ホームレスの更生施設に入れられました

2019年9月16日

突然ですがホームレスの更生施設に入れられました

トロントのホームレス達と更生施設での生活始めてます

ホームレスシェルター トロント

どういう事か今朝から順を追って説明して行きますね

僕は早朝もいつもの公園で目を覚ましました

トロント

前日も野宿した公園
ここの公園は清掃に来るおじさん達が何時に来るかも把握してるのでもう完璧です

掃除の人が来る前にスマホの目覚ましをかけていたので老人並みの早起き

朝方僕がいつものように寝袋とマットを畳んで撤収作業をしてる時だった

「お早う あなたいつもそこで寝てるの?」

一人のメガネをかけたおばさんが声をかけてきた

彼女はEmma(エマ)と名乗った エマの他にも優しそうなおじさんが2人

僕の英語が終わってるのでよく聞き取れなかったんだけどエマは僕に「あなたの力になれる」みたいな事を言ってきた

なんだろ、この人達?宗教か何かの勧誘かな?

いや、宗教にしてもこんな公園で野宿してるアジア人に声かけるか?

僕があきらかに困惑しているとその表情を読み取ったようにエマは

「直接見せるからこっちにいらっしゃい さぁ荷物をまとめて」

と言って一緒について来いと手招きする

僕はよくわからないけど言われるがままにエマ達に付いて行った

普段なら僕はこんな突然声をかけてくる人を男だろうが女だろうが信用しない

それでも僕がエマに付いて行ったのは早朝で寝ぼけていたからではないと思う

彼女との言葉のやり取りの最中に複数回出てきた「ホームレス」と「ヘルプ」というキーワード

そして彼女の話し方や仕草から読み取れる品というかまともな人間が持ってる雰囲気を感じたからだろう

バックパックを担いでエマ達と一緒に少し歩くと彼らはとある建物に入って行った

僕もそれに付いて中に入る

ホームレスシェルター トロント

その建物の中には受付のカウンターがあり建物の奥に繋がる扉はカウンターの中のボタンを押さないと開かない仕組みになっているセキュリティ万全の施設

エマが「身分証明は持ってるわね?ここで受付をするからこの紙に必要事項を書いて。あなたはここで寝泊まり出来るはずよ」と言った

この建物で寝泊まり?ここって超絶に安いホステルなのか・・?

パスポートを出して出された用紙の項目を埋めていく

するとエマが「ここからは彼らが全て説明してくれるわ 私達は行くからあとは彼らに任せて大丈夫だから安心してね」

そう言って行ってしまった

ここがどこでどういう状況なのかまだ理解しきってない僕はエマに俺を言えないままだった

施設のスタッフが言った

「君にベッドを与えられるのは今晩の21時からの予定だ。でもまだ確実ではないから21時前にはここに戻ってきてくれるかい?大きな荷物はここに置いておくといいよ。まぁとりあえず中で飯でも食べなよ。」

セキュリティロックの扉が開きスタッフと一緒に中に入る

ホームレスシェルター トロント

そこには独特の雰囲気が漂っていた

むさくるしい男達の生活の場

ホームレスシェルター トロント

二十代後半ぐらいのまだ若いであろう男性から明らかに人の支えがないと生活出来なさそうな年配の男性まで百花繚乱

自分の境遇に絶望しているのか頭を抱えたままずっとテーブルに突っ伏したまま動かない中年男性

そしてそいつに対してからかうようにヤジを飛ばし嫌味を言う古株らしき連中

呆然と立ち尽くしてた僕をスタッフは空いてるテーブルに座らせて「なぜトロントで毎日野宿してたの?」などと質問されるが周りが気になって会話が頭に入って来ない

もう一度周りをゆっくり見回して見る

 

目尻に多くのシワを刻んだ優しそうなおじさん

昔かなりヤンチャをしてたであろう名残がどことなく残っている話しかけづらいオーラをまとったおじさん

 

そのどちらでもなく人に興味がなさそうな一人でいたがるタイプの奴

いろんなホームレス達がここに逃げ場を求めてきてここで生活しているようだ

スタッフが言った「ほらそこに飯が出てるだろ。好きに食べていいよ」

ホームレスシェルター トロント

「紅茶とコーヒーはそこ。スープもあるよ。そこで順番に食事をもらって。」

あっという間に立派な一食分の食事が目の前のお盆の中に揃った

ホームレスシェルター トロント

なるほど

どうやら一定の食事の時間が決まっていてその時間にここで食事をもらって食べるようだ

僕「ここはベッドも食事も全部タダなんですか?僕は今晩からここに泊まっていいんですか?」

スタッフ「もちろん、ここはホームレスを救済するホームレスシェルターなんだから。ただ確実に今日からベッドを与えられるかわからないから21時には戻ってきてね。じゃあゆっくり食事を楽しんで。」

