2021年12月8日
LATAMの航空機は最初こそ乱気流に揉まれたものの、あとは穏やかなフライトで朝方4時過ぎにボリビアのラパスに到着した
少し眠い頭のまま入国審査へ
列に並んでる人もいれば、地面に座り込んで何やら書いてる人達もいる
そういえば着陸の少し前に機内でみんな何か書いてたな
機内でもらったボリビアの入国カードと税関のカードだろう
僕も用紙はもらっていたので、すぐに列には並ばずに入国審査前の床に座り込んでゆっくり書き込んだ
こんな朝方の到着だ
急いだって何もない ゆっくり書いてゆっくり列に並ぼう
入国カードと税関のカードを書いて入国審査の列に並ぶ
並びながら前方の人を見ていると、ペルーの空港のチェックインカウンターの時と同じように事前に空港スタッフがいて、PCR検査の陰性証明と海外旅行保険の証書を持ってるかをチェックしてる
それを持ってるのを確認されたら入国審査のブースに進む事を許可される
僕も事前に確認されて、スタッフに「入国審査ブースが3つに分かれてるので君はインターナショナルのブースに行くように」と言われた
3つというのはボリビア人の現地人専用ブース、南米の国籍を持ってる人のブース、その他の国から来た人のインターナショナルブースだ
僕の番が来てブースで陰性証明と保険証書を見せるも、事前にスタッフが確認してるからなのかほとんど見てない
入国審査官のオバサンが「旅行で来たの?あなた何日ボリビアにいるの?」っと聞いて来た
因みに日本人はボリビアに1度の入国で30日滞在できる
さらに年に2回まで無料でビザの延長が出来る
1回のビザ延長で30日滞在を伸ばせるので、2回延長した場合は最大90日の滞在が可能だ
僕はウユニ塩湖をベストシーズンに見たいので、それに合わせてボリビアに滞在するのでラパスでビザの延長をするつもり
でも手持ちの保険証書も30日しか入ってないのでここはひとまず「一ヶ月です」と回答しておくのが正解
すでに知ってるけど、入国審査官のオバサンが「1ヶ月を越えて滞在したい場合はビザの延長が出来るからね」と教えてくれた
さらに「今日予約してるホステルに到着したら、このサイトにアクセスして登録を済ませてね」と言って小さな紙を渡してきた
説明を全部聞き取れなかったんだけど、どうもボリビア滞在中に自分の宿泊先をこのサイトに常に登録しないといけないようだ
入国審査前の宣誓書登録はなくなったけど、入国後にやる事がひとつ増えてた
さらにオバサンは「このサイトにログインするユーザーネームはあなたの名前、そしてパスワードはあなたのパスポート番号よ。分かった?」と言った
なるほど そこまではこの入国審査官が登録を済ませてくれるって事か
あとは自分でログインして、自分の宿泊先を登録するわけね
分かりましたと答えるとオバサンがパスポートにスタンプを押して、30dayと書いて返してくれた
おぉ〜〜 なんかめちゃくちゃ久しぶりだ
というのも、ペルーでは入出国ともにスタンプが撤廃されていた
だからこのパスポートに新しい国のスタンプが押されるのは約1年8ヶ月ぶり
長かった〜マジで
久々の新しいスタンプが嬉しい
ボリビアにも無事入国出来た
他の人よりだいぶ入国審査が遅くなったけど、とりあえず荷物をピックアップしなければ
荷物のベルトコンベアの所に行くと、遅いからかもう僕のバックパック地面に放り出されてました
まぁロスバケしなくて良かった
このあと税関で荷物をX線に通してアライバルゲートを通過
やっと空港内に出れた
この時点で朝の5時
飛行機降りてからなんだかんだでここに来るまでに50分くらいはかかった訳か
でも、僕は全く急いでない
というか最初から朝の6時半までここで時間を潰すつもりだったから
空港からラパス市内へは通常、乗合いバンとタクシーの2種類がある
タクシーはカモを待っていて空港の外に常にいるからいつでも乗れるが、ここのタクシーはボッて来るのでトラブルも多いと聞いていた
だから最初からラパス市内へは乗合いバンで行こうと思ってた
その乗合いバンが運行を開始するのが朝の6時半
ここまでは全て事前に調べていた
僕は早く空港内に出てもどうせ6時半まで時間を潰すつもりだったから、イミグレ前でもゆっくりしてたのだ
この時間に無理して早くラパス市内に出たところで、どうせホステルにもまだチェックイン出来ないからね
まずはペルーでオーバーステイの罰金を払うつもりだったから財布にまだソルが入ってる
これをボリビアの通貨「ボリビアーノ」に両替しないと
