2018年10月29日
スコピエからバスに乗ってわずか2時間 コソボに入りました

コソボなのにアルバニアの国旗
さすがここは事実上アルバニア人の国だけのことはある
どういう事かと言うと、ここって本当はセルビアなんです
なんですというかもう奪われて(勝手に独立されて)コソボという国になってしまってるんですけど元々はセルビアだったんですね
でも住んでる住人のほとんどがアルバニア人だった為に、彼らはこの地域は自分たちの物だと主張を始めます
セルビアからしたら「人の国の中で勝手に何言ってんだゴラァ!」って当然なりますよね
で、いわゆるコソボ紛争の始まりです
最終的にアメリカがちゃちゃを入れてコソボの独立認める形で集結
なのでコソボではアメリカは英雄扱いです
さ、今日の宿はこちらです

コソボの大学教授が営んでる宿です
場所はこちら
Guest House Velania
- ロケーション:★★★☆☆
- スタッフ :★★★★☆
- 価格 :★★★☆☆
- 清潔感 :★★★★☆
- WIFI :★★★★☆
※あくまでも個人的な評価です
中心地までは徒歩10〜15分です
大学の教授が経営されてるゲストハウスでかなり広くて快適でした
本来有料のランドリーサービスも「大した量じゃないから」という理由で無料でやってくれました キッチンも使いやすかったです
シャワーの排水溝の流れが悪く、シャワーを浴びてると足元にお湯が溜まってきてしまうのが唯一のマイナス点でした(ただ東ヨーロッパのゲストハウスのシャワーってどこもこんな感じ)


本音を言えばもう一泊したかった

コソボの首都プリシュティナは東ヨーロッパらしい雰囲気の街並み
天気も手伝って少し暗く、決して派手でなく規模も首都とはいえ大きくはない


少し小綺麗で街っぽくみえるのは街の中心部だけ
因みにコソボの通過はユーロです
ATMで引きおろす時に手数料を5ユーロくらい取られるので、周辺の国でユーロを用意出来るなら持ち込んだ方がいいです

ようやくコソボの国旗が見えた
このあたりは歩行者天国になって道の両側に露店がいくつも出ていました

アルバニア人主導のコソボ政府を牽引し、コソボ独立に力を尽くしたイブラヒム・ルゴヴァの銅像
そして彼はコソボの初代大統領でもある
彼の銅像や功績を讃える品の数々は無料で解放されているコソボミュージアムを始め、至るところで目にする事が出来ます

こういった落書きもコソボっぽいというか紛争のあった国っぽいなぁ
そしてこういう落書きって意外に写真映えしたりするので好きなんです

さて、コソボに来たら皆が立ち寄る「NEW BORNモニュメント」を見に行ってみます

これです ですがコソボ独立10周年という事もあってモニュメントが普段と変わっていて、NEW 10RNになってました
いかにもデザイナーがやりそうな事ですね(笑)
本来のNEW BORNを見たかったけどまぁこれはこれでレアか


続いてコソボミュージアムにやってきました
ここは無料で解放されてます
入り口の階段登らずに一階に入るとお馴染みのイブラヒム・ルゴヴァにまつわる展示の数々
入り口の階段登ったフロアはコソボの昔の土器や土偶の展示

そして最上階はコソボ紛争にまつわる展示があります


軍事マニアでもなんでもないけどこのフロアは興味深かったですね
やっぱり綺麗な部分だけ見て通る観光ってなんか好きになれません


こういうの見るとコソボの人々も暗い人たちが多そうなイメージだけど全然そんな事はなく、
実際はコソボの人たちも昔のことと割り切っていて案外今を楽しんでる人が多かった

「紛争?そんな時もあったわね」
歩行者天国のファーストフード店で話したコソボの女性が言った言葉
忘れるわけにはいかないんだろうけど、現地の人たちがそのように思えるという事はいい事なんだろう
今が幸せになってる証拠だと思う

正直もっとすさんでるかと思ってたけど意外にいい感じの国に僕には見えた
あと一日もう少しこの国をゆっくり見てみよう





