2018年11月30日
「おい、今日はプラハ観光するんじゃなかったのか?」
そんな声で起こされた
昨日話した同室のウズベキスタン人の男がいつまでも寝てる僕を叩き起こした
別に約束してた訳でもないけど、ホテルの朝食に間に合うように気を使って起こしてくれたようだ
ホテルで朝食を取って街の中心に向かう途中、様々なスイーツの店が軒を連ねる
ここチェコは中央ヨーロッパに入る前に安めに本格的なスイーツを食べれる最後の場所かもな
このお店では日本でいう「金太郎飴」と同じものを手作業で作ってるパフォーマンスを公開していた
一通りのパフォーマンスが終わればギャラリーに対して無料で作りたての絵の描かれた飴を配ってくれた
飴の中の絵は日本の金太郎飴などに比べるとシンプル
でもこの技術を世界一周中に東ヨーロッパで見れるとは思ってなかったな
オールドタウンスクエアに近づくにしたがって大道芸人定番の動かない銅像のパフォーマンスが増え、屋台で気軽に食べれる食事やスイーツも売られ始めている
豪快な豚肉 食べてないけどすごく大きな塊で取り分けてくれそう
あ、これはハンガリーでも食べた煙突ケーキ トゥルデルニーク(
ヨーロッパ全土では基本的に「チムニーケーキ」って呼ばれているこのケーキ
ハンガリーとチェコを始め、最近はイギリスなんかでも食べれるらしい
もしかしたらもうヨーロッパ全土で食べれるのかもな
この店では他店と差別化を図るために随分攻めたチムニーケーキを出してるみたいだ
ちょっとここまでやると元の基本の味が崩れそうなので僕はこの店はパス
定番のチムニーケーキを見つけたのでチョコ味でオーダー
80コルナ(約390円)
ウン、やっぱりこれだな
この定番のやつが一番だわ チョコつけなくても定番の砂糖とシナモンが付けてあるチムニーケーキで十分美味しいと思います
冬場などに焼きたての甘いチムニーケーキはたまらないはず
さて今日もまたカレン橋にやってきました
今日はこの橋を渡った対岸にあるジョン・レノンの壁とプラハ城を見に行くつもり
この前は夕方に来たけどやっぱカレン橋の銅像は綺麗で重厚だなぁ
今日は橋の上にパフォーマーもいて古い楽曲を演奏している
向こうには今から向かうプラハ城
こんなに絵になる橋が他にあるだろうか
素晴らしいの一言に尽きるこの橋と街並み
プラハは僕が世界一周で訪れた中で一番綺麗な街並みだ
もうすぐあの城のたもとへ
でも先にジョン・レノンの壁に寄り道
壁が一気にカラフルになり、観光客が溜まって写真を取ってる場所があった
ここがジョン・レノンの壁
ジョン・レノンの壁の場所はこちら
アーティストと地元民の落書きが重なり合ったようなこのグラフティの数々
それを背景に皆一様にここで決めポーズを取って撮影している
プラハの中でも観光客がまず訪れる定番スポットのようだ
ジョンレノンが死んだ際にプラハの若者がこの壁に追悼を込めたメッセージを書いたのが始まりだとか
ジョンレノンの奥さん、オノヨーコもここに訪れ彼へのメッセージをこの壁に綴ったらしい
なのでこの壁のどこかにオノヨーコさんからジョンレノンへのメッセージも書いてあるそうだ
死後何年も経った今もこれだけの人にメッセージを送られてると知ったらジョンレノン本人はどんな心境なんだろうな
ジョンレノンの壁を一通り見た後にプラハ城に向かったんだけど、その途中で面白い店を見つけた
ジンジャーブレッド・ミュージアム
何を隠そう僕はジンジャーブレッドが大好きだ
スタバでも冬場に注文するのはほぼジンジャーブレッドラテです(笑)
これは一度中に入って見ておかなければ
ジンジャーブレッド・ミュージアムの場所はこちら
店内にはジンジャーの香りがほんのり漂っていた
そして日本ではお目にかかれないくらいの種類のジンジャーブレッドがディスプレイされてる
お馴染みの人形を模ったジンジャーブレッドや天使やハートを模ったものまで様々だ
どれも可愛くて美味しそうなものばかり
チョコをあしらってあるやつも購買意欲をそそられる
クリスマス仕様でサンタの長靴を模ったジンジャークッキーも
凝ってて可愛いクッキー達に思わず目移りしてしまう
ひとつ買ってみました
うる覚えですがたしかこれで250円くらいだったと思います
ジンジャーがしっかりきいていてヨーロッパのジンジャーブレッドって感じ
本場で買ったというプラシーボ効果もありかなり美味しかったです(笑)
ジンジャーブレッドクッキーを囓りながら坂道を登りプラハ城を目指します
プラハの街並みを見下ろせるほど高い位置にやってきた頃、プラハ城周辺に立派な建造物が増え始める
この建物は何だろう?
