2018年4月4日
昼前には国境に到着しただろうか
タイとカンボジアに跨がる悪名高き国境ポイペト
ここは数々の旅行者が入国審査でワイロを要求されて揉めてきた国境だ
僕が今回買ったバスはタイ政府の国際バスみたいなもの
なので同じバスで乗り換えなしでプノンペンまで行ける
当然国境はバスから降りて徒歩移動だ
バスを降りる前に国際バスの乗客ですよって印の首からかける証明書をもらった
まずはタイを出る出国審査 同じくプノンペンに行く数名の欧米人とアッサリ済ませる
出国審査って入国審査とは違って出て行く人を止める理由ってないからいつもアッサリしたもんだ
問題は次
カンボジアの入国審査
僕は3年ほど前にもカンボジアに来ている
後輩とタイ〜カンボジア〜ベトナムと周遊してる時だった
でもその時はタイからアンコールワットのある街シェムリアップに飛行機で入った
今回ビザは用心してバンコクで取得済みだが果たして陸路でこの悪名高き国境を問題なく越えられるのか
カンボジア側のイミグレが見えて来た
前の方に並んでるタイ人かカンボジア人のオバサンが小額紙幣を出して入国審査官に渡している
ここは行き来する地元民でも少額とはいえ賄賂が必要なのか?
だとしたら俺達外国人旅行者はいくら請求されるのだろう
そしてさっきから見てるとこのカンボジアの入国審査官のオッサンはかなり横柄だ
なんかずっと全員に対してイライラしてる
いつ何のイチャモンを付けられてもおかしくない
そして自分の番になった
入国審査官のオッサンは早くパスポートをよこせと手で催促してる
パスポートを渡す際にオッサンはチラっと俺の首からかかってる国際バスの乗客証明のパスを見た
次にパスポートのビザを確認している 不備はないはずだ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・バスン!!
カンボジア国境ポイペト
無事通過・・!!
やったよ ノーワイロ 一切金払う事なく通過
オッサンがほり投げるようにパスポート返して来たのがムカついたけど、とにかくカンボジア入国
もしかしたらこの国際バスの乗客だって証が効いたのかもなっとも思った
ネットで公式HPからチケット購入してるだけに何か変なことがあったら後からすぐにクレーム入れられそうだもんな
国境を超えてカンボジアに入ってすぐの所に俺らのバスは待っていた
後ろで入国審査を待っていた欧米人達も無事イミグレを抜けて合流して来た
さぁ 後は首都プノンペンまで突っ切るだけだ
約7時間後にたどり着いたプノンペンは暗くなり、帰宅する地元民で道路はいっぱいだった
バスを降りた瞬間タクシーやトゥクトゥクのドライバーが群がってくる
俺はこのカモを待ってたかのように群がってくるドライバーが苦手だ
バスを降りた地点や電車の改札を抜けたところで客引きをしてるドライバーの車には基本乗らないことにしてる
ここでも少しばかりしつこかったので俄然無視
意地でも乗るかと思い予約してたホテルまで歩くことにした
多分距離は2キロないくらい ただでかいバックパックが肩に食い込み東南アジアの気温がなかなか下がらない熱帯夜が体力を奪って行く
あぁ無理しないで乗っておけば良かったかなぁ と一瞬よぎるけどやっぱりあんな客引きの車になんか絶対乗りたくない
汗をダラダラかきながら予約してたLovely Jubbly Villa Hostelに到着した
Lovely Jubbly Villa Hostel
- ロケーション:★★★☆☆
- スタッフ :★★★★☆
- 価格 :★★★★☆
- 清潔感 :★★★☆☆
※あくまでも個人的な評価です
安くてスタッフも感じいいし、小さいけどプールも付いてる
もう少しバスルームが清潔で客層が落ち着いてたら最高だったと思います
(若い客が多かったので昼夜問わず騒がしかった)
荷物を下ろしてセキュリティーボックスに貴重品をしまった頃には妙に疲れてしまっていた
近くに飲み物など買える店があるか宿のスタッフに聞いて近所の商店で水とジュースだけ購入
蒸し暑いプノンペンの路地をゆっくり歩く 3年ぶりの場所だ
懐かしいようなそうでもないような でもまたカンボジアに帰って来たんだという確かな実感
その晩は暑さと早朝からの移動で食事に出る元気もなくそのまま宿に戻りシャワーを浴びてベッドに潜った
下の階で曲名は知らないが聞いたことのある洋楽を数人が歌ってる
若者達が飲んでギターを弾きながら歌ってる声の中で眠りについた