2019年7月31日
お早うございます 朝のデン・ハーグです
今日はここからアムステルダムに移動するんだけど途中にあるライデンという日本に少し縁のある街があるらしいのでそこに立ち寄ってみたいと思う
まずはデン・ハーグからライデンの中央駅まで3.7ユーロ
ドイツやオランダなど中央ヨーロッパの電車は本当に綺麗だ
外はあいにくの雨 ライデンに着く頃にはやんでてくれよ
そんな願いが通じたのかライデンの駅に着いて外に出てみると少しばかり晴れ間が見えていた
ここはあのオランダの有名な画家レンブラントの生地でもある
川の向こうに跳ね橋が見える
オランダはアムステルダムもそうだけど街のいたるところにあのような跳ね橋がある
さてこのライデンという街だけども冒頭でも書いたように日本に少しばかり所縁のある街となっている
ライデンはオランダ最古の大学都市でありライデン大学には日本学科という学科まである
世界で最初に日本学科を設置したのはこのライデン大学だ
シーボルトが同大学で研究していた為、大学やその他付属の機関に彼が日本から持ち帰ったものが所蔵されている
その一端を見れるミュージアムがここだ
日本博物館シーボルトハウスというミュージアム
日本博物館シーボルトハウスの場所はここ
受付のカウンター横には日本に関する書籍がたくさん売られていた
となりのトトロって英語では「マイネイバートトロ」って言うんだね
荷物を受付で預かってもらい入場料を払って早速中に入ってみました
入場料の料金は忘れた・・すいません
最初に小さな部屋でイントロダクションビデオが流れるのでそれを見てから展示室に向かいます
中にはシーボルトが当時日本から持ち帰った品々が展示されている
シーボルトは日本のことを調べ上げていたのである種当時でいうスパイ活動をしていたの事になるのだろうけど、彼は医学を教える度に見返りとしてお金を払おうとする人が多かった中、生活品や美術品をもらうようにしていた
その集めた品々からは彼の個人的な日本への興味や、文化を伝える役割の意識なども伺える
ただ集めた品を内密に母国に持ち帰ろうとした為にスパイ容疑をかけられる事になった
カブトガニまで持ち帰っていたのか
今日本でももうほとんど見ないよね まだ田舎の田んぼとかに行けばいるのかな?
あと同じシーボルトハウスの館内にこんな展示ブースもあった
ジャパンヌード
期間限定とはいえこんな物まで展示もするんだな
シーボルトハウスの小さな中庭には彼の銅像が立っていた
日本に縁を持つライデンのシーボルトハウスを見たことを皮切りにここからまだライデンの街の中にある日本に関するものを探しながら街を歩いてみよう
街を歩き始めてすぐに道の壁にいきなりこんなものを見つけた
2000年に天皇陛下がライデンを訪問していたようだ
その時記念に撮られた写真がパネルになって壁に飾ってあった
天皇陛下までこの街を訪れていたなんていよいよこのライデンと日本の関係は本物だな
いきなりビルの壁に松尾芭蕉
マジかこの街
ホントに至る所に日本を思わせる物があるじゃないか
全部は見て回れなかったけどこういうのがあちこちに隠れるように、時には目立つように施されている
ヨーロッパで漢字とひらがなをここまで見れる街はまずないだろう
・・・とここで少しまた雨が降り始めてしまった
雨宿りと遅めのブランチがわりにライデンの街でパンが美味しいと評判のBakker van Maanenというベーカリーカフェにやって来た
Bakker van Maanenの場所はこちら
おしゃれな店内でかなりの種類のパンを選んで店内で食べることができる
僕は定番のクロワッサンとカプチーノ
クロワッサンは一口かじってからまた写真を撮ってないことに気づいた
昨晩は野宿だったので全然ネットに繋いでなかった為、このカフェで WiFi につないで1時間半ほどネット作業した
そうしてるうちに外の雨もいつのまにか止んでいた
小さいけど落ち着いたいい街だったのでスケジュール的に急いでなかったら一泊ぐらいはしたかったな
ライデンは日本にゆかりある街なのに日本ではほとんど知られてないと思う
そういう僕も5年ほど前にテレビで見るまでこの街を知らなかった
でも知ってからはいつか機会があったら行ってみたいと思っていた
世界一周中にこのライデンに訪問できて本当に良かったよ
さぁそろそろアムステルダムに移動だ
ここからアムステルダムまでは電車でわずか15分ほど
移動を始めたらもうあっという間に自由の街アムステルダム
アムステルダム中央駅着いたあぁぁぁ!
この世界一周で2度目のアムステルダム!
そして人生4度目のアムステルダム!
