2022年5月4日
おはようございます
野宿してた丘の上の公園で目を覚ました
ここは早朝からトレーニングに来る人達がいるから朝早くに目が覚める
今日はシドニー3日目
3日目と言っても最初の1日目は夜の24時ぐらいにここに到着したので何もしてないから実質2日目だけど
相変わらずここから見る朝のシドニーの景色は綺麗だ
今日でもう丸5日お風呂に入っていない
そろそろいい加減シャワーを浴びないと
今日は昨日調べておいたバックパッカー宿に行ってみよう
さぁ今日も水飲み場で歯を磨いて行動開始だ
野宿ポイントから街に降りるといつも最初に目に入る景色は高層ビルとハーバーの向かい側に見えるオペラハウス
毎朝街に降りて最初に見る景色がこれって贅沢だよな
おはよう、オペラハウス
今日もよろしくな
とりあえずまだ朝も早いのでチェックイン出来ないのはわかってるんだけど、荷物を置かせてもらえるはずなので昨日調べていたバックパッカー宿に歩いて向かう
宿に向かう最中にハイドパークという大きな公園の中を通った
その日はこの公園に赤い Tシャツを着た女性が多く集まり、何かデモのようなものを行っていた
その向こうにひときわ大きな教会が見える
シドニー・セントメアリー大聖堂という教会らしい
先進国の教会って祈りを捧げる場所にしてはホント馬鹿でかい
そして恐ろしいほど金がかかってる
世界中から寄付などもあるみたいだけどまぁ必要以上に贅沢なもの
絶対キリスト教っておかしいと思うわ
その教会から更に東へと10分ほど歩いたところにあるのが昨日調べて目をつけていたバックパッカー宿
ここです
Summer House Backpackers(サマー ハウス バックパッカーズ)
とりあえずレセプションで泊まれるかどうか聞いてみたところ、ちょうど今朝チェックアウトする人が一人いるのでそのベットが空くと言う
「3日ほど泊まれますか?」と聞いてみたけど、2日後にはそのベッドにも予約が入ってるみたいで、僕が泊まれるのは最大で今日と明日の2日のみ
もし予約にキャンセルが出たらその後も泊まれるみたい
オーストラリアは物価が高い割に観光場所がそれほど多くあるわけでもないのでバックパッカーはあまり来ない
その為、これだけ大きな国と街なのにその規模に比べるとバックパッカー宿も割と少ない
だからシドニーに来てるバックパッカーが行く宿っていうのはある程度限られている
ここもそのひとつ
そのため安い宿は泊まるところがないバックパッカー達が集まる場所になっていて、常にいっぱいになっているのだ
とりあえず仕方ないので今日と明日の分だけを予約してもらい、荷物を置かせてもらって街に出た
因みにバックパッカーが泊まるような安宿は東南アジアやヨーロッパではゲストハウスと呼ばれ、中南米ではホステルと呼ばれる事が多いが、ここオーストラリアでは「バックパッカーズ」と呼ばれてる
日本人はみんな略して「バッパー」とか呼んでます
さっき通ったハイドパークを抜けてシドニーの街の中心ジョージストリートの方に向かう
そしてそのビル群を足早に歩き、ひとつのカフェへと向かった
実はオーストラリアってカフェ文化が凄い
これは世界一周に出る前から聞いていた
オーストラリアはカフェのレベルが高いらしく、スターバックスとか行ってる奴は馬鹿にされると聞いたこともある
特にメルボルンという街はカフェが有名で、レベルが高いオーストラリアのカフェ文化の中でも激戦区だそうだ
カフェ好きの僕は世界の至る所でカフェに通い詰めて来た
だから物価が高かろうとオーストラリアに着いたらカフェには行ってみたいと思ってた
僕が目指したのは「Motown Coffee Brewers」というカフェ
別にさしたる理由もなく写真を見てて食事が美味しそうだったから
目的のカフェ、Motown Coffee Brewersの前まで行くともうテラス席などにこの辺で働いてるスーツに身を包んだ会社員の人達が優雅に食事してる
周りの人がエレガント過ぎてなんだかいちバックパッカーには少々入りづらい雰囲気だ
特に僕はもう5日もシャワーを浴びてない
なんだか入るのに気がひける
でもせっかくこのオーストラリアのカフェ文化を見に来たんだ
思い切って入ってみよう
レジで綺麗な金髪の女性が愛想よく「ハーイ、今朝の調子はどう?」っと言って来る
ええっと、何を注文しようかなっと迷ってるとその女性店員が「メニューを渡すからゆっくり選んでいいわよ。あとでテーブルに聞きに行くから」っと言ってテーブルに座るように促された
僕が行った「Motown Coffee Brewers」の場所はこちら
テーブルに座り、みんなここで何を食べてるんだろう?と周りの人の食べてる食事やグーグルマップに掲載されている食事の写真をチェックする
その中でひとつ美味しそうな食事があったのでそれを注文
さらにコーヒーはFlat White(フラットホワイト)を注文した
Flat White(フラットホワイト)は今日本でもあるし、そこそこ知名度も上がって来たので知ってる人も多いだろうけど念のために説明
Flat White(フラットホワイト)ってのはエスプレッソにミルクを合わせたものだ
下からエスプレッソ、スチームミルク、フォームミルクの順に3層を織り成すように丁寧に重ねていったラテっぽい飲み物
ミルクをたっぷりと使うコーヒードリンクなのにエスプレッソの濃厚なコクや苦みをひと口目からしっかり感じられる
ラテに似てるけどラテよりはエスプレッソの割合が高いのだ
だからラテなどの注文時にエスプレッソをダブルで注文するくらいなら、最初からこのFlat White(フラットホワイト)を注文する人がこっちでは多い
そのFlat White(フラットホワイト)の本場がこのオーストラリアとニュージーランド
もし飲んだ事ない人がいたら、日本でもいいカフェに行けばあるはずだから是非飲んでみて
美味しいよ
Flat White(フラットホワイト)が運ばれて来た
今までもFlat White(フラットホワイト)は飲んで来たけど本場のものが飲めるのはやっぱりカフェ好きとしては嬉しい
そして料理も運ばれて来た
これが僕が注文した料理
めちゃくちゃ美味しそうでしょこれ?