インペリアルガードがいるからには政府のそれなりの建物なのは間違いないんだけど
チケットを購入してプラハ城に入りました
こちらが購入したチケット
プラハ城のチケットはコース(入れる場所の数)によって3種類ほどに分かれてました
僕が購入したのは中間のBコースのもの 250コルナ(約1200円)
チケットチェックを受けて敷地内に入ると一番最初に目の前に飛び込んでくるのは聖ヴィート大聖堂
ダイナミックなのに繊細な彫刻が施されてる美しい教会だ
大きさもそれ相当のでかさなので一枚の写真に収まりきらない
聖ヴィート大聖堂は歴代の王の墓が集められてる教会でハフスブルク王の墓、聖ヤン・ネポムツキーの墓、ヴァーツラフ4世の墓もある
また聖ヴィート大聖堂の中のステンドグラスの美しさにはどの観光客も惹きつけられていた
上の写真のステンドグラスはこの聖ヴィート大聖堂の中でも一番有名なステンドグラス
これはムハのステンドグラスだ
ムハとはアールヌーヴォーの画家Alfons Mucha(アルフォンス・ムハ)のこと
彼の作品は聖ヴィート大聖堂の中でもひときわ輝いていた
日曜日の午前にはミサが行われるらしいがその時間は逆に観光客は中には入れない
なので日曜に来るなら昼を確実に過ぎてから訪問した方がいいだろう
聖ヴィート大聖堂から出て建物の裏側に回る道に進む
これが一応公式のルートみたいだ
するとそこでは多くの人が屋台で軽食を取っていた
値段を見るとどれもまぁ高い
ホットドックが約450円近くする
高けぇなと思いながらも僕もひとつ購入
ピクルスを追加したらプラス50円かぁ うーむ
高い軽食を済ませて、他の入れる建造物を見学して行く
先述したとおりチケットによって入れる場所が分かれてるんだけど、BチケットとAチケットにそれほど大差がないのでBコースのチケットを買っておけばほぼ回れてしまいます
ここからは黄金の道という横長の建物に入って行く
ここには中世の甲冑や槍など様々な戦いで使用された武器が展示されている
こちらは拷問部屋
お城の一部にこんな場所があるなんてホントに中世の映画や漫画で見てきた世界だ
なんかベルセルクのグリフィスが幽閉されていた拷問施設を思い出してしまうな
理由はどうあれ昔はこれが本当に使われていたのか・・
今僕らの生活からは考えられない時代だったんだろうな
プラハ城を出た頃にはすっかり夕暮れ時
うっすらと夕日に照らされるプラハの街の赤い屋根
今日が最後だからこの綺麗な風景を目に焼き付けておこう
無論、チェコにはまた世界一周が終わったらいつか戻って来るつもりだ
プラハ城、素敵な場所だったなぁ
ただ何回も行く場所ではないので次にチェコを訪れた時には遠くからあの絵になるお城を街並みと一緒にまた眺めたいかな
夕暮れのカレル橋を渡ってまたプラハの中心地に帰ります
何度渡っても心踊るこの橋は僕の中ではヨーロッパで一番の橋だ
プラハ市内東部に戻って少し土産物屋のお店をのぞいて見た
チェコって本当におもちゃ屋にしてもお土産物屋にしても独特の個性を持っている
デザインとかもユニークで可愛いよな
ひとつの事を突き詰める習慣性でもあるんだろうか、この国の人たちは
街歩きに少し疲れたのでお洒落なカフェを見つけてひと休憩
このカフェ正直見つけた時はブログで絶対紹介したいレベルのお店と思ったんだけど、実はここフリーWifiがないという致命的な欠点があったので紹介はパスします
カフェを出たらもうライトアップが始まる時間になっていた
今日で見納めのオールドタウンスクエアのクリスマスツリー
たった3日間だったけど素敵な街だったなプラハ
さっき土産物屋で見つけたプラハ城の入ったスノーボール
僕もこんな雪に包まれたプラハを一度見て見たいもんだ
でもこの時、今晩いきなりそれが叶ってしまうなんてこの時は思ってもみなかった