2022年1月19日
おはようございます
朝宿をチェックアウトしてスクレのバスターミナルにやって来た
今日はここスクレとウユニの間にあるポトシという町に行く
ポトシは標高4070メートルにあるボリビアの古都だ
まずはここでポトシ行きのバスチケットを買わないと
客引きに誘われてとりあえずここでバスチケット買いました
ポトシまで30ボリビアーノ(約480円)
これが僕の乗るバス
もう道路側に出てた 出発の数分前だったみたい
出発直前にバス会社のスタッフの女性がチケットを売った席にちゃんと乗客が座ってるかチェックしに来るんだけど、僕の隣の女の子チケットを買わずに勝手に乗り込んでたみたいで降ろされてた
バスに乗り込んでわずか3分で出発
都会だったスクレも15分も走ればすぐに大自然の中
そしてスクレを出発して約3時間半
バスの窓からポトシの町が見えて来た
泣き出しそうな空の下、古都ポトシに辿り着いた
案の定、自分のバックパックをバスから取り出してる最中に雨が降り出して来た
なんかみんなが降りるから僕も降りたけどめちゃくちゃ下町感漂う辺鄙な場所だ
バスを降りる場所失敗したかも
しばらくこの橋の下で雨宿りしてたんだけど、一向にやむ気配がないのであきらめて濡れながら町の中心まで歩くことに
グーグルマップを見る限り町の中心までは2キロちょっとだ
さすが標高4070メートルの町だけあって寒い
雨が降ってるのもあって尚更だ
ホント何もないな・・これはラパスより酷いかも
標高4070メートルの町の坂道を20キロのバックパックと7キロのサブバックを持って歩いて行く
下り坂ならありがたいんだけど町の中心は坂の上
空気が薄いからもう息切れがヤバイ
もうとっくに2キロ以上歩いてる
さっきまで雨でとんでもなく寒かったのに、今は晴れ間が覗いて坂道を歩いて来たから暑くてしょうがない
一度荷物を降ろしてダウンジャケットを脱いだ
ラパスに長くいたから標高の高さにはもう順応してるとはいえ、この標高で荷物を持って延々と坂道を登るのはキツイ
いつになったら着くんだよ?っと疲れからイライラして来たころに目印にしてたメルカドに出た
町の中心はこのメルカドを裏に回ってもう少し進んだあたり
ここまで来たら後少しのはずだ
この辺りから町の風景も少し変わり出した
小綺麗になってきたぞ
町の中心の広場っぽいところに出たけど、荷物の重さとここまでの道のりによる息切れでもうゆっくり見てる余裕がない
早く安宿を見つけて荷物を降ろしたい
ポトシの宿はまだ予約してない
でも予めここに泊まろうかなっと思ってた宿だけ地図アプリに印をつけてある
この辺のはずなんだけど・・・どこだ?
そうしてようやくチェックしてた宿の前に来た
僕が泊まろうとしてたのは Hostal Compania de Jesus という宿
でも宿の呼び鈴を押したら防護服に身を包んだオバサンが出て来た
「あぁ泊まりたいの?でもね、ちょっとウチの宿は今問題があって宿泊客を泊めれないの」
中がチラっと見えたけどなんか清掃業者みたいなのが来てた
宿泊客にコロナ患者でも出たのかな
僕はそれでもいいんだけど、なんせ宿のオバサンが今はダメと言ってるからしょうがない
するとオバサンが「向かい側の宿は開いてるわよ」っと反対車線側の建物を指差した
もうこの荷物を持ったまま歩きたくない
その一心でこの目の前の宿に飛び込んだ
Hostal La Casona Potosí(ホスタル ラ カソナ ポトシ)という宿
Hostal La Casona Potosí(ホスタル ラ カソナ ポトシ)の場所はここ
中にはやる気のないニイチャンが一人
個室がいくらか聞いたら150ボリビアーノと言って来た
高い 確実に高い
「安宿探してたんで結構です」と言って出ようとしたらそいつが「8人部屋のドミトリーなら一泊50ボリビアーノ」と言って来た
パッと見この宿、部屋数が半端ない
かなりの部屋数なのにほとんどの部屋が空いている
これなら多分、他の客が来ても同室には入れないだろう
8人部屋のドミトリーでも多分独り占めだ
中はいっちょまえに綺麗
もうドミトリーでここに決めた
これが泊まった8人部屋ドミトリー
Hostal La Casona Potosí(ホスタル ラ カソナ ポトシ)
- ロケーション:★★★★☆
- スタッフ :★★★☆☆
- 価格 :★★☆☆☆
- 清潔感 :★★★☆☆
- WIFI :★★★☆☆
※あくまでも個人的な評価です
良くも悪くもない評価の難しい宿
ネットでこの宿の評判を見てもあまり良い事は書かれてない
ただそこまで悪い宿かと言われたらそうでもない気がする
Wifiは途切れたりはしないんだけどドミの部屋の中だとイマイチ
シャワーは1階は水のみ 2階はぬるいお湯が出る
ポトシは標高が高くて寒いので夕方までにシャワーを浴びた方がいい
ショボイ朝食付き
