2018年11年24日
ヨーロッパ移動の強い味方FlixBusに乗って東ヨーロッパ最後の国チェコに移動してきた

小雨降る中やってきたのはチェコ第2の都市ブルノ
チェコは東ヨーロッパの中でも特に楽しみにしていた国のひとつだ
最近は雨が降ると気温の落ち方がハンパじゃないので急いで宿に向かう
宿に到着する途中、通りに旧市庁舎が見えてきた

5本の支柱の真ん中の一番上だけクネっと曲がっているのはもちろんワザと

何でも建築家のピルグラムという人が作ってる最中に約束の報酬をもらえない事が発覚して報復行為でワザと曲げてしまったのだとか 日本じゃありえない話でおもしろいな
さて本日の宿です 泊まったのはHostel Mitte

場所はこちら


Hostel Mitte
- ロケーション:★★★★☆
- スタッフ :★★★★☆
- 価格 :★★★☆☆
- 清潔感 :★★★★☆
- WIFI :★★★☆☆
※あくまでも個人的な評価です
ブルノの街の中心にあってそこそこ安い 一階がホテルの経営するカフェになっている
どの時間帯のスタッフも親切でバスの時間や街案内など丁寧に教えてくれた
部屋のドミのベッドも清潔でカーテンで仕切れるタイプになってるので周りの客も気にならないと思います
もちろんひとつのベッドにひとつ電源があります 総合的に良い宿でした

ホテル周辺を歩いてみる限りブルノでもクリスマスマーケットが開かれてるみたいだ
キリスト誕生のシーンを描いた展示物などを見ながらブルノの街の中心の広場へ向かってみた


街の南北に路面電車が走るメイン通りを北上するとフリーダムスクエアという広場に出る
そこにはAstronomical Clockという一風変わったデザインの時計が動いているのがわからないくらいゆっくり回っていた
Astronomical Clockって一応天文時計のことを指すのかな?
どうもこれは時計と記念碑と兼ねてるらしい
この記念碑の高さは6メートルもあってアフリカの花崗岩でできてるとのこと
また周辺に4つの開口部があって毎日11時にガラスの玉が出てくるので観光客が記念に持って帰るのだとか

なんかパッ見はドンキホーテに山積みされているテンガみたいなんだけどね(笑)

フリーダムスクエアには大きなクリスマスツリー
この広場は新年のイベントからクリスマスマーケット、季節によるお祭りなど市内での大きな催しはすべてここで開催される


ATMで下ろしたチェコのお札 お札に描かれている人の絵がシブイ
最近お札を撮ってなかったけどカッコよかったので久々に撮影

何かよくわからないモニュメントを見ながらフリーダムスクエアから更に北上して次の広場を目指していく



ここがPark Moravské náměsti
モラヴスケー・ナームニェスティーって読むみたい

公園には観覧車があって、ここでも同じようにクリスマーケットの準備がされている
路面電車がここまで伸びているんだけど路面電車もクリスマス仕様にデコレーションされていてやたらと可愛い電車になっている


日本もクリスマスシーズンは路面電車に関わらず電車を全部クリスマス仕様にすればいいのにね
昔JRがうまく宣伝してクリスマスエクスプレスだかシンデレラエクスプレスだか流行ったけどまたクリスマスをうまく使って綺麗にクリスマス仕様にデコレーションした電車を走らせたら乗る人も増えてクリスマスムードも高まると思うけどな


ブルノの色んな広場でクリスマスマーケットをやっているのでまた夜に街を見て回るのが楽しみになってくる
ここはブルノの中心地の少し西側のキャベツ広場というところ

ベルセルクの世界かと思うような何とも言えないデザインの彫刻が立っているので街歩きしてるとすぐわかると思う

因みにこの辺のクリスマスマーケットだとホットワインは80コルナ(約390円)くらい
でもこの料金にはカップのデポジットが含まれてるので飲み終わった後にカップを返却すると40コルナが返ってくるので実質半額くらいで飲める事になります

次は街の南のペトロフ丘の上にある聖ペトロと聖パウロ大聖堂にやって来た

ブルノには2泊する予定だけど明日はゆっくりしたいので今日中に歩いて回れるところは回ってしまおう

聖ペトロと聖パウロ大聖堂はブルノが位置するモラヴィア地方で最も有名な建築物の一つ
チェコ共和国が誇る国家的な文化記念碑だ
装飾のほとんどがバロック様式である一方で大聖堂と外部の高さ84メートルの尖塔はゴシックリバイバル風に作られている

