引越しを迫られる理由を話しておこう

2022年10月3日

おはようございます

実は1週間ほど前から急ぎで引越し先を探していました

今までのブログを読んでご存知の方も多いだろうけど、僕はずっとゴールドコーストに来てから一軒家のリビングにリビングシェアという形で住んでいました

今まで散々リビングに仮住まいする生活を続けていたのになぜ急に引越し先を探す事になったのか?

そこに至る経緯をお話ししていきます

まず事の発端は僕の隣のスペースに引っ越して来た新しいシェアメイトの鈴木君という人物がやって来たところから始まります

鈴木君は少々清潔感に欠けるものの、いたって真面目なワーキングホリデーの男の子でした

鈴木君は25歳なのである程度の常識も身についてるし、先述した通り真面目すぎるくらい真面目な人でした

だから隣にいる僕としてもまともな人とリビングをシェアしてたので何事もなく一緒に暮らしてました

鈴木君はワーキングホリデー1年目でオーストラリアに来たばかりで、まだ仕事が無い状態だった

そんな時、シェアハウスの日本人オーナーの奥さんが鈴木君に奥さん自身が働いているイタリア料理(ピザやパスタ)の食品工場の仕事を紹介したんですよ

今思えばこの辺からすでに今回の件が始まっていたんだよなぁ

そこは「Pasta Fresca」という小さな工場で、ちょっとクセの強いイタリア人オーナーとマレーシア人の奥さんが経営してる職場

ゴールドコーストでもちょっと噂になるくらい労働環境が悪い職場でした

でも鈴木君はオーストラリアに来たばかりでそんな事は知らないし、何より鈴木君は仕事を欲してました

なので鈴木君はそのPasta Frescaという悪名高い工場に仕事に行く事を決めたのです

そして鈴木君が働き出して3週間ほど経った頃にその職場でちょっとしたトラブルが起こったそうです

鈴木君から聞いた話だと休日に働いたのに給料に休日労働の手当てが付いてなかったそうです

どういう事かと言うと、オーストラリアでは土日に働くと給料が1.5倍になったり、オーストラリアのパブリックホリデー(祝日)に働くとダブルペイと言って給料が2倍になる仕組みがあります

つまり普段レストランで皿洗いのバイトを時給25ドルでしてたとすると、祝日に出勤して皿を洗ってるだけで時給50ドルという他国では考えられない領域に入ります

でも雇い主の中にはこのダブルペイを守らない人もいるんですね

鈴木君が勤めた悪名高き「Pasta Fresca」という食品工場もそのひとつでした

この「Pasta Fresca」という食品工場は日豪プレスでも常に求人広告を出して人を募集してますが、絶対に行かない方がいいと思います

鈴木君はクソ真面目な性格なので、おかしな事や理不尽な事が我慢出来ないタイプの人です

だから鈴木君は一緒に働いてる職場を紹介してくれたシェアハウスの奥さんに「どうして祝日に勤務してるのにダブルペイじゃないんですか?」っと単刀直入に言ったそうです

そしたらその奥さんが「私が紹介した仕事なのにダブルペイとかゴチャゴチャ言うな」っと態度を豹変させて急にヒステリックになったらしい

そこから鈴木君とシェアハウスの家の奥さんとの関係がギスギスしたものになり始めました

そして次に鈴木君が職場に出勤した時に奥さんが急に「鈴木君、私が紹介したここの給料が気に入らないんだよね?じゃあアンタ今日で辞めるんでしょ?」っと凄い態度で言われたそうだ

「早く辞めるって言いなよ。言わないなら私が言うわよ」っとも言われたとのこと

まぁ実を言うとオーストラリアに長く暮らしてる年配の日本人で、ワーホリの若い子達にこういう物言いや態度を取る人は珍しくありません

僕も今まで同じ日本人なのにすごい態度取るんだなって思う場面を数度こっちで見て来ました

まぁ僕が住んでるシェアハウスのオーナーの奥さんもそういう類の人だったって事です

そして結果、鈴木君はその日に仕事を辞める事になったそうです

当然、鈴木君も納得行かないし怒っていました

そして鈴木君はある行動に出る事を決断します

ここからが本題と言ってもいいかもしれない

実は僕らが住んでいたシェアハウスは家賃を銀行振込ではなくキャッシュ、つまり現金で直接オーナーに手渡していた

普通はシェアハウスのレント(家賃)って全て銀行振込なんですよ

だって家賃収入を得てるのですから、ちゃんとお金の流れを政府や税務署が把握出来るようにしてないといけないんです

でも僕らのシェアハウスのオーナー夫婦は僕らから現金で家賃収入を得て、それを一切申告していなかった

つまりこれはキャッシュジョブで収入を得てるのと同じ

鈴木君はこの仕組みに気づいていた

そして鈴木君は仕事でダブルペイをもらえなかった事、そして仕事を辞めさせられた事の復讐劇として、シェアハウスのオーナー夫婦が家賃収入を隠してることをATO(Australian Taxation Office)という税務署に密告することにしたのだ

ただそれを密告するという話を家の中で僕らに普通に話してしまった為に、その会話をオーナー夫婦に聞かれてしまっていたようだ

このシェアハウスのオーナー夫婦はもう17年もゴールドコーストでシェアハウスをやっている

この事が税務署にバレたら今までの17年にもおよぶ隠していた家賃収入に対する税金を追徴課税で請求される

多分とんでもない金額になるだろう

そこで焦ったシェアハウスのオーナー夫婦が突如「嫁が体調を崩したからシェアハウスをやめる事にした。猶予を1ヶ月あげるから悪いけど1ヶ月後にみんな出て行って欲しい」っと言い出したのだ

まぁそんな訳で鈴木君の真面目過ぎる性格が裏目に出て、そのシェアハウスに住んでた僕ら3人は全員1ヶ月後までに次の家を探して出て行かなくてはならなくなった

鈴木君は「巻き込んでしまってすいません」っと僕に謝って来た

見事に巻き込み事故に巻き込まれたような形になったが、だからと言って鈴木君が悪いかと言うとそうでもない

僕は鈴木君に「いいよ、鈴木君が悪い訳じゃないから気にしないで」っとだけ言っておいた

そんな訳でこの1週間僕らは家探しに奔走していた

そしてひょんな事から僕は安い物件にたどり着く事になる

でもそこがとんでもない所だった

ゴールドコースト

その続きはまた明日

にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
にほんブログ村

スポンサーリンク
simplicity2のレクタングル広告(大)
Translate »