野宿してる分際でこんなに優雅な朝食食べていいのか
あとのお会計が怖いけど
食事は予想していた通りめちゃくちゃ美味しかった
カフェでこの食事が食べれたら大満足
さっきも言ったようにオーストラリアのカフェはレベルが高いと言われています
でも以前も書いた事あるけど、そもそも「美味しいコーヒーって何?」って人によって違うじゃないですか
だからコーヒーひとつでレベルが高いって語るのは難しいんですけど、じゃあ何でレベルが高いかと言うと正直食事だと思います
食事がカフェで食べるレベルのものではなくて、ちゃんとしたレストランで出てくるような食事がオーストラリアのカフェでは当たり前です
多分、ここがオーストラリアのカフェのレベルが高いと言われているポイントじゃないかな
カフェの食事に満足した後は昨日も来た図書館で充電とパソコン作業
ブログを書いたついでにシドニーからゴールドコーストに飛ぶ航空券を買った
5月7日の土曜日、夕方のフライトだ
土曜の夜の20時にはゴールドコースト
これでシドニーに滞在するリミットが決まった
宿のスタッフから「昼の14時にはチェックイン出来るよ」と言われていたんだけど、気がついたらもう夕方17時を過ぎるまで作業をしていた
なので一度宿にチェックインをするために朝に行ったバックパッカー宿に戻る
チェックインした宿のドミトリーの中はいたって普通の安宿
下のベッドが良かったんだけど空きがなくてここではアッパーベッド
まぁしょうがない
宿に荷物が置ける状態なので気軽に動けるのがありがたい
この日は夜の街をブラつきながらご飯を食べれる場所を探した
やって来たのはここ
World Squareっていう世界中の色んな飯屋が入ってるところ
中華屋やタイ料理やら和食やらとにかく色んな飯屋がある
台湾で有名なテイタイフォンまである
その中でこないだ食べれなかった牛肉麺を出しているお店があった
ここでちょっと辛くて美味そうな牛肉麺を見つけたので今晩はここに決めた
天井からブラ下がってる照明がどんぶりってのがユニーク
でもね、ここで注文した辛い牛肉麺が出て来た時、「あ、これやっちゃったかも」って思いました
だって出てきた牛肉麺のスープの色がもう普通じゃなかったもん
辛いのを食べたくて注文したとはいえこれはさすがに・・・
このトウガラシの量よ・・・
なんとか完食しましたが汗がヤバかったです
もうホント早くシャワー浴びたい
スーパーで買い物だけしてすぐに宿に戻ってシャワーを浴びよう
宿に戻ると欧米人の短期旅行者のバックパッカーたちが大騒ぎしていた
その喧騒に巻き込まれないようにキッチンとコモンルームを抜け自分の部屋に戻った
僕の後に戻ってきた同室のアメリカ人バックパッカーが「あいつらの声の大きさ異常だよ。自分勝手にも程がある。クレイジーだぜ」っとボヤいていた
今までも世界中でこんな場面山ほど見てきた
時には日本人までもが大声で電話したり夜中まで大きな音で YouTube を見てバカ笑いし、人間としての教育を受けてないんじゃないかと思うようなサル並の常識のない馬鹿も見てきた
一体日々何を想い生きてるんだろう?
そう思うようなやつが山ほどいた
その度に俺はこいつらと同じにはなりたくない
こういう連中と同じレベルで生きたくない
そう思いながら宿で馬鹿騒ぎするやつらを見ていた
もちろん彼らも若いし、気持ちがわからないでもない
若い時ってパワーが有り余っていて時に騒いだりして友達同士で楽しみたいもんだ
それも自分の家でやるならいいだろう
でも他人と同じスペースで生活するように泊まるこういったバックパッカー宿では若いからっていう理由で許されないこともある
それに若いからといって皆がそういう人たちではない
ポルトガルのリスボンのゲストハウスにいる時だった
リビングやバルコニーでバカ騒ぎしている欧米人を見ながら、ドイツ人の若いバックパッカーの男の子と「あいつらうるさいよね」っと話してた
その時、そのドイツ人のバックパッカーの男の子が「僕は自分の命と時間を毎日馬鹿騒ぎするような事に使ったりはしない。そんな時間があったら人生で学ぶべき事が沢山ある。僕はそっちに自分の時間と命を使う」っと言ってたのを思い出した
その若いバックパッカーの男の子、何歳だったと思います?
18歳ですよ
18歳の子が楽しさに身を任せて馬鹿騒ぎしている20代や30代の欧米人たちを冷ややかな目でみながらそう言っていたんです
それを聞いた時、目の前で夜中まで騒いでるアホな連中を見て「コイツら恥ずかしくないのかな」っと思ったのを覚えてる
だからね、若いからといってみんながそういうわけじゃないんですよ
毎日楽しけりゃそれでいいと酒飲んで騒いで、人の迷惑も考えられないようなそんな人間、そんな大人にはなりたくないよな
僕も親からもらった自分の命の使い方はしっかり考えよう
人として夢を持って
その夢に言い訳せずに全力で向かい生きて行く
それが当たり前だと思ってる
それが僕のもらった命の使い方だ