2021年9月26日
おはようございます
話は少し昨日に遡ります
オアシスの町、ワカチナのホステルをチェックアウトしてから次の街クスコに行く為のバスを待つために16時30分までワカチナで過ごした
そしてトゥクトゥクに乗ってイカの町のバスターミナルに移動
今回僕はペルーのバスサイトで「Palomino」というバス会社のチケットをすでに予約してました
バスがイカの町を出発するのは18時
トゥクトゥクで念のため1時間前の17時にイカの町のPalominoのバスターミナルに到着した
ICA(イカ)の町のPalomino Bus Stop – Icaの場所はこちら
バスターミナルに着いたらiPhoneの予約画面を受付で見せるとバスチケットをもらえる
そして問診票に記入をしてくれと言われたので必要項目を埋める
Palominoのバスターミナルはこんな感じで質素
荷物の重量を測られて、クスコ行きの荷物のところにまとめられる
バスの待合室もまあ質素
何もないので1時間の待ち時間が異様に長く感じた
そして18時過ぎにターミナルにバスが入ってきた
問診票とチケットをチェックされて乗り込む
僕は2階のシートがめちゃくちゃ倒せるちょっといい席を予約してた
イカからクスコまではまた4000メートル越えの山を越える
しかもかなり曲がりくねった山道を走る
ペルーのバスの中でこのコースが一番キツイとも言われている
その為、予めクスコ行きのバスに関してはちょっといいシートを予約しておいた
これは快適に過ごせそうだ
バスは18時過ぎにイカの町を出発して2回の休憩を挟んでクスコに向かう
山道を走るから休憩中も食事は取らずに買ったのはドライフルーツと飲み物だけ
そして約18時間後の次の日の昼12時過ぎにクスコの街のバスターミナルに到着
ここからが今日のブログですね
グーグルマップで確認したところ予約してる宿までまあまあ距離があったのでバスターミナルを出た通りでタクシーを拾う
タクシーから窓の外を見ると山の斜面に沢山の小さな家が見える
これは別にファベーラ(山の斜面に勝手に家を建てた南米のスラム)ではなくて、クスコ自体が山々に囲まれている為これは普通
クスコという場所がそういう街なのだ
「君のホステルはこの辺だよ」っと運転手に言われここで降ろされた
僕の予約したホステルはホスピタル通りの787番地付近
確かに通りにある建物には番地で787と書かれている
この辺りなのは間違い無いんだけど今回予約したホステルはブッキングドットコムの口コミでもやたらと「場所が分かりにくい」とレビューされてたホステル
ここからちょっと自力で探さないとな
「お、メキシコのコンビニOxxo(オクソ)!」っと思ったらオクソのバッタ物でした
よく見ると xがひとつ足りなくてOXOになってる(笑)
で、近くのお店の人にホステルの名前を言って聞いて回ってたどり着いたのがこちら
「Chusay rooftop」というホステル
グーグルマップだと出てこない
maps.meだと2箇所表示されるのでややこしいです
ホスピタル通りには面してなくて路地を1本入って少しすすんで更に砂利道の路地に入って突き当たりにある
ホステルの建物の外観の写真をスクショしておいて探した方がいいです
入り口入ってすぐのロビー
暖炉もあるよ 使ってるの見た事ないけど
こちらは4階の屋上テラス
そしてここが僕の予約した個室
部屋の8〜9割をベッドが占拠してるのでバックパックを置いたらもうほぼスペースがない
ただ個室で1000円くらいなので高くもない
因みにここ4階のドミトリーなら1泊約250円と激安
Chusay rooftop
- ロケーション:★★★★☆
- スタッフ :★★★★☆
- 価格 :★★★★☆
- 清潔感 :★★★☆☆
- WIFI :★★★☆☆
※あくまでも個人的な評価です
クスコの街の台所「サンペドロ市場」まで徒歩3分ほどの立地
スタッフ良し、価格良し
Wifiが部屋の中だと弱いのだけが残念だった
あとは宿泊者の数にしてはちょっとキッチンが狭いくらい
その他は特に文句のつけようがなかった