一応この時間でもお金を使ってタクシーなどで街に出る人のために両替所は開いていた
日本円にして3000円ちょっとのソルを両替
これで一旦ボリビアの通貨が手に入ったぞ
あとは空港内で6時半になるのを待つだけだ
空港内には無料のWifiが飛んでいる
ただこれに繋げるのに名前、生年月日、電話番号、メールアドレスの入力が必要
こういうのに本当のメールアドレス登録すると、後から訳のわからないメールが届く事多いんだよなぁ
という訳で嘘の名前でPONTA(ポン太)と入力して、残りも全て嘘の電話番号やメールアドレスを入力する
そしてコネクトと光ってる部分をタップする
しかし、なぜかネットに繋がらない
どうも電話番号かメールアドレスの認証が取れなかったみたいなメッセージが表示されている
自動でその電話番号やアドレスが有効なものか判別してるっぽい
いかん、いかんと思ってやり直そうとしたけど一度登録の手続きをしてしまうと、この端末も記憶されてるようで「あなたの端末はすでに登録されてます」と表示されてどうにも出来なくなっていた
よってネット無しで6時半まで待機っす
皆さんラパスの空港で無料Wifiを繋ぐ時は本当の電話番号とメールアドレスを入力しましょう
寒い空港で何もせずに1時間半は長く感じた
外が明るくなり始め、それまで空港内のカフェに陣取っていた人たちが急に席を立ち、空港の外に出て行き始めた
iPhoneの時計を見ると6時半を過ぎていた
あの人達も乗合いバン待ちだったのか
外に出ると何台かの乗合いバンがもう出発してる
でも次のバンももうスタンバイされている
乗合いバンは空港の出口を出たら目の前にいるのですぐに分かると思います
中南米のどこでも同じく満員になるか、ある程度の人数が集まると出発するシステム
乗るのはこのバンです 212番で飛行機のマークが付いてる乗合いバン
気をつけて欲しいのが、飛行機のマークがない212番もあるというところ
ラパス市内と空港を結ぶ乗合いバンは212番に飛行機マークが付いてる車です
飛行機マークが付いてない212番に乗ると軍事基地の方に行ってしまうらしい
上の写真のように大きな荷物は天井に乗せます
ただロープとか一切かけてくれません
雨に濡れる可能性や荷物が落ちる可能性もありますので悪しからず
乗る前にドライバーに「ラパスのセントロまで時間どのくらいかかる?」と聞いたところ20〜25分くらいだよとの事
乗合いバンに乗り込んで5分しないうちに人数が集まり出発
乗ってる間に雨が降ってきた
荷物は天井なのに最悪だ
言われてた通り20分ほど走るとセントロにも比較的近い予約してる宿の辺まで来た
この乗合いバンは降り場など特に決まってないので、降りたい場所で「キエロ バハール アキ!」と言えば降ろしてもらえる
降りて雨で濡れた荷物を担ぎ上げ、朝もやの中宿に向かって歩き始めた
ここがラパスか
予想はしていたが寒い
上空を見上げるとロープウェイが走っている
ラパスという街は山に囲まれててすり鉢状になっている
だから街に高低差があるので市民の足として普通にロープウェイが通ってるのだ
なんでも同じラパスなのに一番低い所と一番高いところでは700メートル近い高低差があるそうだ
そして当然ながらすり鉢状の街という事は街中に坂道が多い
本当に街の中心以外はほとんど坂道と言ってもいいぐらいだ
僕が今日予約してる宿も坂道の上にある
そこを目指して坂道を歩き続ける
重いバックパックを背負ってるとはいえ、大した距離を歩いてないのに息が切れる
それもそのはず ラパスの標高は3640メートル
富士山の山頂よりわずか100メートルほど低いだけの場所にある街
そこで20キロのバックパックと7キロのサブバック、さらにランニングシューズの入った手提げ袋を持って坂道をどんどん登ってるのだ
息ぐらい切れて当然の場所
宿に向かって歩いてると坂の向こうの傾斜に家が無造作に立ち並び、上の方が霧がかっていた
何て街だよラパス
これは街の中の移動は毎回骨が折れそうだ
乗合いバンを降りて10分ちょっと歩いただろうか
ようやく今日の宿が見えて来た
ここ HOSPEDAJE MILENIO(オスペダヘ ミレニオ)
僕より早く到着したバックパッカーも部屋に入れるのを待っていた
因みにここ朝の7時からチェックイン出来ます
でもいざ来てみると宿のスタッフが「ゴメンね、君が予約した部屋まだ前日の人が出てないから部屋が用意出来るの12時ぐらいになりそうなんだ」
・・・何だ、それ?
