうの山はタンザニアで2番目に高い山

お腹はもちろん下痢のままです

昨晩夜中に延々とトイレとテントの往復をして水のような便を何回もしたので体に水分がたりない

だから体が水分を欲する けど飲むとまたトイレに行きたくなってしまう

これの繰り返し

毎回僕のトイレで進行を止める訳にもいかないのでこの日の朝はあまり水分を取らずに出発した

キリマンジャロ3日目

この辺りから植物は乾燥地帯によく原生してるような植物に変化してくる

ホント1日目に比べたら植物の減り方がハンパない

キリマンジャロ3日目

今日は前半ひたすら登って標高を稼ぎ、後半は先に進みながら前半で登った分を降るというアップダウンの行程

同じ日にこのアップダウンがあるのは結構キツイもんだ

今日はキリマンジャロ登山の中でも結構歩く日みたいだから先を急がないと

キリマンジャロ3日目

おぉ、ゆーき君も辛そうだな・・

俺の腹もかなり辛いよ でも先に進まないと

とにかく頑張ろう

キリマンジャロ3日目

キリマンジャロ3日目

そうして登りを進む事、数時間

今日の折り返し地点で昼休憩の場所でもあるLAVA TOWER(ラヴァ タワー)に到着した

上の写真の岩がLAVA TOWER(ラヴァ タワー)

LAVAってのは溶岩の事だ

この大きな岩山は名前からしてどうも溶岩のようだ

キリマンジャロ3日目

キリマンジャロ3日目

ここの標高は4600メートル

まぁまぁ上がってきたな

正直余裕なくて写真撮れてなかったけどこのLAVA TOWER(ラヴァ タワー)に着くまでの坂が結構キツかった

久々にゼイゼイ言いながら坂道登りました

キリマンジャロ3日目

ここで30〜40分ほど昼休憩

もうこの辺まで来ると動物もほとんどいなくて周りにいたのはネズミとカラスくらい

でもこの辺でもまだ鳥は飛んでるもんなんだな

そしてここからプチ地獄の下り坂です

下り坂って楽そうに聞こえるかもしれない

でも登りで太ももパンパンにして疲れた足で急な岩山の急な下りを降りるのって思ってる以上にヒザと足の裏に疲れとダメージが溜まるもの

キリマンジャロ3日目

少し下り始めたところから後ろを振り返って見た

僕らはさっきまであの岩山の上あたりにいた 結構急な斜面を降りてるのがわかるだろうか

上の写真の真ん中ぐらいにはガイドとゆーき君が写ってる ちょっと距離があいてしまってる

Kサンがこの時点で何処にいるかわからないくらい離れてる

キリマンジャロ3日目

下り続ける事、1時間

サブガイドのジョセフが後ろの2人を心配して「あの2人を少し待とう」と言った

しばし休憩しながらKサンとゆーき君が追いつくのを待つ

因みに後ろの2人にはメインガイドがついてます

先導するのがサブガイドのジョセフで最後尾から見守ってるのがメインガイドという構成

キリマンジャロ3日目

ジョセフが写真を撮ってくれというので撮ったあげた一枚

普段寡黙なのにこういう時は意外に嬉しそう

ジョセフがもたれてる植物も砂漠の近くとかに生息してそうな植物

ここから上に登って行くとこんな植物すら見なくなって行くんだろうな

キリマンジャロ3日目

この辺では寒くてもう手袋をつけて歩くようになっていた

日本から持って来た自分のぶ厚目の手袋を使用した

休憩しながら待つ事15〜20分

Kサンとゆーき君が後ろから見えてきたので僕らもまた引き続き先に進む

キリマンジャロ3日目

このあたりから下り坂が終わり、岩だらけだけど平坦な道がキャンプ場へと続く

そうして辿り着いた今日の宿泊先のBARANCO CAMP(バランコ キャンプ)

キリマンジャロ3日目

昨日の3700メートルのキャンプ場から一旦4600メートルまで登り、そこからまた3900メートルまで降りてきた

このアップダウンはこたえたな・・・マジで 疲れた

キリマンジャロ3日目

この時、明らかな体調の悪さと気持ち悪さを感じていた

一度トイレに駆け込む もちろん下痢

とにかく立ってるのもしんどくなってきて今すぐ横になりたかった

先にテントの中に自分の寝袋をしいて体を投げ出す

キリマンジャロ3日目

しばらくしてKサンとゆーき君も到着した

今までの2日と同じく到着したら割とすぐに食事が運ばれてくる

だけど食欲がない

無いと言うか食べたら逆に吐きそうだ

Kサンとゆーき君が「ゴハン来ましたよー」と声をかけてくれるけど正直起き上がるのも辛い

ただ感覚的に高山病ではない気がする

でもすごく気持ち悪い なんだろこれ?

2人に「ちょっと食欲ないんですよ 僕の分も食べてください」というと2人は高山病だと心配してるよう

「食欲なくても無理してでも食べた方がいいですよ」とごもっともな事を言われたんだけど体がなんか塩っ気のある食事を拒否してる

むしろ食事より水分が欲しい

水と紅茶だけ飲んでもう一度寝袋の上で横になった

さらに追加の料理を持って来たポーターの男に食事を食べずに寝てるのを発見されて、それをガイドに報告されガイドまでテントの中に入ってきて「何があった?なんで食べないんだ?どういう状態だ?」と質問攻め

なんでしんどいと言って人が寝てるのにやたら起こして話しかけようとするんだよ

状況を把握したいのもわかるけど本当にしんどくって話すのもしんどい状況だから断ってるんだけど・・・

頼むから今しばらくはそっとしておいてくれ(笑)

キリマンジャロ3日目

結局この日の僕は高山病ではなく極度の下痢からくる脱水症状でした

昨晩あれだけ下痢で水分を排出したにも関わらず、何度も道中の僕のトイレで進行を妨げないために朝あまり水分を摂取せずにスタートしたこと

そしてこの登山の過程でも2番目くらいにハードな道のりをサブガイドとまあまあ早い速度で進んだ事

この点から僕の体は脱水症状になっていた

だから登山中に出される割と塩味の強い食事を体が拒んでいた訳だ

幸い高山病ではなかったので水分をしっかり取って休んでると夜には回復していた

相変わらず腹は壊したままだから引き続き気をつけないといけないけどね

これからは躊躇せず水分摂取はもっと小まめにしていこう

ここまで登ってぶっ倒れるとあとの2人にも迷惑がかかってしまう

寝る前にもしっかり水を飲んでから寝袋に入った

次の日の朝キャンプ場を覆っていた雲が晴れて目の前にキリマンジャロが大きく見えていた

キリマンジャロ3日目

あの頂まであと少し

あと一踏ん張りのはずだ

この登山が終われば僕はまたひとり旅に戻る

彼らとこうやって行動を共にしてキリマンジャロ登頂という大きな事をやり遂げる期間も残りわずかだ

キリマンジャロ3日目

よし 絶対3人揃ってあの山頂に立とう

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