ただ、これだけ安くて良いホステルという事は若いヨーロピアンが沢山集まるという事
そうなると嫌が応にも多少騒がしいホステルになる
それが嫌な人は合わないかもしれない
さて、ホステルにチェックインも終わったしほぼ一日ぶりの飯を食べに行こう
飯を食べに行くのはサンペドロ市場
メルカドの中の安い地元飯のコーナーだ
ここがサンペドロ市場
中はゴチャっとしてるけど安い食材と安い飯で観光客だけでなく地元民からも人気のメルカドだ
クスコのサンペドロ市場の場所はこちら
中には可愛い雑貨からチョコレート、有名なコカ茶、野菜、スパイスなどなど何でも揃ってる
これはコカの葉 2ソル(約50円)
皆さんご存知の通りあの薬物の「コカイン」の原料にもなる葉っぱです
こっちではお茶として飲んだり、標高の高い高所に行くときに直接口の中に放り込んで噛みながら歩いたりする
コカの葉から作ったキャンディも市場のあちこちで売られている
これはコカの葉から作ったグミ 5ソル(約125円)
後日買ってみたけどまあまあ美味しかった
市場のオバチャンが「これがオーガニコだから1番いいよ」と言って勧めてくれたのがこのコカのキャンディ
一袋5ソル
僕はここでこのキャンディとチョコレートを買った
さあとりあえず飯だ
メルカドの奥に進むと小さな食堂みたいなのがいくつも連なって安い飯を出している
この看板を見る限り、メイン料理にスープが付いてきて6ソル(約160円)みたいだ
これは安過ぎる・・・
とりあえず定番のロモ サルタドを注文
ペルーでは迷ったらこれ頼んどけば間違いない
激安の飯のメルカドが宿から徒歩3分
これはクスコ滞在中は毎日お世話になりそうだ
飯も食べた事だしこのままクスコの街を歩いてみる
石畳の道ばかりで細い路地が絵になる街
山に囲まれてる為に街の中心からどの方向に歩いても必ず坂道にさしかかるようになる
オレンジジュースの屋台のアピール感と存在感がすごい
サンペドロ市場の横の道路から見える奥の山にはVIVA EL PERUの文字
道路には物売りのオバサン達が布を敷いて色んな物を売っている
これを見て歩くだけでも楽しい
宿から少し歩いたサンフランシスコ広場という中規模の広場で何か催し物がやっていた
いつもやってる訳ではないらしいが、この日はたまたまやっていたみたい
こういう絵を見るとまたアヤワスカを思い出す・・
というか完全にそれ意識して描かれてるよな、これ
ここでは屋台も出ていてジュウジュウと音を立てて何か焼いている
ちょっと覗いて見た
これは・・分かります? 右上のやつです
これペルーで有名なクイじゃないか
クイというネズミの丸焼きだ
なかなか見た目エグイな
でもクスコに来たからにはそのうち食べてみよう
今はいらない(笑)
そのまま通りを進みクスコの街の中心へと向かって行く
すると目の前に大きな広場が現れた
ここがクスコの中心地、アルマス広場だ
目の前に見えるのは Catedral del Cuzco(クスコ大聖堂)
コロナでロックダウンの時はこの広場も封鎖されて人っ子一人いなかったらしい
それが今ではもうほぼコロナ前の活気を取り戻している
どこを見ても観光客だらけ
この賑わい、リマでは感じられなかったものだ
せっかくなので少しアルマス広場の周辺のカフェにでも入ってみる事にした
僕はペルーに来る前からいくつかクスコのカフェをチェックしていた
そのうちのひとつに「MATCHA VERDE」という日本人の方が経営される抹茶を出すカフェがあった
でも実際に行ってみるとコロナ渦に巻き込まれすでにお店は閉店してた
実は後日、たまたまそのMATCHA VERDEのカフェのオーナーさんの女性に出くわしたんだけど、今は同じ場所でカフェではなく抹茶を販売する店をオープンする為準備をしてるらしい
茶番のパンデミックに負けずに頑張って欲しいですね
という訳でMATCHA VERDEが閉まってたので適当に近くのチョコラテを出してるカフェに行ってみた
僕が入ったお店はここ
CHOCOLATE CALIENTE CAFEって書いてあるからつまりはホットチョコレートを出すお店だ
