2020年10月10日
レアル・デ・カトルセの安宿で隣の部屋の子供の声で目が覚めた
まだ朝の6時台
昨日ペヨーテを探し馬に乗って6時間炎天下を歩き回ったので体中が痛む
ただでさえ普段馬に長時間乗ることなんてないのでお尻と内股が擦れて少し足を動かすだけでも動かすだけでも痛い
どうしようか
もう1日この町に泊まるか それとも今日のうちに移動開始するか
多分この後間違いなく筋肉痛が襲ってくる
でも若い時に比べて歳をとったので筋肉痛が1日遅れてくるようになっている
だから本格的に筋肉痛が来るとしたら明日だろ
それならまだ身体はしんどいけどいっそのことを筋肉痛が来る前に今日のうちに移動してしまおうか
ベッドから身体を無理やり起こして歯磨きしながら目を覚まし、すぐに荷物をまとめた
朝7:30 宿をチェックアウト
まだ薄明るいレアル・デ・カトルセの町を歩いてCombi(コンビ)乗り場に向かう
10分後にトンネル前のコンビ乗り場に到着
近くの土産物屋を開ける準備をしてる人に聞くとマテワラ行きのCombi(コンビ)は朝8時に来るらしい
約20分待ってると言われた通り8時前にトンネルを抜けてコンビがやって来る
マテワラまで100ペソ(約500円)
マテワラからここまで来た時と同じ料金だ
朝8時 コンビに乗り込んでマテワラに向かって出発
昨日の朝このトンネルを抜けてこの町に来たばかりとは思えない
なんだか昨日の一日が濃過ぎて何日もここで過ごしてたみたいな感覚だ
1時間40分走って9:40にマテワラの町のコンビ乗り場到着
そこから更に30分歩いて10時15分にマテワラのバスターミナルに到着した
僕が次に行こうとしてる街はサカテカスという鉱山で昔栄えた街
バスターミナルで聞いたところマテワラからサカテカス行きの直通バスは無いらしい
なのでまずはサンルイスポトシに戻ってそこからサカテカス行きのバスに乗り換える必要がある
という訳でサンルイスポトシ行きのチケットを買う
マテワラからサンルイスポトシまで309ペソ(約1550円)
10:30の便が送れて10:50に出発
途中昼飯休憩を挟んで13時50分にサンルイスポトシのバスターミナルに到着
早速サカテカス行きのバスを探すが一番早いバスが16時
約2時間待ちだ
仕方ないのでそのチケットを購入
サカテカスまで350ペソ(約1800円)
今回僕が利用したのはCHIHUAHUENSESというバス会社
16時に出発のバスなので15:30くらいにはバスのプラットホームにいるようにしてねと言われた
言われた通り15:30にはバスが到着する場所に移動した
だけど本来出発時間の16時を回ってもバスがターミナルに入ってこない
そして16時15分 16時半と時間がどんどん経過していくがバスは一向にやって来ない
どうなってるのかなと思ってチケットを買ったバス会社のカウンターに聞きに行くが「あ〜 多分バスが遅れてるだけじゃないかな」としか言わない
そうやってる間に時刻は17時前
これもしかして気付かなかっただけで僕を乗せずにすでに出発してるんじゃないかと思い周りの人に確認する
すると周りの人も「長距離バスだと1時間遅れとかは珍しくないからここで待ってればいい」と言う
その言葉を信じてただただ待っているとようやくバスがターミナルに入ってきた
16時出発のはずがバスがターミナルに到着したのが17:15
その間何のアナウンスもなし
いやいや、インドやアフリカじゃないんだから勘弁して
17時25分にようやくサカテカスに向けて出発した
途中サリナスという何もない町で20分休憩
上の写真に写ってるのが僕が乗ったCHIHUAHUENSESというバス会社のバス
もう出来れば2度と乗りたくない
バスに乗っている間もシートを倒して優雅に乗ってるだけのはずなのに昨日の疲れからなのかまだペヨーテの効果が体に残っているからなのか気だるい倦怠感が続いている
吐きそうとかそういうのではないけどなんだか体全体がだるくて元気が出ない状態が続いている
あぁ しんどいな
早くサカテカスについて事前に調べておいた宿にチェックインしてシャワーを浴びてすぐ寝たい
サンルイスポトシからサカテカスまでは3時間〜3時間半と聞いている
夕方の17時半にサンルイスポトシを出発したからサカテカスに到着するのは夜の20時半から21時ぐらいか
思っていた時間よりだいぶ遅くなってしまったな
その時間に到着するとなると治安も気にしないといけない
今日の移動はなんだかスムーズに行かなかった まぁこんな日もあるよね
結局サカテカスのバスターミナルに到着したのは20:30過ぎだった
しかもマップで予めチェックしてたバスターミナルとは違う遠いバスターミナルに着いたようだ
僕があらかじめグーグルマップでチェックしていたバスターミナルなら宿まで十分歩いて行けたのに
ここからだと何か公共の乗り物に乗って街の中心に向かわないと
