2018年12月10日
アムステルダムでトラムに乗るのは久々だ
たまに移動手段を変えて街を探索するのはいい気分転換になるし、新しい発見をする事もあるから意識的に取り入れている
今日はアムステルダム最終日
あまり用事は入れずに適当に街を見ながらブラブラする事にしている
コーヒーショップとかばかり見て回っててロクに観光してないと思われてしまうかもしれないが、僕はアムステルダム訪問は今回で3回目だ
今までの2回の訪問ですでに主要のアンネフランクの家やザーセスカンスの風車、アムステルダム国立美術館、ゴッホ美術館、ロッテルダムのキンデルダイクの風車などある程度のところは見てしまってるのだ
そういう訳で今回の世界一周ではいかにも観光って感じではなくこの自由な街でゆっくりする事を選んだ
アムステルダム中央駅の駅前に着くとそこはいつものように大量の自転車にまみれていた
オランダ国内の主要都市には必ずと言っていいほどレンタルサイクルがある
ここアムステルダムももちろんだ
ヨーロッパNo.1の自転車大国オランダで地元の人と同じように自転車に乗ってあちこち移動するのもいい思い出になるだろう
あ、でも気をつけてくださいね
オランダでも駅前の自転車の撤去は存在します(笑)
停める場所にはご注意を!
アムステルダムの街中を流れる美しい運河ではボートクルーズが毎日行われていて沢山の観光客がクルージングでボートからアムスの街並みを眺めている
よく考えたらまだこれには乗った事がなかった
僕も次にアムスを訪れる際にはこれやってみようかな
またマリファナだけではなくてマジックマッシュルームがその辺で普通に売られているのもアムスの面白いところ
キノコ専門店があったり
ユニークな品揃えのコンドーム専門店があったり
かと思えば王宮前に大人と子供達がハトと戯れてる平和な広場があったり
決して広くはないこの首都の街の中に本当に色んな顔を持ってるのがアムスだ
有名なレンブラントの「夜警」が展示されているアムステルダム国立美術館の南側に抜けると以前広場だった場所がスケートリンクに変わっていた
この近辺はヨーロッパらしい豪華で綺麗な街並みを見る事ができる
アムスの中心地とこのアムス南部は観光客が何かとよく訪れるエリアだ
冬のオランダの街はあっという間に夕暮れになり、そしてあっと今に夜の街へと変貌していく
ノッポな建物や運河が暗闇に包まれる頃またアムスが別の顔を見せる
ここからは夜の怪しいアムスだ
この夜も飾り窓のあるレッドライトディストリクトは多くの観光客で賑わっていた
男はもちろん女性も興味津々でこのストリートを歩いている
売春すらも一つの職業に、そして観光名所にしてしまうオランダ
この寛容性は頭の固い身動きの取りづらい僕らの母国にも少し見習ってもらいたいところ
大麻やキノコがおおっぴらに売られていて堂々と売春をしてるこの国を批判する人もいるかもしれないがこんな国だからこそ僕はオランダが、アムステルダムが好きだ
この世界一周でもチャンスがあればもう一度訪れたいくらい
あ、そうそう オランダのファーストフードといえばこれです
コロッケの自動販売機のお店
以前は中央駅前のダムラク通りのマクドナルドのすぐ横にもあったんだけど今はそこは無くなっててもう少し南に行ったあたりにいくつか存在します
買い方は簡単
コインを入れてレバーを引くとコロッケを取り出せます
たしか1個2ユーロだったかな?
いや、1.5ユーロだったかも ちょっと正確な金額忘れました
あとアムスではこれも有名だよね
マネケンピスのフライドポテト屋
フライドポテトって本家は実はアメリカでもフランスでもオランダでもなくてベルギー
よくフライドポテトのことを英語で「フレンチフライ」って言うけどあれは昔ベルギーのレストランでシェフや店員がフランス語を話していたのを聞いたアメリカ人がフランスの料理なんだと勘違いして「フレンチフライ」と呼び始めたのが語源
ベルギーにはベルギー語ってのがなくて地域によってフランス語、オランダ語、ドイツ語の3ヶ国語が話される国 その中でも特に多いのがフランス語だ
だからベルギー人がフランス語を話してるのは当たり前の光景なんだけど昔の観光客があまりそれを理解していなかったのか、そこから勘違いが始まった為にフレンチフライなんて呼ばれてるから今でもフライドポテトがフランス起源の料理と思ってる人が多い
ま、そんな話は置いといて・・
ここオランダでもフライドポテトは大人気のファーストフードで行列が出来てます
僕も並んで買ってみました
ソースは別料金 せこっ!!
たっぷりのマヨネーズをかけてもらって食しました
まぁ寒い日に揚げたてのホクホクを食べたらそりゃ美味しいよね
で、再び中央駅です
アムステルダム中央駅はほとんどの人が南側の出入り口を利用して、写真を撮る際も南側からの写真を撮ってるけど北側(海側)に回るとまたトラムや船の発着所があって面白いです
これが北側に面した出入り口
ここから大きな運河を挟んで北側のエリアに行くにはここから随時運行されているフェリーを利用すると簡単に行けます
アムステルダム中央駅より北側に住んでる人にとっては毎日使う重要な足
今回の滞在で北側に結構安いホステルがいくつかあったので僕もこれを利用して行き来するかどうか悩んだ
今度またアムスに滞在するときは一度使ってみたい交通手段だ
時刻は夜の23時 この国は夜の一人歩きに危険を感じた事が一度もない
いつものように街中を通り宿のある方へ歩いているときだった
宿の近くで急に後ろから「ヤーマン」と声をかけられた
そこには黒人のオジサンが立っていて手にはマリファナのジョイントを持っていた
ヤーマンってのはジャマイカの人やレゲェアーティストがよく使う表現で「よぅ、調子はどうだ?」みたいな意味だ
マリファナ好きの人も時々使う言葉でこの言葉自体は以前から知ってはいたけど外国人に直接この言葉を投げかけられたのは初めてだった
オジサンは自分の吸ってるジョイントを僕に手渡し「吸えよ、ブラザー」と言った
街中で見知らぬ人から話しかけられる際にマリファナを回される
なんて自由な国なんだここは
日本の事、マリファナの種類について話してるうちに周りの雑踏の音がより鮮明になり時間の感覚がなくなり始めた
大好きなアムステルダムの夜が終わっていく
明日はまだ行ったことのないオランダの地
ミッフィーの生まれ故郷、ユトレヒトに移動だ