あ・・・
一昨日と昨日とネットで宿を探してたけど高過ぎて決めれなくてまだ予約してない
まあどっか野宿出来そうな場所があれば2日連続になるけど今日も野宿でいいか
というわけでひとまずアムステルダムの中央駅の大型ロッカーにメインのバックパックを預けました
荷物1つ預けるだけで10ユーロ
アムステルダム厳しいぃぃぃぃぃぃぃぃ
物価に殺される・・
アムステルダムに着いたらまずいつもアムステルダム中央駅から出て目の前の目抜き通りダムラクを歩く
この街に着いたらまずはいつもこれだ
そしてお決まりの場所からのお決まりのこの写真
お、今日も並んでますねマネケンピス
観光客目当てのお高いフライドポテト屋さんです
そしてマネケンピスの真横のデルタホテルが懐かしい
初めてアムステルダムに来た時僕はここに泊まった
そして早速コーヒーショップ
もういちいち説明するまでもないけどオランダでのコーヒーショップというのはコーヒーを飲む場所ではなくて大麻を買って吸う場所
そしてこのどぎついインテリアのヘッドショップ
いなりマッシュルームですか
アムステルダム先輩飛ばしすぎです(笑)
また着いたばかりで気持ちが追いついてません
そしてそんな僕にとどめを刺すようにスペースブラウニーにスペースマフィンですか?
ちなみに知らない人の為に説明しておくとオランダには「スペースケーキ」と言って大麻入りのケーキがあちこちで売られている
このスペースブラウニーとスペースマフィンはそのままだがケーキがブラウニーやマフィンに変わっただけの物だ
街を歩けばコーヒーショップが目に入らないことはないぐらいあちこちにコーヒーショップがある
滞在してるだけで常に大麻の香りをかぎながら生活することになるこのアムステルダム
やっぱり僕はこの自由な雰囲気が大好きだ
そして物価が高いアムステルダムでの食事はこの即席で目の前で作ってくれる中華料理
アムステルダムは外食が非常に高いのでアムスで1000円以内で一食食べようと思うとどうしてもこういう料理になる
いやどっちみち美味いから好きなんだけどね
みなさんチルってますね
ぼちぼち街が暗くなり始めたところで早めに晩飯を食べて今日野宿する場所を決めないと
晩飯は贅沢できないので例のマネケンピスのポテト
でもこれでも確か6〜7ユーロしたと思う
高いよね
そして暗くなってきたアムステルダムの街といえばおなじみのレッドライトディストリクト
そうです「飾り窓」です
ここは男も女も赤線地帯の中を通ってこの国の合法の売春の現場を見れる場所
写真は撮っちゃダメだけどね
さぁそろそろ駅に預けた荷物を取りに行って野宿場所を探し移動するか
グーグルマップを開いて地図を眺めているとアムステルダムの街の中心から南東の方向に東公園という大きめの公園を見つけた
見る限り近くに地下鉄の駅があるのでアムステルダム中央駅から地下鉄に乗って行けそうだ
今日の野宿場所はここにするか
預けてた荷物を回収してメインバックを背負って駅構内を歩いてる時だった
駅構内にあるスーパーから移民っぽい顔立ちの男性が鞄を持って出てきた
その瞬間にスーパーの店員2人がその男性を入り口で呼び止めた
その男性は少し焦った様子で、でも冷静を装って「あ、ゴメンゴメン ついレジを通るのを忘れてたよ」と店員に言った
しかし店員は容赦なかった
その男を引きずり倒して鞄の中からその男が万引きした商品を出し、男性の両腕を後ろに捻じ上げて拘束した
僕が見てきた経験上、その男はパッと見モロッコ人っぽい
こんなところで当たり前のように万引きするんだから観光客ではなくてこっちに住んでいるのだろう
男は警察に引き渡されることを嫌って必死に店員に向かって「 ソーリーソーリー!プリーズ!」と叫んでいる
男は許しを請いながらも店員に3人がかりで押さえつけられ御用となった
人の国に来てこういう盗みを働く輩がいるから他の移民の人のイメージまで悪くなる
悲しい話だ
夜12時過ぎの地下鉄に乗ってWibautstraatという駅に着いた
ここからは東公園まで歩きだ
ちょっと心配なのが大きな公園なんだけど公園の周囲を鉄柵が囲んでいた
これは最悪鉄の門などが閉められて夜は出入りできない公園かもしれない
そう思いながらも公園の入口はどこにあるのかとフェンス沿いに歩いて行く
するとある地点に公園の入り口を見つけた
運よくここは門など閉めない公園だったようだ
大きな公園だが街灯は意外に少なく公園の中はかなり暗かった
10分ほど公園内を歩いてあまり人目につかなさそうな木に囲われた場所にテントを張った
オランダに来てからデンハーグ、アムステルダムで2日連続の野宿
さすがに明日は街の中心に近いところでネットを拾いどこか安めのゲストハウスに泊まろう
真っ暗な公園の中夜中に人が来ないことを祈りながら眠りについた