って言いたいところだったけど、もうここ迄来るのに疲れたからWifi繋がせてもらってソファーで寝させてもらった
HOSPEDAJE MILENIO(オスペダヘ ミレニオ)
- ロケーション:★★★☆☆
- スタッフ :★★★★☆
- 価格 :★★★★☆
- 清潔感 :★★★★☆
- WIFI :★★★☆☆
※あくまでも個人的な評価です
まず、ブッキングドットコムなどでラパスの宿を探せば誰でもここが最初に目につくのではないでしょうか
ラパスで検索して安い順に並べ替えると、だいたい上から3番目か4番目にあたりに個室にも関わらず安くて綺麗なこの宿が目につくはず
清潔感もあり、僕が来た時には欧米人も多かったです
Wifiは1階はサクサク 2階の個室はそこそこって感じ
ネックはシャワーがよく安宿にある電気シャワーである事 温度も少しぬるめ
部屋は個室であるものの防音が効いてないのと、建物が吹き抜けなのでロビーや廊下の会話は筒抜け
HOSPEDAJE MILENIO(オスペダヘ ミレニオ)の場所はこちら
ロビーのソファで寝てたら10時半ごろにスタッフに起こされた
どうやら僕の部屋の準備が出来たらしい
2階の部屋に案内されて、荷物を紐解き少し休憩(部屋の写真は撮り忘れました)
荷物整理をしてる際にあの忌々しい物を捨てることにする
これ
ペルーで長距離バスに乗るたびに装着の義務があったフェイスシールド
ペルー人もバスの中でこれまともに付けてる人いなくて、もうバスに乗る時にちゃんとフェイスシールド持ってますよってアピールするだけの物と化していた
ようやくこの無意味な物とおさらば出来る
ゴミ箱に叩き込んだ
さっき少しソファーで寝たので少しだけ体力が回復した
ラパス初日なので標高にまた体を慣らしながら少し街を歩いてみよう
宿に来る時とは逆に下り坂を下って街の中心へと降りていく
でも帰りはまた逆にこの坂を上らないといけないと思うと、宿を出た瞬間からゲンナリもする
街の中には民族衣装に身を包んだインディヘナのオバサンが沢山歩いてる
丸々と太って、てるてる坊主みたいな格好のオバサンが一生懸命坂を登って歩いてる仕草が何とも可愛らしい
現地人でもこの坂道はキツそうだな
因みにこのラパスは世界で最も標高の高い場所にある首都として知られてる
ラパスはよく「ボリビアの事実上の首都」という言い方をされる
その通り
ちょっとややこしいが、ラパスは登記上の首都ではないが事実上の首都だ
では登記上の首都はどこかというとスクレという街
昔、この国で連邦革命というものがあった
首都であったスクレを基盤にしていた保守党政権を、1899年の「連邦革命」によってラパスを拠点とした自由党が打倒し、議会と政府をスクレからラパスに遷したのだ
それを機に様々な行政機関がラパスに移動した もちろん各国大使館などもラパスにある
そして理由は定かではないが、最高裁判所だけがスクレに残った
そのためラパスは行政・立法府のある「事実上の首都」と呼ばれ、
スクレは「憲法上の首都」と呼ばれるようになった
民族衣装に身を包んだオバサン達を見ながら歩くこと10分ちょっと
このラパスで一番大きなメルカドに到着
Mercado Lanza(メルカド ランサ)
1階は野菜やフルーツやパン、肉などが売られており、2階や3階が食堂コーナーになっている
入り口はいたるところにあるので近い入り口から入りましょう
ラパス1の大きさMercado Lanza(メルカド ランサ)の場所はこちら
メルカドの中は四隅に階段もあるが、中心部は基本全てスロープで移動するようになっている
スロープもひとつじゃないので初めて来ると迷路のように思えてしまう
因みに聞いた話では飯は上の階に行くほど微妙に安くなってるらしい
まぁメルカド飯自体がもともと安いのでそんなに変わらないと思うけどね
メルカドの食事コーナーは非常に細かく分かれており、ひとつのスロープにいくつもの食堂が入っている
その小さなひとつひとつの店にオーナーの名前がしっかりと書かれている
このオーナーの名前がイコールお店の名前だ
とりあえずボリビアに来て初めての食事なので適当に一軒の空いてるお店に入りました
横にはまだ前の客が食べていった皿がそのまま放置されてる乱雑ぶり
適当に鶏肉の料理を注文したらこれが出てきた
10ボリビアーノ(約160円)
ひと口、ふた口と食べてみる
うん、正直微妙
何て言うか味付けがすごく薄い 日本でいう「味無い」とはまさにこのことだ
あと標高が高くてお米がちゃんと炊けないからか米がすごく微妙
旅行者からボリビアの飯の不味さが有名なのはこの標高も関係してるんだろうな
食べている最中に喉が渇いたから飲み物も注文する
このお店に置いてなくても注文したら店のオバサンが近くのジュースコーナーに注文を通してくれて、ここに飲み物が運ばれてくるシステムになっている
現地人がよく飲んでいる「リマ」という薄い緑色のドリンクを注文した
