ラパスの泥棒市場に潜入

2021年12月12日

おはようございます

ラパス

今日は日曜日

ラパスでは日曜日に面白くて有名なものが2つ開催されている

その2つとは・・

ラパスの標高の高い場所で行われる泥棒市

そしてオバサン達が戦うオバサンのプロレス、通称「おばプロ」である

今日はこの2つを見に行く事にする

まずは宿から15分ほど歩いたところにあるロープウェイの駅を目指す

泥棒市もおばプロもEl Alto(エル・アルト)という空港のあるエリアで行われてる

El Alto(エル・アルト)はもとはラパス市内の一部だったけど、今は独立してEl Alto(エル・アルト)市としてラパスの隣町となっている

そのEl Alto(エル・アルト)に向かう為にまずは「TAYPI UTA」というロープウェイの駅に行かなければ

ラパス

TAYPI UTA駅に向かう途中、喉が乾いたので道端で売られているシャーベットを買う

ラパスの街は寒くて乾燥しているので風邪を引く要素が揃っている

ここでは体調管理には気をつけないとな

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体に悪そうな色のシャーベット 3ボリビアーノ(約48円)

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少し歩いてると駅が見えて来た

ここはFFCC La Paz Train Stationというらしい

でも実際にロープウェイに乗る駅はこの奥

あのオレンジの建物がそうだ

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ロープウェイが次々に到着したり、出発したりしてる

ここがTAYPI UTA駅だ

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ここからEl Alto(エル・アルト)を目指す

El Alto(エル・アルト)に行く為の駅Estacion de Teleférico ” TAYPI UTA” はここ

まずはロープウェイのチケットを窓口で購入

窓口で「El Alto(エル・アルト)に行きたい」と言ってチケットを買った

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片道3ボリビアーノ

乗り換える場合もまた3ボリビアーノかかるので注意

窓口のスタッフが僕がEl Alto(エル・アルト)に行くのを知っていて、乗り口に向かおうとしたら「そっちじゃないよ。あっちだよ!」と別の通路を指差して教えてくれた

ラパスに着いたばかりの日にホステルの人に説明してもらった内容だと、確かこのラパス市内には5〜6のロープウェイのラインがある

この駅はひとつのラインだけではなく、別のラインもあるみたいだ

乗り間違えないように気をつけないと

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El Alto(エル・アルト)に行くにはこのLINEA ROJA(赤のライン)に乗りましょう

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チケットのバーコード(QRコード)をこの機械にかざして改札を抜ける

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乗り場には改札を抜けた人たちが列になって自分が乗る順番を待っている

係員の指示に従って僕も乗り込んだ

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乗り込んだロープウェイには自転車を持ち込んでいる地元のおじさん

こんなのも持ち込めるんだな

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ロープウェイは高度を上げ、どんどんとすり鉢状のラパスの街の頂上部へ向かっていく

ラパス

ラパス

眼下の景色を眺めていたからふと街の向こうに大きな山が見えた

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それは昨日も街の中から見えていた一際大きな山だ

僕の前に座っている自転車を持ち込んでいるおじさんに「あれってワイナポトシだよね?」っと聞くとおじさんは首を横に振った

おじさんは「あれはイイマニだよ」と言った

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宿に帰ってから調べたところ確かにIllimani(イイマニ)という6438メートルの山があった

こんな高い山が登山スポットとしても有名らしいから驚きだ

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どんどんと登っていくロープウェイの下には低所得者の人たちのバラック小屋のような家が見え始めた

ラパス

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そして山の頂上付近になると中南米のスラムでよく見かけるカラフルなスラム街が見えてきた

写真が逆光で申し訳ない

ラパス

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山の斜面にカラフルなスラム そこを登るロープウェイ

どこかで見た光景だ

それもそのはず

実はこのラパスのロープウェイはコロンビアのメデジンのスラムに通るロープウェイをモデルに作られたのだ

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以前まだラパスにこのロープウェイが通ってなかった頃、用事で山の上の方に行った人たちが夜に下の街まで歩いて戻る時にこの山の斜面の低所得者たちが暮らすエリアで強盗に襲われたりする事件が時折起きていた

この高低差では歩きだと移動にも骨が折れる

さらに治安の面を考えてもロープウェイを通すべきだという結論に至ったラパス市が、コロンビアのメデジンのスラムに設置されたロープウェイに目をつけてそれを見本にして市民の足となるように作ったのだ

