2021年9月12日
おはようございます
朝ごはんはどん兵衛の鴨だしそば
幸せです
さて今日は昨日バスチケットを買ったので移動する日です
昼の15時30分くらいにバス会社の前に到着した
そこでバスターミナルに入ろうとしたら入り口の係員に「フェイスシールドを買って付けろ」と言われた
そう、マスクはちゃんとこの国のルール通り2重にしてたんだけど、この国ではバスに乗るにはフェイスシールドの着用が義務付けられている
なのでバス会社の固まってるエリアではだいたい路上でフェイスシールドが売られている
僕もひとつ購入 2ソル(約50円)
面倒だけどこれでようやくバス会社の中に入れる
入り口を通過する時に付けるだけで中に入ったらほぼみんな外してるけどね(笑)
いや、マジで意味無し
もう辞めようぜ、ペルーさん こんな無意味な事
さぁ、バスがやって来ました
正直そこまでよくない古いバスです
18時間移動なんで当然バスの中で寝るんだけど、シートもあまり倒れない
フェイスシールドはもちろんもうみんな外して折り曲げてその辺に仕舞ったり座席に引っ掛けてます
もちろん僕もね
17時前にバスは出発
窓の外にはまたファベーラが
リマは山の近くならどこを走ってもファベーラが目に入る
夜21時過ぎくらいに山間の大きな空き地にバスが止まった
そこに隣接する小さな食堂で晩飯休憩
僕はこれを食べた
・・・がこれが後々失敗だった 僕はこの後軽く地獄を見る事になる
バスに戻ってまた真っ暗な山の中を走り出す
グネグネに曲がる山道をどんどん進んで行く
山越えの為に結構高い山でも走って行ってるのだろうか
しばらくバスの中でトイレに行ったり、少しだけウトウトとしたり
どの位時間が経った頃だろうか
夜中にトイレがしたくなって座席を立ち上がりバスの後部にあるトイレに向かう時に少し頭がクラクラした
真っ直ぐ歩いてるつもりなのに体も少しフラついてる
トイレに入ってから堪らず便座に座り込む
正直気持ち悪い
なんだこれ・・?
車酔いでこんなフラフラになるか?
ずっとトイレに居るわけにもいかないのでトイレを出て揺れる車内を頑張って自分の座席に戻る
なんだかそれだけで少しハァハァとした呼吸になっている
間違いなく体に何らかの異変が起こってる
しばらく座席で休んでたけどその1時間後くらいにまたトイレに行きたくなった
また座席を立ってトイレに向かうもさっきよりフラつきが酷くなってる気がする
トイレに着くと深い溜息が出るくらいに疲れている
便座に座るともう直ぐには立てない
立つ気になれない
気持ちが悪くてしょうがない
それでも用を足してなんとかまた自分の座席に朦朧としながら戻る
そして座席に戻った1分後くらいだった
急激に吐き気が襲って来た
「あ、気持ち悪い 吐くかも」っと思った瞬間だった
もうその時には僕の喉をゲロが逆流してた
つまりどういう事か
間に合わなかったという事です
そう、僕は自分の座席で吐いてしまった
因みに今までの人生でバスで自分の座席で吐いたのなんてこれが初めて
隣の人スマン
でも正直自分でコントロールなんて出来なかった
これは後になって調べて分かった事なんだけど実はリマからプカルパという町に行く際に4600メートル級のアンデス山脈を越えていたのだ
つまりあのフラつきや体の異常は車酔いというより、高山病にかかってたのだ
リマは高いところでせいぜい200メートル
そしてプカルパの町は150メートルほど
つまり標高200メートルあるかどうかのリマから一気に4600メートル級の山を越えてそこからまた標高150メートルのプカルパに一気に下っていたのだ
この激しいアップダウンが体にこたえた
Tシャツはゲロまみれ
いや、マジで久々に軽く地獄見たわ
そしてその地獄から数時間後、窓の外には朝日が昇り始めていた
今度は朝飯の休憩
でももちろん何も食べる気にはなれない
僕が買ったのはジュースだけ
周辺はもうジャングルっぽくなって来てる
そこからまたしばらく走ると外の景色は完全に東南アジアの田舎のようになってきた
そして朝の10時過ぎようやくバスはプカルパの町の端っこに差し掛かった
ボロいバスターミナルに着いた時にはもう心身共にクタクタ
バスに乗ってただけなのにこんな疲れるなんて思いもしなかった
バスターミナルからはこの調子のいいトゥクトゥクの運転手に安宿まで連れて行ってくれと頼んでプカルパの町のセントロ(中心地)に向かう
途中の道も本当にトゥクトゥクだらけ
ここはタイかカンボジアかと錯覚してしまう光景だ
で、トゥクトゥクのおっちゃんに連れてこられた宿がここ
ホテル センテナリオ
個室で1泊40ソル(約1050円)
こっちの物価から考えると安いのか安くないのかよく分からん
このおっちゃんが荷物を部屋まで運んでくれたんだけど、部屋に入ってからよく考えたらこのホテルの小さなロビーでチェックイン手続きをしてた時に椅子の上に置いていたパーカーが見当たらない
「あれ?あのおっちゃん俺のパーカーは持って来てくれなかったのかな?」と思って下に降りてロビーを見渡すもどこにもパーカーがない
受付のオバチャンに聞いても分からないと言う
あの時おっちゃんが貴重品の入ったサブバック以外全部持って来てくれるというので僕は先に部屋に行った
でもその時数人のトゥクトゥクの運転手がこのホテルの入り口にいた
多分その中の誰かにパクられました(笑)
日本でも結構愛用してて世界一周に持って来てずっとここまで一緒に旅して来たヒステリックグラマーの4万円くらいのパーカー
お金は別にいいんだけど、世界一周中によく着てたから思い出が痛い
バスでのゲロに、愛用してたパーカーの盗難
ペルーの洗礼受けまくりです、ハイ
部屋にはクーラーはなく天井のファンのみ
ここはもうジャングルの一歩手前
暑さもそれなりだ
リマが寒かったからこの急激な気温の変化もキツイ
ハードな移動を終えて今日はこのプカルパで1泊し、その後ジャングルの中に入って行く