2ボリビアーノ(約32円)
これはなかなか美味しい
かすかな甘さで喉越しもいいから食事を食べながらでも全然いける
食事を食べ終わったが、さっきの飯はいまいち微妙だった
何か口直しに食べたくて近くのサンドイッチコーナーの店の客引きに誘われるまま入った
この店は前に並べてあるやつが無料でトッピングできるみたい
吉野家の紅生姜かと思ったらタマネギでした
チョリソーの挟んであるサンドイッチというよりハンバーガーみたいなのが出てきた
これにさっきの玉ねぎやらオリーブやらを自分で好きなように追加して食べた
こちらのお味はまずまず
サンドイッチを食べながら通路側を見ると、ここのオバサンたちが通路にクリスマスツリーを飾り付けていた
ラパスももうすぐクリスマスのイルミネーションに包まれるんだろうな
お腹もいっぱいになったところでコーヒーが飲みたい
2階や3階にはカフェやフルーツジュースのコーナーが沢山ある
カフェコーナーでコーヒーを飲むことにする
狭い店だけど結構客入ってるな
僕はいつものカフェ コン レチェを注文
カフェ コン レチェはこっちでいうカフェラテのことです
カフェラテというより、これもほとんどホットミルクじゃない?っていうぐらいほとんどがミルクのカフェ コン レチェが出てきた
4ボリビアーノ(約64円)
これを飲み干したところでもう腹が満腹
パンパンで限界だ
メルカドの前には大きな道路が通っておりそれに面して大きな広場がある
広場の向こうに見えるのはこの町で有名なサンフランシスコ教会だ
広場で何かのイベントやっていた
一応ボリビアは現在外ではマスクの着用義務がある
1枚だけだけどね
でももうソーシャルディスタンスとか全く関係無く、街の中はどこも人が多く常に人と人が近くにいる状態
この国の人がコロナパンデミックを信じてるか信じてないかは分からないけど、もうほとんどマスクをしている以外は今まで通りの生活って感じだ
このサンフランシスコ教会の近くに観光客は必ず買い物に行く通りがあるらしい
まずは軽くそこを見に行ってみよう
例のごとく坂道を登って行く
この辺は比較的街の中心で外国人観光客が泊まるホステルなどもこのあたりに集中しているので、この辺りには割とまともなお店が点在してる
でも本当に街のどこもかしこも坂道だらけなので街中の移動が結構大変だ
ほら、見て
このホステルの写真1枚にしても地面を見ればどれだけ坂道の途中にあるかわかるでしょ
ラパスの街の道ってほとんどこんな感じですよ
外国人観光客が多いエリアにはやはりツアー会社なども多い
ただラパスはあまり見所がないし、見て回る場所も実は自力でローカルの足を使って行ける場所が多い
僕もラパスの観光はほとんど自力で行くつもりだ
さぁ 何やら土産物屋が道の両端を占める通りにやって来ました
ここが観光客が必ず通る「Sagarnaga(サガルナガ)」という通りだ
可愛い土産物屋が多く、お土産やボリビアっぽい服を買うのもだいたいこの通り
Sagarnaga(サガルナガ)の通りでこんなの見つけた
COCA博物館 コカインの原料でもあるコカの葉の博物館みたい
ここにはまた後日ゆっくり来てみよう
本当にこのサガルナガ通りは土産物屋が多い
そこまでの規模ではないかもしれないけど、ネパールでいうタメルストリートみたいなもんだ
タイで言うと大昔のカオサン通りがこのサガルナガ通りだ
楽器を入れるケースも逐一可愛い
見てると必要なくてもつい買いたくなってしまう
でも長期旅行者は荷物を増やせないのが宿命
これ以上荷物を増やしてしまうと南米から日本に郵送しなくてはいけなくなってしまう
すごく魅力的な通りだけど今はもう無駄に買い物して荷物を増やせない
とりあえずこの通りを奥まで歩き切ってしまおう
そして通りの終わりに見えてきたのがこれ
Mercado de Brujas
Brujasはスペイン語で魔女を意味します
つまりMercado de Brujasとは「魔女市場」のこと
よく見ると通りの両側に怪しい店が立ち並んでいる
この辺りは魔女の儀式を行うための道具が売られている黒魔術のマーケットだ
あ、この辺から少し気持ち悪い写真が多いかも知れません
食事中の方はご注意を
魔女市場「The Witches Market」の場所はこちら
近くまで行くと儀式で使う薪や、材料を火で炙る台などが並んでる店が増えるので、すぐにわかると思います
そして嫌でも目に飛び込んでくるのがこれ
吊るされたリャマの子供のミイラ
最初は全部作り物の人形かな?と思った
でも近づいてよく体や目を見れば本物がミイラにされて吊るされているということがわかります
文字通り目が死んでる
リャマのミイラ以外にも儀式で使う材料が興味深いものばかり
もう謎過ぎて何に使えばいいのかわからないようなものがたくさん売られている
何これ・・? 毒キノコ?それとも海の幸かなにか?