お店の中のカウンターにはカカオといくつかのスパイスが並んでいる
ホットチョコレートを一杯注文
お店の人が作ってくれてる間に棚に並んでるチョコレートを見せてもらうことにした
もちろんチョコの試食もできるよ
ミント入りとかピーナッツ入りとか色んな種類のチョコレートがあるので試食で色々試してから買うのがいいと思う
さてホットチョコレートが出て来ました
入れるスパイスもいくつか選べる
どれが良い?って聞かれたけどよく分からなかったので「あなたが選んでくれる?」っと言ったところお店の人はシナモンとグローブのスパイスを選んでくれた
お店の人が言うにはシナモンはある程度入れても大丈夫だけど、グローブはクセが強いから少しにした方がいいよとのこと
言われた通りにして甘すぎない自然なカカオのホットチョコレートを美味しくいただいた
クスコはコカ以外にチョコレートやコーヒーも有名だからこの類のお店やカフェは多い
色々歩き回って自分好みの店を見つけておくと滞在中通えるよね
いくつかの路地を歩いてる最中にやたらと人気のアイスクリーム店を見つけた
一瞬入ろうか迷ったけど人も多いしなんか女性好みの店だったので僕はパスした
そしてまたアルマス広場に戻って来た
アルマス広場に面してはマクドナルドを始めとするアメリカ系のファーストフード店もある
でもその外観は街の景観を損なわないように出来てる為、近くまで行かないと分かりにくい
例えばマクドナルドがこれ
ケンタッキーがこれ
そしてスターバックスがこれ
ちょっと分かりにくいでしょ?
僕の地元の京都も祇園周辺はこんな感じなんだけど、景観を守るって大事だよね
ある程度歩いたところで広場の大聖堂の前の階段に座って、さっき市場で買ったコカのオーガニックキャンディーを食べてみる
見た目はそそられないけど余計な加工や余計な物が入れられてないみたいだから体にはまだ良い方だろう
お味の方はなんとなく予想してた通り
口の中と鼻に緑の風味が広がる 日本でも売ってるお茶の飴に近い感じだ
コカキャンディーを舐めながらアルマス広場から北に伸びる路地を進むと狭い通路に観光客がわんさか居る
この通りは有名な12角の石がある場所
これがその12角の石
この石の隙間にはカミソリ1枚も入らないらしい
大昔に作られたのにどうやってここまでカクカクした石を正確に作る事が出来たかはまだよく分かってないそうだ
一応12角の石の場所載せておきますね ここです
まぁ近くまで行けば、そこだけ観光客がたむろして写真撮りまくってるのですぐに分かると思います
僕もあの写真撮るのに2分ほど並びました
でも並んでる時に不思議と以前ほどストレスを感じなくて自分でも「何でだろう?」って思ってたんですね
その答えはすぐに分かりました
あのどこの国に行っても山ほどいた空気の読めない中国人がいなくなってるからです(笑)
これだけの一大観光都市に来たら、もうそりゃあの耳障りな中国語を大声で話し、どこにでもゴミを捨てツバを吐きながら我が物顔で外国の観光地を闊歩するあの連中の姿がなかったから
観光地で写真を撮る時も集団で空気を読まず、皆が待ってるのにアホみたいに時間をかけて何枚も写真を撮るあの民度の低い中国人の姿が街から完全に消えているからだ
そしてもう中国人が旅行に来てないのを分かってるからアジア人の僕も中国人と間違われて「チーノ」などと呼ばれる事もない
コロナパンデミックの唯一のメリットは外国の街から中国人の姿が消えたこと
おかげでストレスフリーで街を観光できるわ
因みにクスコの街の周辺には色んなアクティビティポイントがある
レインボーマウンテンへの登山、ウマンタイ湖へのトレッキング、などなど
なので街の中にはアウトドアグッズのお店も多い
僕はこういうお店に入ると今絶対に必要じゃなくてもどうしても買いたい欲求が出て来てしまう
これ系のお店はマジで中毒になる
物欲に負けてつい買ってしまわない内にあえて早めにお店を出た
こんな感じで始まった僕のクスコ滞在
今まで移動も多かったのでこの街では久々にゆっくり滞在しようと思ってる