2020年10月6日
おはようございます
今日は3日過ごしたグアナファトから次の街サンルイスポトシに移動する日
グアナファトは一大観光地だしサンルイスポトシは100万人を超える人口の都市だと聞いている
ところがネットでいくら検索してもこの2つの大きな街をつなぐバスのルートが出てこない
気になって昨日の夜どういうことなのか宿のスタッフに聞いたところ、グアナファトからサンルイスポトシに行くには一度レオンという近くの街を必ず経由する事になるらしい
レオンというのはグアナファトのすぐ西側にある街だ
まずはレオンまで行ってそこからサンルイスポトシ行きのバスに乗り換えるという行程を踏まなければいけない
朝8時に宿をチェックアウト
まずはローカルバスに乗って街の中心から約10 km離れたグアナファトのバスターミナルに行かないと
宿のすぐ近くのグアナファト劇場前からバスターミナルに行くローカルバスが出てる
8:05 セントラルバスターミナル行きのミニバンに乗る

バスターミナルまで8ペソ(約40円)
20分ほど走って8時25分 セントラルバスターミナルに到着
すぐにレオン行きのバスを探す
ちょうど10分後に出発のバスを見つけたのでチケット購入

レオン行きの最後のひと席を運良く買えた レオンまでは60ペソ(約300円)

8:35にバスはレオンに向けて出発
途中シラオという町のバスターミナルに寄って客を乗降させる
約1時間でレオンのバスターミナル到着

この時点でまだ朝の9時40分
ここからはサンルイスポトシ行きのバスを探さなければ
レオンからサンルイスポトシ行きのバスは1日に4本しかないようだ
次に一番早いバスが12:20発
3時間弱レオンで待つハメに
仕方ないのでプリメイラプラスでサンルイスポトシ行きのバスチケット購入

レオンからサンルイスポトシまで360ペソ(約1700円)
2時間40分もこれからどうやって時間を潰そうか

バスターミナルの外に出てみるとレオンもそこそこ大きな街で車がすごく多いイメージ
この街には確か日本領事館もあると聞いたことがあるので本当にそこそこ大きな街なんだろうな

まだ朝の10時前なのでシャッターが閉まってる店も多い

バスターミナル近くのバーガーキングが開いてるが朝から濃いジャンクフードを食べる気にならない
メキシコシティーを離れてからよく考えたら米を1度も食べてない
米を食べたくてしょうがなかったのでレオンの街を歩き朝から開いてる食堂を探す

ようやく見つけた一軒の食堂で「ティエネス アロス?(ご飯ある?)」と聞くとSiと返ってきたのでこのローカルな食堂で朝飯を食べることにした
注文したのは鳥の胸肉のミラネーゼにメキシコの食堂でよくあるピンク色の米
それに飲み物が付いてくる定食

飲み物はハマイカティーかオルチャータのどちらか選べる 僕はオルチャータを注文
全部で78ペソ(約380円)

街の中心の食堂とは言えローカル食堂の定食が78ペソはメキシコシティーに比べると少し高いね
バスターミナルの周辺には大きなショッピングモールもいくつかあり、ホテルや外資系ファストフードが目立つ

食堂でご飯を食べているうちにそろそろ周辺のお店のシャッターが開き始めたようだ
開店し始めたお店を見て最初に思ったのはこの街の異常なぐらいの革製品の店の多さ

あちこちに鞄や靴の革製品の店が立ち並び中にはブーツの専門店などもある


地元の人が教えてくれたんだけどこのレオンという街は「革の街」とか「靴の街」と呼ばれるくらい革製品が有名な街だそうだ
ここで作られた革製品はカバンやブーツなど含め日本にも輸入されてるらしい

本当にどこを見ても革のジャケットや帽子、ベルト、靴、カバンのお店で通りが埋め尽くされている


革製品を買い揃えたりまとめ買いで安く買って日本で売りたい人はレオンの街に商品を仕入れに来るのもいいかもしれないね

ある程度レオンの街を歩き回ったところでバスターミナルに戻った

バスターミナル内にプリメイラプラスの乗客専用の待合室があったので残り時間をそこで潰す
12時過ぎにバスターミナルにバスが入って来たので乗車

これもまたいいバスだ
テレビのモニターも付いてて映画見放題

12時25分にバス出発

岩山と乾いた荒野しか見えない景色を見ながら約2時間半

15時過ぎにサンルイスポトシのバスターミナル到着
ここから宿まで2キロほど歩く


高架道路の下を歩き、歩道橋を登り街の中心近くにある事前に調べておいた宿に向かう


歩道橋の上から見えたのは大量の貨物列車

砂利を積んだ車両やコンテナ車両が大量に置かれている
日本企業が多く進出している工業地域と聞いていたけどいかにもそんな雰囲気だ

サンルイスポトシには旭硝子や山善、ダイキン、日本通運などの日系企業が進出しておりメキシコ北中部で最大の産業拠点の一つと言われている
メキシコに住んでる日本人の半分がここサンルイスポトシに住んでいるらしい