彼は僕を残し仕事に戻っていった

僕は出された食事をありがたく頂き、夜の21時になるまで外を歩いた

トロント

アメリカ行きの計画も崩れ、今日は突然ホームレスの更生施設に連れて来られこれから一体どうなんるんだろう

相変わらず大きなビルに囲まれたトロントの街と行き交う人々からは何故か冷たさしか感じない

トロント

この街に僕の居場所なんてあるんだろうか

この先どうしようか そんな不安だけが頭を打つ

トロント

ワーホリ生らしき日本人の若い集団が目の前をよぎる

地元の家族づれが買い物をすませて家路へ向かう

寒さの中体をくっつけ合って歩くカップル達

でもここで僕は一人ぼっちだ

寒くなり始めたカナダの夜の街は僕にとって気温よりもなお寒く感じた

夜の21時前にエマに連れて来られた施設に戻ると1階の談話室には昼間よりも多くのホームレス達がテレビを見ながら談笑していた

そして夜21時前になったところで施設のスタッフが談話室に入ってきて「よし、点呼の時間だ!全員自分のベッドに戻るんだ!」と声をかけた

談話室にいたホームレス達がぞろぞろと階段に向かい談話室から消えていく

どうも毎晩ちゃんと各ホームレスが施設に帰ってきてベッドにいるかどうか点呼行い確認を取っているようだ

ええっと、俺はどうすればいいのかな

なんてキョドってるとスタッフが僕の元にやって来た

「やあ、ちゃんと戻って来たんだね。この点呼の後に君にベッドを与えられるかどうかが決まるからこのままここで待っといてくれるかい」

とりあえず言われるがままに10分ほど待った

談話室に戻って来たスタッフは「緊急用のベッドが空いてるからそこを使って。君のベッドは4階の部屋の〇〇番だよ。タオルが必要なら言ってね。良い夜を。」

階段に続く鍵のかかった扉を開けてもらい教えてもらった通りに4階の部屋に入った

部屋にはロッカーとペットがこれでもかと言うほど並べてあり、ざっと見たところ50人から60人を収容できる大部屋だ

ホームレスシェルター トロント

ベッドは2段ベッドもあればシングルベッドもある

部屋の両側の壁にくっついて並べられているのがずっとここに住んでいる完全にその人専用のベッド

そして今日僕にあてがわれたのは両側の壁のベッドとベッドの間の通路に置かれた緊急用のシングルベッド

これはまだ僕のベッドではなくあくまで一時的に与えられたベッドのようだ

どうしようもない彼らとどうしようもない僕のホームレス更生施設での生活が始まった

不安だらけの中シーツを頭まで被って眠りに落ちた

おやすみなさい

ホームレスシェルター トロント

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コメント

  1. 恥をしれ より:

    基本的にシェルターは本当に身寄りのない人々の為にあるのであり
    旅人が彼らの善意にお世話になるのは不適切だと思う
    40代だかなんだか知らないが よほど成長もせずに歳だけを重ねた印象
    恥をしれとしか言えない

    • メリ より:

      恥をしれ様、コメントありがとうございます

      そうですね、正直旅人がこのホームレスシェルターにお世話になるのは不適切という部分に関しては同意見です
      私が自分自らこの施設のことを知っていて泊めてくれと行ったのなら恥ずべき事ですね

      ですが私は宿代が高いなら野宿すればいいと思って野宿をしてた所を見つかって招かれました
      自分はただの旅行者だという事も正直に受付で伝えました
      その上で彼らは施設のポリシーに則って判断し僕を施設に泊める対象として受け入れてくれました

      ここに泊める人を判断するのはこの施設の人です

      なので自分は恥を知るような事をしたとは思ってはおりません
      ただ旅人が招かれたからと言って甘えてずっとここにお世話になってるならそれはまた恥ずべき事だなとは思います

      >シェルターは本当に身寄りのない人々の為にある
      正確にはちょっと違います
      身寄りのある人でも施設が判断して匿う対象とすれば同じ町に兄弟が住んでようが受け入れてもらえます
      身寄りがない人でも施設の人の判断で弾かれて入れない事もあります
      身寄りがあるか無いかで話するなら僕もカナダに身寄りなんて無かったんですけどね(笑)
      そういう事です

    • サミー より:

      私自身在住国でホームレス支援に関わっていますが、この記事に大きな違和感を抱かざるを得ません。

      また恥をしれさんのコメントに対する開き直った返信内容にも深い不快感を抱きました。

      もしも私の子供が世界一周旅行と銘して旅立ち、訪問先のホームレス施設にお世話になっている事を知る事があれば、恥ずべき行為だと叱りつけると思います。あなたはまだお若いから、ラッキーだ!と単に喜んでいるかも知れませんね。

      人様の善意に甘え過ぎず、早めに出て行かれた良いのでは。

      • メリ より:

        サミー様、コメントありがとうございます

        >また恥をしれさんのコメントに対する開き直った返信内容にも深い不快感を抱きました
        私が開き直ってるように感じられたという事ですね
        ですが本当にそうでしょうか?
        自分は同意できる部分は同意して、違うと思った部分に対して理路整然と自分の意見を述べたつもりですが

        あと私はそんな所に入れられた事をラッキーなんて1ミリも思ってはおりません
        そう思うような旅人がいるのは理解しております
        実際当時僕のところに色んなSNSのDMを通じて「タダで泊まれるなら住所教えて欲しい」などという内容のメッセージが複数人から来ました
        もちろん全てブロックしましたが

        ただ私は最初からこの施設の事を知らない状態でここに連れてこられたのです
        最初からお金を浮かすように読み取られてるようなら正直こちらとしても心外です

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