2018年12月5日
ベルリン2日目
今日はベルリン市内のとある病院で注射を射ってもらう予定だ
予定といっても予約とか何もしてない
行き当たりばったりでダメ元で病院に行ってみるつもり
注射するのは予防接種です
だいたい長期旅行者が旅の途中で予防接種を受けるのがタイのバンコクのスネークファーム横の病院
僕も旅に出て2ヶ月経つかどうかの頃にバンコクで2度予防接種を受けている
予防接種の中には黄熱病のワクチンのように一度で終わるものもあれば、2〜3回の接種が必要なものもある
期間も様々で例えば狂犬病のワクチンなどは2回目は一週間後、3回目は1ヶ月後
でもワクチンによっては3回目の接種が半年後なんてものもある
今回まさに僕が射たないといけないワクチンは半年後の最後の3回目のものだ
僕が射たないといけないのは破傷風とジフテリアと百日咳の3つに効くミックスワクチンのBoostrixというワクチンだ
2回まではタイのバンコクで射ったが3回目が半年後だったのでずっと射ててないままだった
ベルリンでひとつチェックしていた病院がある
今日はそこに行って出来れば今日その場でワクチンを射ってもらう これが今日のミッション
場所はベルリンのフランツィスクス病院という病院です
なぜここか?
実はここは日本語を話せる先生がいるという情報をネットで見たことがあるからだ
今もその先生がいるかどうかはわからないけどとにかく受付で聞いてみよう
ベルリンで予防注射を射てるフランツィスクス病院の場所はこちら
ここが入り口を入ったところ 正面の窓口が受付
僕はこの受付で日本語の話せる先生の名前を告げた
先生の名前はDr.Lidia Hottenbacher
親切な受付の男性は「3階か4階にいるはずだからそこのエレベーターで上に行って聞いてね」と言った
日本の病院と違っていきなり訪問した人が結構自由に行き来出来てしまうんだな
どうやらこのフロアにいるらしい
数人のスタッフに「Dr.Lidia Hottenbacherはいますか」と聞いたところ呼んで来てくれるそうだ
なんと女医
会う瞬間まで勝手に男性と思ってました
よく見たら先生の名前Lidia(リディア)って女性の名前ですもんね(汗)
この方がDr.Lidia Hottenbacher 昔日本でインターンをしてた事と旦那さんがドイツ人だけど日本育ちで日本語ペラペラなので彼女も日常会話には困らない程度に話せるらしい
幸先よくコンタクト成功
日本語で事情を話せてこのワクチンが必要だと説明出来るのですごく助かった
ただ現在この病院内には僕が必要としてるBoostrixというワクチンの在庫がなかったので処方箋をもらって近くの薬局に買いに行くことに
親切にワクチンがある薬局を調べてくれてそこまでの行き方をプリントしてくれた
こういう細かくて親切なところ、ドイツ人好きです
薬局はここから徒歩7分らしい
近いので散歩がてらゆっくり周辺を見ながら薬局へ向かう
教えてもらった薬局に到着 ドイツでは薬局はAPOTHEKE(アポテカ)と表記されてます
ここで書いてもらった処方箋を渡すとすぐにワクチンをくれました
上の写真の細長い箱が破傷風・ジフテリア・百日咳に効くミックスワクチンBoostrix
処方箋には薬局からの証明のハンコが押されます
ハンコの押された処方箋とワクチンを持って病院に戻ります
お注射タイム
バンコクの病院でもそうだったけどここで注射の準備されてる時が一番緊張します(笑)
注射は助手みたいな若い女の子が射ってくれました
あっと言う間に予防接種が終わって今日のミッション終了
注射が終わって先生と世間話をした時に記念に写真を撮らせてもらったんだけど、助手の女の子が先生のいないところでさっき撮った写真を送って欲しいと言ってきた
いいけど、どうして?って聞くとどうやらリディア先生は来年の1月いっぱいで病院を変わることになるらしい
その為に先生には内緒で先生がこの病院で過ごした時間を写真で振り返れるように送別会で渡すアルバムを作成中らしい
そこに日本人が先生を頼ってこの病院に診察にきた写真も欲しいらしいのだ
もちろんOK!と返事して助手の女の子と連絡先を交換した
先生、日本語で相談医乗ってくれて地図まで印刷してくれたりと色々ありがとうございました!次の病院でもまた日本人の助けになってあげてください!
