2019年1月7日
昼間1日中ペトラ遺跡を歩き周りバテバテになった身体を無理やり起こして、夜ワディムーサのホテルから坂道を降りてペトラ遺跡に向かい歩き出した
この夜はPetra by Night(ペトラバイナイト)という夜にペトラ遺跡に入れて宝物殿のエル・ハズネを見るというイベントが行われる
チケットは売り切れを心配して昼にペトラ遺跡を観光した際に購入しておきました
お値段17ヨルダンディナール(約2600円)
注意しなければならないのがペトラナイトは毎日はやってません
月・水・木のみ開催されてます
僕がペトラを訪れた1月7日はちょうど月曜日だったのでこの日に昼のペトラ観光と夜のペトラナイトを両方見ました
ペトラ遺跡の入り口にやってくるとすでにチケットを手にした人たちが入場ゲートが開くのを待っていた
ゲートが開くのは20:30
それまで僕もその列に加わりしばらく待った
そして入場ゲートが開きチケットの確認をされた人から中に入場していく
入場したら道の両側にある行灯にしたがって照らされた順路を進んでいきます
ペトラは自然の中の遺跡なので街灯などは当然無いので周辺はもう真っ暗
行灯が無ければ何も見えないレベルの暗さです
その間シークを宝物殿のエル・ハズネまで歩いて行くのだけど暗闇の中歩くシークの雰囲気が神秘的過ぎてもう上手く言葉に出来ない光景だった
iPhoneなので撮影は出来なかったけど上を見上げるとシークの渓谷の間からは満天の星空
僕はこのペトラバイナイトでは宝仏殿のライトアップよりこの夜に歩くシークの雰囲気とシークの間から見える星空が最高に良かった
これを何にも形として残せないのは残念だけどこの雰囲気を味わってこれを見れるのはペトラナイトに来た人だけが味わえる特権だと思う
そして1キロに及ぶシークを歩き宝物殿エル・ハズネに到着すると多くの行灯が宝物殿の前に置かれていた
順番に座る場所を案内されるので指示された場所に座りペトラナイトが始まるのを待ちます
この時写真を撮ったんだけどどう考えても暗い
「あれ?ネットで見たペトラバイナイトの写真ってもっと鮮明に写ってたんだけどなぁ」と思ったのもそのはずこれは行灯の光だけでまだ本格的なライトアップはされていない状態だった
ライトアップはショーの後に行われます
最初にチャイが配られてその日のチケットを持ってる客が席につくと主催側からの説明が始まります
そして説明が終わると演者が笛を吹き始めて不思議なメロディーとともにショーが始まった
ショーは正直そこまで面白い物ではないんだけどショーの終わりに観客全員に目を閉じるように言われるので皆なんだなんだと笑いながら目を閉じる
そしてそこで「さぁみんなで祈ろう」みたいな事を言われ、その後「Open your eyes」と言われて目を開けて見ると宝物殿エル・ハズネが見事に照らし出されていた
これがペトラバイナイトに行った人がよくインスタグラムなどに上げていたライトアップされたエル・ハズネだ
前半のショーは前置きでこれが本当のペトラバイナイトだ
ライトアップの光色は数秒ごとに色を変えながら宝物殿を塗り替えてゆく
そしてここからはフリータイム
席は関係なくなり自由な場所に行って自由に写真を撮れる
時折やり過ぎかな?って思うようなどぎつい色のライトアップもされるがみんな楽しそうにこの瞬間を楽しみ、想い想いに写真を撮っている
僕は比較的自然の色に近い上の写真の色が好き
シークの出入り口からも撮影してみた
ただでさえロマンあふれるペトラのシークと宝物殿エル・ハズネ
これを夜に見に来る事によってより幻想的な世界に仕立て上げられている
帰り道はまた例の行灯に照らし出されたシークを歩いて星空を見ながら帰った
天気が良ければ行き帰りのシークの渓谷の隙間からの星空でまず感動
宝物殿の幻想的なライトアップで2度の感動を味わえる
もしペトラを訪れることがあったら曜日を調整して是非この素晴らしい夜のイベントに参加してみてもらいたい