辺りはもう真っ暗
どうしようかなと思ってタクシーの待ちの人にセントロに向かうバス乗り場はどこですか?と聞く
するとオジサンが「バスはついさっき出たからちょっと待たないといけないと思うよ。それより安いからタクシーに乗って行った方がいいんじゃないかい」と言った
ただメキシコで流しのタクシーを捕まえるのは若干リスキーだ
ましてやここは初めて来る街 治安も勝手も全然わからない
知ってる単語を駆使して「タクシーは安全か?」とおじさんに尋ねる
するとおじさんは「心配なら僕もセントロまでは行かないけど、同じ方向に行くから良かったらタクシーをシェアするかい?」と言って来た
普段ならそれでもバスを探したかもしれないけどこの日は本当に朝から体が疲れていた
今も目の前にベッドがあるなら倒れこみたいぐらいの倦怠感
僕はおじさんの提案に乗ることにした
地元のオジサンとタクシーをシェアしてサカテカスのセントロへ
セントロまでは80ペソ(約400円)
おじさんはセントロまで行かないので30ペソ払い、僕が50ペソを払う事にした
途中でおじさん降ろしてお礼を言ってそのまま次は僕の目をつけていた宿に向かう
タクシーの窓から外を眺める
街の中心に向かうにしたがって夜の街を歩いている人が増え、様々な飲食店が客を取り込んで元気に営業している
思ってたより人の多い賑やかな街だな
そして夜21:00過ぎに調べておいた宿の前に到着
僕がチェックしてたのは街の中心に近いCielito De María Hostalというホステル
Cielito De María Hostalの場所はこちら
夜の21時だったので受付の人がいるかどうか心配だったけどなんとかスタッフもまだいてくれたしドミトリーのベッドも空いてるとのこと
これでこの宿が閉まってたらもう今から新たに宿を探す気力はなかったところだ
Cielito De María Hostal
- ロケーション:★★★★☆
- スタッフ :★★★☆☆
- 価格 :★★★☆☆
- 清潔感 :★★★☆☆
- WIFI :★★★☆☆
※あくまでも個人的な評価です
平均的なホステルだがほぼ街の中心に位置していてサカテカスの街でもかなり安い方
スタッフも割と親切
Wifiは部屋の中だと電波が一本になるが1階の共有スペースだと問題なく使える
部屋は特に問題ないんだけどトイレとシャワー室に下水の匂いが充満していてとにかく臭い
とにかく何とか目をつけていた宿にチェックイン出来た
朝の7時半にレアルデカトルセの宿を出てからここまで約14時間
別に何をしたわけでもないけどとにかく疲れた
ドミトリーの部屋には僕以外にメキシコ人が一人
しかも最初女だと思っていたらこいつ男だった 要はオカマです
挨拶だけ簡単にしたんだけどそのオカマがくねくねした動きと女みたいな声を出して僕のベッドの横の空いてるベッドに座った
「あなたどこから来たの?スペイン語が話せる?」
「ここには観光で来たの?それとも仕事?」
色々聞いてくるけど疲れから今は人と話すのが面倒臭い
スペイン語は全くわからないと言って貴重品を入れたセキュリティーボックスにしっかりと鍵をかけて部屋を出た
夜のサカテカスは綺麗にライトアップされていてまだまだ夜はこれからと言わんばかりに多くの人が歩いている
宿のすぐそばにはサカテカス大聖堂がありその前で観光客を乗せるツーリストバスのスタッフが道行く人に声をかけている
大聖堂の前でギターを弾いて歌をうたっている親子
レストランの2階の出窓のテラス席で食事を楽しむカップル
こんな観光地化された場所だったのか
めちゃくちゃ盛り上がってるじゃないか
食欲もほとんどないけど昨日から引き続きとにかく喉が渇く
メキシコのどこに行ってもあるOXXO(オクソ)というコンビニで水とスポーツドリンクを買う
階段に座ってスポーツドリンクを飲むと少しだけ落ち着いた
今日はまだレアル・デ・カトルセを出てから何も食べていない
コンビニを出たところにトウモロコシの屋台があったのでトウモロコシを一本だけ買った
屋台のおじさんがトウモロコシにレモンを擦り付けて、それが乾かないうちに上に粉チーズをかけてマヨネーズを付けその上にさらにチリパウダーをかけてくれる
メキシコやキューバの屋台でよく見かけるトウモロコシのジャンクフードだ
たった一本の串に刺したトウモロコシが身体に染み渡る
食欲もあまりないのでこれで今日は十分だ
大聖堂の横の広場には紫に照らされた建物がありその建物のもっと向こうに十字架が立った小高い丘が見える
あれはこの街で有名なブーファの丘だろう 明日にでも行ってみるか
まだまだ夜のサカテカスを歩きたい所だけど今日はもうフラフラだ
早く宿に戻ってシャワーを浴びて眠りたい
身体も妙に疲れてるし朝から長い道のりだったけど今日のうちに移動して良かった
また新たにこんなにも素敵な街に来れたのだから