さて、ようやく宿も確保出来た事だし少しポトシの町を歩いてみよう
ここまで歩いて来た景色は本当に何も無いって感じの町だったけど、中心地はある程度栄えてて綺麗
レストランやカフェなどのお店も一気に増えた
さっき通って来た広場に差し掛かった
Plaza 10 de Noviembreって広場でこの町の中心みたい
大聖堂みたいなのがあって、こうして見ると結構綺麗な広場じゃないか
いいね、ここ
僕の宿からわずか2分
そう考えたらあの宿は立地だけは良かったんだな
広場でアイスクリームを売っていた
子供達が買っていて美味しそうだったので僕もひとつ買ってみた
2種類のアイスをよそおってくれて上から好みでチョコレートソースをかけてくれる
買った5秒後に溶け始めるアイス 3ボリビアーノ(約48円)
平日の昼間から広場のベンチに座りのんびりアイスを食べる
ニートみたいな事してんな俺
さぁちょっとさっきのメルカドに行ってご飯でも食べるか
町のところどころには豪華な建物もあるし、町中にホステルも多い
パンデミックが始まる前、ここには結構な数の観光客が来てたんだと分かる
宿から10分弱歩いてメルカドに到着
このメルカド、遮蔽物が多くて構造が掴みにくい
ここは2階にも1階にも食事が出来る場所がある
2階の飯はだいたい10〜15ボリビアーノ
1階の飯がさらに安くて6ボリビアーノ
早めに行かないと夕方とかだとほとんど閉まってそうな食事コーナーだ
なんだかんだで僕が行ったのも15時過ぎだったのでもう飯屋はあまり選べなかった
ミラネーザ デ ポジョ 10ボリビアーノ
お味はまあまあ でも標高高いからお米はボロボロ
とりあえず飯も食べたのでもう少しポトシを町歩き
小綺麗で可愛い町だね
こんな高い場所にこんな綺麗な町を作り上げてしまうなんて凄いよな
小さな映画館もあった
地球の裏側で「僕のヒーローアカデミア」
ボリビアで上映してるとは意外
町を歩いてるとたまにスペイン語ではない言語を地元の人が話してるのが聞こえる
あとで分かったんだけどここは昔はケチュア語の方がポピュラーだったらしい
ポトシ市街は世界遺産に登録されており、ここでは銀が取れる銀山に行くツアーが有名だ
よく見ると町の色んな場所で「Plata」という文字を見かける
Plataとはスペイン語で銀の事
ここに来た観光客の大半が銀山に行くみたいなので僕も後で旅行会社を覗いてみようかな
広場に戻って来たのでそのまま広場に面したカフェで休憩
Cafe De La Plata というカフェ ここでもPlata 銀のカフェって意味ですね
レモンパイとカフェラテを注文
ここWifi早いです
カフェで過ごした後は銀山のツアーを探してみる
探さなくてもそこらじゅうに看板や広告のポスターが出てるんだけどね
僕はここに話を聞きに行きました
Turismo Claudiaというツアー会社
話を聞いたところ朝9時にこのツアー会社に集合して車で銀山に向かう
銀山に行く途中に鉱山に入るための服装に着替えて鉱山の中を2時間ほど見て回って昼の12時過ぎにポトシの町の中心に戻ってくるみたいだ
値段は80ボリビアーノ(約1300円)
もうここで決めた
これが支払ったバウチャー
でも支払ったあと、デスクの上に現地人が60ボリビアーノでツアー参加してる領収書の控えがあるのを見てしまった(笑)
夜は晩御飯を食べれるローカルレストランを探す
実はポトシは宿もレストランも割と観光客価格でボリビアの中では高め
もうメルカドも閉まってるから歩いてローカルレストランを探してた
見つけたのがここ
「Restaurante Tambo Señorial」というローカルレストラン
町の中心の広場にも近いのに超ローカル食堂です
地元料理の食べれるローカル食堂「Restaurante Tambo Señorial 」の場所はこちら
ここで僕が注文したのはこれです というか最初からこれが目当てでした
「Kalaphurka」というスープ料理 ポトシで有名なこの町の伝統料理だ
20ボリビアーノ(約320円)
スープ表面にポコっと小さな穴があるのを見て取れるだろうか
これね、出て来た時煮えたぎってるので沸騰して泡立ってます
料理が出て来た時はアツアツなのでがっつかないように気をつけてくださいね
なぜこんなにも煮えたぎってるのかは食べ進めて行くと分かります
なんと器の底に熱せられた石が入れられていた
最初に焼いた石が器に投入されて、そこに豆などをすり潰した粘性のあるスープが入れられる
だから出て来た時はこのドロドロのスープが沸騰してたのだ
パンがひとつ付いてきたけど、結構濃い味なんでパン一つじゃ足りません
僕はお店の人に言ってパンおかわりした
夜ご飯を食べ終わって外に出るともう随分暗くなってた
ポトシは寒いし比較的静かな町だから夜の21時や22時になると人もまばらになってくる
明日はこの町の観光の目玉、銀山ツアーだ