そしてこの店の天井からも
オロロ〜〜ンってうらめしい声が今にも聞こえて来そう
えっと、これは何だ 見たところ何かのおまじないみたいだな
左側は馬のマークが入ってるメダルみたいなのが中心に置かれている
右の方は車を形取ったプレートみたいなものが中心に置かれている
よく分からないけどけど、察するにこれは馬や車に乗ってる時の交通安全のおまじないのようだ
こんなのまであるんだな
これはヒトデと・・奥はさらに小さなリャマのミイラか
オ、オロロンです・・
この黄色いのは何だ? 虫か?
鳥のミイラ?それともガリガリの子供のリャマ?
なかなかエグイね
オロロ〜〜ン
もうね、途中から犬かリャマか分からんミイラが吊るされてます
どう見ても犬にしか見えないんだけど?ってのがわんさか吊るされてた
中南米に根付く文化とはいえこれは・・(笑)
興味深い魔女市場をあとにしてそのまま適当に街中を練り歩く
ラパスの街は中心地から10分も歩くとすぐにもうローカル色の強いエリアになる
この辺は問屋街みたいになってるのかな
地元の人がいろんな道具を買ってせっせと運んでいる
お、路上で勝手に店を開いているローカルなパン屋を発見
エンパナーダが売っていたので2つ購入
2つで4ボリビアーノ(約64円)
さあ次は街の中心を横切って、宿の方に向かいながら大きな広場に寄っていこう
メルカドの前を走っている大通り「ペレス・ベラスコ通り」の上にある赤い橋を渡って、Plaza Murilloというこの街のメイン広場的な場所に行ってみたいと思う
橋の上からは大通りとラパスの街並みと斜面に並ぶ貧困層の家が見える
中南米に多い山の斜面に家を建ててるスラムと同じく、ここでも街の中の低い位置に裕福層が住んでいて山の斜面や高いところに貧困層が住んでる構図は変わらない
橋を渡るとコメルシオ通りというフリーマーケットがたくさん並んでる歩行者天国の道に出る
賑やかだけどスリも多そうな通りだ
ボリビアのスリの多さは旅行者からも有名
特に長距離バスの中や、人の多いフリーマーケット、青空市場などでは地元の人も気をつけてるぐらい
僕ら外国人観光客はカモと見なされてるのでより注意が必要だ
大きな建物が見えてきたのでそろそろ広場に到着しそうだ
そして到着したここが「Plaza Murillo」というこの街のメイン公園みたいな場所
メキシコでいうソカロみたいなもんですね
ラパスのメイン広場 Plaza Murilloの場所はこちら
メイン広場とはいえ決して規模は大きくない
今まで見てきた街並みや古さを見てると、事実上の首都とはいえこれまで見てきた中南米の首都よりも遥かに規模が小さい
街のメイン広場なのにそれに面する一面がこんな感じのトタン板で囲まれた使われていない廃墟だったりするからね
これは思った以上の途上国っぷりだ
広場では大人達がクリスマスツリーの準備をしていた
まだ設置されてないモニュメントも用意されている
この広場もあと数日でクリクマスのムードで彩られるようだ
てんやわんやになりながら、ようやく到着した南米で一番貧しい国ボリビア
ペルーのマチュピチュ、チリのイースター島にならぶ僕の中での南米3大観光地のウユニ塩湖
そのウユニ塩湖に合わせてそれなりに長い滞在をすることになりそうなこの国を今後どう攻略していこうか
南米旅でもずっと来たかった国
僕のボリビア旅が今日ようやく幕を開けた