ここはブルノに来る観光客のほとんどが訪れる場所だ
せっかくなので僕も入場料を払い大聖堂のてっぺんに登ってみた



一番上にある狭いバルコニーのような展望場所からはブルノの美しい街並みが一望出来た
天気はあいにくの曇り空だけどブルノの街に立ち並ぶ尖塔の数々は美しかった

赤いレンガ色の屋根で統一されてるのもチェコの特徴
プラハも写真で見た時たしかこんな感じに統一されていたよな

一階まで降りて今度は正面入り口から中に入ってみる


このあたりはもうヨーロッパならどこの大聖堂もたいして代わり映えはしない
でもこっちの人たちは本当に祈りに熱心な人が多いので見学時はこちらもそれなりに配慮が必要だ
空気読まずに教会の中で大きな声で話したり笑ったりなど中国人みたいな事をしていてはいけない 写真撮るときにも気を使うくらいでちょうどいいと思う


聖ペトロと聖パウロ大聖堂の階段で疲れてしまったので軽く何か食べるために広場へ向かった


ホットドッグとピザがワンピースで64コルナ(約315円)
チェコ物価安いね
正直贅沢しなかったら相当安くあげる事が出来るはず

夜になったのでまた街の中心フリーダムスクエアへ
クリスマスツリーが点灯してまた昼間とは違った雰囲気を醸し出していた

広場にはステージが組んであり、そこではミュージシャンが少しテンポの早い曲を演奏していて、それに合わせて地元の女の子が台の上で踊っている
このオーストリアとはまた違ったチェコの攻めた感じのクリスマスマーケット好きだわ(笑)

国によってちょっとずつ特徴があって国をまたぐ度に違ったクリスマスマーケットを見れるのは面白い
そしてまだ最初の都市だけど今のところチェコの国も人もすごくいい
好きになれそうな国だチェコは


広場のすぐ横にあるスタバでジンジャーブレッドラテでちょっと休憩
日本のに比べてカップめちゃくちゃでかいんだけど まぁお得感はありますが

日本のジンジャーブレッドラテって上にジンジャーブレッドの粉末みたいなのかけて出して来るんだけど、こっちのジンジャーブレッドラテはちゃんとジンジャーブレッドの欠片がかけてあるのがわかる
日本のよりこっちの方が僕は好きだな

夜のモラヴスケー・ナームニェスティー広場
ここは割と家族づれが多くて子供たちと一緒に観覧車に乗ったりして楽しんでいる



そしてここでも女性ボーカルがアップテンポな曲を歌いギャラリーを盛り上げている

いや〜 チェコ人って賑やかなのが好きなんだろうな
クリスマスマーケットがこの雰囲気なんだもん

広場の喧騒から少し離れると路地がキャンドルで照らされているいい雰囲気の場所を見つけた
何でここだけこんな雰囲気なのかなと思って周りにいた人に聞いたら実はこれ映画の撮影中だった

撮影してる映画のタイトルは忘れたけど中世の時代の衣装を来たキャストがたくさん居てロウソクの火に照らされた階段を降りて来てるシーンの撮影をしていた

その場面の撮影が終わり次第すぐにロウソクの火は消されたんだけど何とも言えないいい雰囲気の時に同じ道を通れてラッキーだったな

夜、旧市庁舎の上の塔に人がいるのが見えたので登れるのか確かめに行くと有料だけど登れるとの回答だったので早速例の1本だけ曲がった支柱の下の入り口から入り塔の上へ


塔の上からは昼間行ったキャベツ広場のクリスマスマーケットが見えた

人々で賑わってるキャベツ広場のクリスマスマーケット
ドイツに入るまではクリスマスマーケットはなるべく見たくないと思ってたんだけど国によって特色あるクリスマーケットを見ているうちに逆に各地で見て回るのが楽しみになってきている
明日ここでもう一日ゆっくりしたら次はチェコで行きたかった町のひとつテルチに移動する
またひとつ行きたかった場所を自分のこの目で見に行けるんだ






