2022年2月3日
おはようございます
今日は昨日の続きから
雲の中の散歩
それを終え、僕はもっと雲のない方向に歩き出していた
何なんだろう?
歩いてるだけで何とも言えない一色の色の中に溶け込んでいくような感じは
ここは本当に僕らが普段住んでいる地球なのか
なんか完全に別の世界に入り込んでしまったかのような景色
いや、景色というよりすでに色しかない世界
ウユニ塩湖が綺麗なのは今まで写真で見て重々知っていた
しかしこんな色だけに染まる世界まで見せてくれるなんて
ウユニ塩湖の実力なめてたわ
これは写真で見る以上のものだ
少し歩くとまた遠くの山や雲が見えてくる景色
その時歩く方向で様々な美しい景色を見ることができる
そしてその中を歩いていると、僕が普段生活していた日本とはかけ離れた世界にいるかのよう
昼間からとんでもない景色を見せてくれるなウユニ
ドライバーのマルコが呼んでいる
そろそろ行かないと 次のポジションに向かうみたいだ
ドライバーのマルコが今までの経験をもとに空の状況や雲の状況を把握してサンセットが綺麗に見える場所に移動する
そして尚且つ、なるべく他のツアー客とかぶらないように気を使ってくれている
マルコが「ここにしよう」と車を止めた
移動している間にすでに空の色が変わってきている
本当にもうすぐサンセットタイムが始まるタイミングだ
そして車から出て皆で太陽が綺麗に見えそうな位置まで移動する
そこで僕が見た景色は今までの夕焼けとは違う絶景だった
淡くオレンジ色に染まり始める空
夕日の色が雲をゆっくりと染めていく
そしてかすかに色がつき始めた雲はウユニ塩湖の水面に映り、空と水面の境目がなくなりそうになる
なんだよこの景色
こんなの今までの人生で見たことないぞ
夕焼けの中を歩いてみる
ウユニ塩湖の水平線の向こうには太陽が2つ
沈みゆく太陽とその太陽に動きを合わせる塩湖に映ったももうひとつの太陽
その2つに照らされながら空も僕らもオレンジ色に染まっていく
僕の足下にはもう一人の僕
ウユニ塩湖に作られた僕の造形
僕が動くたびに足元の僕が波紋で揺れる
なんて世界が広がってるんだここには
なんだか何もかもが綺麗すぎてちょっと怖いぐらいだった
塩湖の水面にミニ三脚でGoProを立てて動画を撮ってみる
ツアーに参加していた韓国人のケン君と一緒に太陽に向かってウユニ塩湖を歩いてみた
この様子はYoutubeでも僕のインスタグラムのリール動画でも見れます
リール動画って初めてやったけど、あれってフォロワー以外は見れないんだっけ?
分からないけど、とにかくインスタ、Youtubeどちらでも見れるはずです
太陽は沈んでいくごとにオレンジの色味を増していく
こんな夕焼けアリか?
もう感動という言葉を通り越してしまう
おそらく僕が今まで見てきた中で世界一の夕焼け
同じ夕日なのにウユニ塩湖で見るだけでこんなにも素晴らしいものになるなんて
ウユニ塩湖はとんでもない芸術家だ
そしてオレンジ色の芸術が終わると今度はあっという間に星が輝き始める
周りには何の明かりもないウユニ塩湖
何にも邪魔されない星たちの輝きはあっという間にウユニ塩湖の上空に天の川を作った
でもここでドライバーのマルコが集合をかけて、夜のトリックフォトを取ろうと言い始める
うーーん、僕らは大人しくこの綺麗な天の川を眺めていたいんだけどなぁ・・・
でも他のボリビア人たちはすごく写真を撮りたそう
全員揃ってやらないといけないのでとりあえず参加です
シャッタースピードをめちゃくちゃ遅くしたカメラを三脚にセット
シャッターを押して、マルコが僕らの背後に回り花火をぐるぐる回して火花を飛び散らせる
こ、こんな写真いらん・・・
僕は基本作ったような写真やあとからレタッチしまくった写真はあまり好きじゃないので
韓国人のケン君もこういう写真は基本好きじゃないらしい
やっぱり自然でまともな星空の写真がいいよね
天の川の周辺も満天の星空
空をじっと見ていると流れ星がいくつも見える
マルコが写真を撮ってやるからこのペンライトを持てと言った
「またか・・」と思い断ろうとした
でも不意に思いついてやっぱり1枚撮ってもらうことにした
メキシコに残してきたあの人にこの写真を送ろう
写真だけじゃなく、この光もあの人の元に届けばいいのにな