2019年11月13日
今日はバヤドリドからチチェン・イッツァを見学に行く
これはチチェン・イッツァからバヤドリドに戻る方のバスチケットだが値段は行きも帰りも同じ
35ペソ(約170円)
チチェン・イッツァは朝8時から16時30分まで開いている
ただ人が多くなる前に午前中に行く人がほとんど
僕も朝9時過ぎにはチチェン・イッツァに着くように街を出た
チチェン・イッツァの前の駐車場に到着
ツアーで来てる人のバンやバスが沢山駐車されている
そしてここがチチェン・イッツァのチケット売り場と入場ゲート
なんかみんなお土産屋で買ったような麦わら帽子をお揃いで被ってる
入場料は現地人が202ペソ(約1000円)
外国人観光客は481ペソ(約2400円)
倍以上違うんだな
ここでは国際学生証も使えないのでそのまま料金を払ってチケット購入
これがチチェン・イッツァのチケット
因みにチチェン・イッツァはもちろん世界遺産に登録されている
チケットチェックを受けてチチェン・イッツァの敷地内を歩いて行くと早速目当ての物が目の前に現れた
これはチチェン・イッツァ遺跡の中で一番有名なカスティーヨと呼ばれるピラミッド
マヤの最高神ククルカンを祀るピラミッドでもある為「ククルカンの神殿」とも呼ばれる
一昔前は登れたらしいけれど今は遺跡保護と観光客の安全と両方の面から登るのは禁じられている
チチェン・イッツァと言えばカスティーヨだけがフォーカスされるがではなく球戯場や906年に建設されたエル・カラコルという名の天文台もある
敷地内は広いのでメインのカスティーヨを最初か最後にじっくり見て間には周辺の色んな遺跡を見て回るのがいいと思う
この日は曇り空で時折パラパラ雨が降ってくる残念な天気
けど一大観光地だけあってそれでも午前中からすごい人だ
ここの遺跡は雨や風にさらされてるものの壁画などは割と綺麗に残ってる
オアハカを思い出すようなガイコツの壁画がに目を惹かれる
オアハカいい街だったな
また行きたいよ
さっきよりは少し雲の切れ間から空が見えるようになってきた
気温も少しずつ上がってる気がする
カスティーヨもさっきよりは明るく見えるな
カスティーヨは大きな9段の階層からなり全体を囲う4面に各91段の急な階段が配されており最上段には真四角な神殿がある
ピラミッドの階段は4面の91段を合計すると364段で、最上段の神殿の1段を足すと、ちょうど365段
これは一年の365日に合わせてるのかな?
せっかくなので中央のカスティーヨ以外の他の遺跡や神殿も見て回ってみる事にした
これもククルカンかな?
ククルカンっていうのは羽の生えた蛇でここでは最高クラスの神の化身だ
もっと天気がいい日に来るともっと様になる遺跡なのになぁと思ってると徐々に天気が回復して来た
このチチェン・イッツアの中でも僕が特に見て見たいと思っていたものがある
それがこのチャクモール像だ
これは簡単に言うと生贄の心臓を捧げ物として置いた像
仰向けの状態でひじをつくような姿勢で上半身を起こして顔を90度横へ向け、両手で腹部の上に皿や鉢のような容器をかかえてひざを折り曲げている人物像だ
このチャクモール像はメキシコ北西部からホンジュラス、エルサルバドルまで広い範囲の遺跡で確認されている
マヤ文明では人身御供の儀式が行われており、この像の中央の窪みの部分生きた人間から取り出された心臓が太陽への捧げ物として置かれていた
雨が降らない時や豊作を願う時に生贄が選ばれて捧げられたという
古代にそんな生贄の儀式が行われていたとは思えないほどの観光地になってるけど、実は奥が深くて濃い歴史と文化の詰まってる場所だ
カスティーヨ内部には初期のトルテカ=マヤ方式のピラミッドが内蔵されており、この神殿にはジャガーをかたどった玉座や生贄の心臓を太陽へ捧げたチャクモール像が置かれている
ジョジョの奇妙な冒険って漫画あるじゃないですか
あれの第一部の冒頭で出て来る生贄の儀式を行っていた場所ってここがモデルなんじゃないかな多分
雨もほとんどやんで最後に晴れた状態でのカスティーヨが見れた
最後にこれが見れた事によってまあまあの満足度となった
でも欲を言えばやっぱり最上階の神殿の中を見たり、最上階からの景色を見てみたかったな
僕の中ではメリダで見たウシュマル遺跡の方が凄かったと思うがこのチチェン・イッツァもメキシコ代表とも言える素晴らしい遺跡
メキシコでユカタン半島に来たら是非ここも訪れてもらいたい遺跡のひとつだ
無事チチェン・イッツァも見れた事だし明日からはメキシコ随一のリゾート地カンクンに移動開始だ