予防接種もこれで全て終了し、頭の片隅にとどめていたミッションが終わったので気分晴れ晴れでベルリンの街を歩く
出ました天下のユニクロ
今まで東ヨーロッパでは見てこなかったんだけどついに街中にユニクロが現れたか
あ、これ日本のユニクロでは軒並み売り切れてた着けたままスマホ画面を触れる手袋だ
世界一周前に結構探したんだけど店員に「もう前の年の11月から売り切れなので」とか言われてとうとう見つけられないままだったんだよなぁ
ホントどの店舗も売り切れだったから
でも見つけたからと言ってここで今更買って荷物これ以上増やす訳にもいかない
バックパッカーたる者荷物は旅の長さと共に減らして行くべきで増やすなんてもってのほかだ
お買い上げ
物欲って凄いっすね・・・・
使ったことないからこの手袋使ってみたいと思ったらもう買い物かごに入れてました
ついにここドイツで手に入れたスマホ操作の出来る手袋
あと今後の野宿に備えてフリースっぽい生地のヒートテックの上着購入しました
これで野宿に耐えることが出来てヨーロッパでの高い宿代が浮くなら先行投資みたいなもんだ
おいしそうな大きな板チョコ
こんな感じの昔ベルギーでも見たな
カフェ休憩を挟んでやって来たのはベルリンの超有名観光地イーストサイドギャラリー
ここはあのベルリンの壁が1.3キロにも及んで残されている場所
今では色んなアーティストが壁に絵を描いてメッセージ性の高いアートとして存在している
その中でもひときわ有名で人だかりが出来てるのがこの絵
旧東ドイツのホーネッカー書記長とソ連ブレジネフ書記長がキスをしている作品
間違いなくこれが一番人気で一番有名
カップルなんかはこの絵の前で自分たちもキスしてる写真を撮ったりしてる
僕が訪れた時、一角ではモデルみたいな若い男性の撮影が行われていた
これは日本人が描いたのかな?
日本地区への迂回路?だそうです(笑)
今でこそたった1.3キロの残された壁
でも当時は西側に行けないように155キロにも渡る壁が人々を隔てていた
この壁は30年も西と東を分けてきた
どれだけの人が長い間会いたい人と会えなかった事か
夕日を眺めてもうこんな時間かと帰ろうとした時、ベルリンの壁の近くにおもしろいお店を見つけた
お土産物屋さんなんだけどお店の中でパスポートにベルリンの壁を象徴するスタンプをひとつ1ユーロで押してくれるお店
僕もパスポートに記念に2つ押してもらった
本当はパスポートにこういうの押しちゃダメらしいんだけどこれで怒ってくる入国審査官なんていませんからね
ベルリンの壁も見終わった事だし、あとはホテルの近くで軽く何か買って食べよう
ドイツではカリーブーストのお店があったら迷わず買う
どれだけカリーブースト好きなんだって話ですね
シンプルですぐに出してくれて程度の値段で美味しい 旨い・早い・安いの3拍子
カリーブーストは日本の牛丼屋のような役目を果たしてくれてます(笑)
素朴な小さなクリスマーケットを横目に夜のネット作業の合間に食べる夜食をスーパーに買いに行きます
よく使うスーパーは地元民のようにショッピングバックまで買ったリドル(Lidl)です
リドルはドイツが本社のヨーロッパを中心に展開してる買い物しやすいスーパー
東の方ではもうブルガリアのソフィアにもありました
ここで買って飲み終わったペットボトルやビンを機械に入れてリサイクに協力すると少しお金が返ってくるシステム
最初は使い方わからなくて全然使ってなかったんだけど、ヨーロッパ旅終盤は重宝しました
ドイツのパンといえばこれ!
プリッツェル リドルに買い物に行くとほぼ毎回買ってた
多分ずっと食べてたら飽きるんだろうけど(笑)
ベルリン滞在は2泊3日の予定
明日は少しベルリンを見て回ったら夜行バスでオランダ入りだ