街の中心に近づくとコロニアル調の建物がちらほらと見え始め綺麗に整えられた街並みに変わり始めた


バスターミナルから歩く事30分 ようやく街の中心に近い宿に到着

「Sukha Hostel San Luis」というホステル
比較的街の中心に近く、ホステルの入り口のドアは毎日変わるナンバーキータイプ

Sukha Hostel San Luisの場所はこちら

ドミトリーの部屋はベッドひとつひとつにコンセントと仕切りのカーテンが付いているプライベート感を重視した仕様

男性のドミトリーの部屋には宿泊者が誰もいなかったので僕が使いたい放題だったけど、普段ならこのベッドに付いてるカーテンは結構重宝するんだよな

宿の2階には個室と共有スペースと屋上

Sukha Hostel San Luis
- ロケーション:★★★★☆
- スタッフ :★★★★☆
- 価格 :★★★★☆
- 清潔感 :★★★☆☆
- WIFI :★★★★☆
※あくまでも個人的な評価です
宿のスタッフは親切で街の中心から歩いて5分といったところ
Wifiは共有スペースでもドミトリーの部屋でも早かった
トイレの数とシャワーの数も十分でキッチンを清潔
ドミトリーの部屋の中にあるセキュリティボックスがかなり細長いので大きな鞄をそのまま入れる事などは出来ない
値段も安いしなかなか良いホステルだったと思う

早速少し宿の周辺のエリアを歩いてみる

コロナウイルスの影響なのかグアナファトに比べると観光客って感じの人達はあまり見かけない

サンルイスポトシは日本人にも馴染みのある昔のメキシコ人プロレスラーのミル・マスカラス3兄弟の出身地でもある
街の風景はなんだかアメリカの田舎町に来たような雰囲気



街の中心を南北に伸びる細い通りが歩行者天国になっていた
その歩行者天国を北に進むと左手に広場があり右側にはサンルイスポトシの大きなカトリック教会が佇んでいた


教会の前の広場メキシコのどこの街にもあるソカロ(街の中心にある公園や広場)になっており地元の人たちがベンチに座ってゆっくりとおしゃべりをしている

歩行者天国は特に派手さはないものの人の通りはそこそこある
所々にギターを弾くバスカーがいたりしてその日の飯代を稼ぐために声を上げて歌っている
歩行者天国のお店はすでにハロウィンのムード


歩行者天国が終わる端っこまで歩いたところで小さな中華屋さんを見つけて今日初めての食事

海外にある中華屋はいつも程度の値段で腹いっぱい食える
行った先の国やエリアによっては重宝するんだよね

大聖堂の前のソカロに戻ってきたんだけどメキシコでは大きな公園では必ず誰かがベンチとか地面で寝ている

眠いからって地面でもういいやって感じてそのまま寝てしまうメキシコ人本当に可愛いわ(笑)

ちょっと冷たいコーヒーを飲みたくなってカフェを探しに街を歩く
ここも教会の多い街だなぁ

で、やって来たのはグアナファトでも行ったThe Italian Coffee Company


中サイズのアイスラテを注文して店内奥のテーブルで休憩
このThe Italian Coffee Company、メキシコの至る所にあるコーヒーチェーン店なんだけどメキシコシティには街の中心のはずれにいくつか点在してて遠いから普段あまり行かないんだよね

メキシコシティより北の北中部の街は中心地にお店があるからすごく行きやすくて助かる

アイスラテを飲み終わって街の南にあるコロン庭園という細長い公園を歩いてみる
静かで快適なパブリックガーデンだ


サンルイスポトシもなんだかんだで暑いなぁ
夜などは一気に冷えてくるんだけど昼間歩いてるとTシャツでも汗をかいてしまう


高いヤシの木が茂って人の多い大都会と古い建物と自然がミックスされたような街
それがサンルイスポトシのイメージ


街の中ではメキシコシティでは見かけないようなレトロな車が走り、人があまりいない境界があちこちにある


僕はここよりももう少し北の街にも足を伸ばす予定だ
ここから北の町は小規模になり、あまり外国人観光客もそんなにたくさん訪れないような場所になる
このサンルイスポトシはそれらの町に行くための拠点だ

この古さと新しさが混じり合った街をもう1日堪能したら北部のマニアックな町に移動してみよう