ラパス

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さあそろそろ頂上のEl Alto(エル・アルト)だ

El Alto(エル・アルト)の駅の名前はStation 16 De Julio

El Alto(エル・アルト)駅という名ではないので降りる際にはご注意を

El Alto(エル・アルト)のStation 16 De Julio駅の場所はここ

ロープウェイを降りたら思った以上の混雑ぶり

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今日ここで行われている泥棒市に来る人のほとんどがこの駅を利用してるということだ

ラパス

とりあえず駅の外に出て泥棒市の通りまで行ってみよう

ラパス

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駅を出て20〜30メートルほど歩くともう泥棒市の屋台が出ていた

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どちらの方向を見ても小さなテントで作った屋台の連続

まずここが泥棒市と呼ばれているのには理由がある

その名の通りここで街で盗まれてきた商品が売られるからだ

そのためラパス市内でスマートフォンやバッグを盗まれたら、日曜日にここに来れば自分のバッグやスマートフォンが見つかるとさえ言われている

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さらに人がごった返してる為この泥棒市で泥棒をする泥棒もいる

つまりここで盗まれて、ここで売られるというサイクルが成り立ってるという事

ここでは本当にズボンのポケットなどに入れている財布やスマートフォンには気をつけた方がいい

ラパス

ではここからは実際に何が売られているのか少し見ていこう

ラパス

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これらは車のパーツ

盗難車やその辺に放置されている自動車を勝手に分解して、部品をここで勝手に売っている

ラパス

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こんなの買う人がいるのかって思うような車の成れの果て

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ある意味ジャンク品の宝庫だ

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ヤベェなここ

誰が買うのこんなの

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車の部品ばかりが売られていたところを抜けると今度は衣料品が売られている

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衣類に関してはほとんどが新品だと聞いている

確かにこの辺を見ていても全部新品に見える

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パンツが3枚で20ボリビアーノ(約320円)か

もちろん新品・・・だよね?

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マジで何これ??

何を売られているのか見せられてる客の方がわからない状態

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とりあえず訳わかんないけど奥へ奥へと進んでいこう

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お、これは何だろう

みんな手元に紙を持っていて、そこに書かれている番号の商品を一生懸命探している

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これ多分だけど日本の夜店とかでもあるようなくじ引きだと思う

お金を払ってくじを引いて、そこに書かれている番号の商品が貰えるというシステムみたい

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こんなのまであるんだな泥棒市って

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それにしても人が多過ぎる

常に人とぶつかりながら歩くくらい人が多いので、気をつけないと本当に財布やスマートフォンをすられてしまう

何よりも現地人たちがめちゃくちゃ警戒してカバンを前にかけている

ラパス

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現地人がこれだけ鞄を前がけしてるという事はやはりここは相当スリが多いんだろう

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iPhone などは変にポケットに入れぱなしにしてるのではなく、握りしめておくか鞄の中にしまっておいた方が良さそうですね

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人が多いので所々にジュースやドーナツを売りに来ている人もいる

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甘いものやフルーツを売りに来てるおばさん達も

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そして通りにいくつも食事をできる屋台があるので、お腹が空いたらこういうところで適当に飯を食べる事も出来る

僕もこの屋台で飯を食べることにした

ラパス

何かわからないけど地元の人たちがみんな食べているこの料理を注文

5ボリビアーノ(約80円) 安い

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お米で作ったコロッケの中にそぼろ肉が入っているような料理だった

味はまあまあ

このように食事の出来る屋台がいくつも並んでるんだけど、中にはもう調理する鍋が油ギトギトで見た目からしてヤバすぎるような店もあるのでお腹の弱い人は注意して店を選んでくださいね

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正直もうケニアのキベラスラムで見た屋台より酷いんじゃないか?っていう汚れ具合の屋台もあるので

あと泥棒市ばかり見てると気づきにくいんですが、道路の壁際にところどころトイレがあるのでお腹が痛くなったらそこに駆け込みましょう

トイレは1ボリビアーノで利用できます

ラパス

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この靴は・・・ 盗品ぽいな

いや、盗品かどうかは正確には分からない

分からないんだけど両足揃ってない靴とかが売られているんだけど

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一応洗われてるみたいだけど、明らかに誰かが履いてたようなグシャグシャっとした形になってるものとかもあるし

この辺が泥棒市たる所以って訳か

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道が少し右にカーブし始め屋台が少なくなってきたら泥棒市も終わり

ここからさらに歩いて、この後僕はボリビア名物「おばプロ」を見に行く

ラパス

長くなってしまうのでこの続きはまた明日

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